お正月が苦手/自由意志の感覚
新年あけましておめでとうございます。
おめでとうございますなのですが、何を隠そう、わたくしお正月が苦手です。ルーティーン大好き、日常大好き人間なので、街ぜんたいが浮き足立ったり生活リズムが崩れがちになったりする感じが不安をかき立てるんですよね。
そして何より、クリスマスから続くケーキやら年越しそばやらおせちやらの食事イベントがストレス……。美味しいなって思うし、家族や友達との食事があたたかくて楽しいなという気持ちはあるんだけれど、普段の食生活との切り替えが苦手。心の底から食べたいと思っているわけではないイベント的メニューが続くと、やっぱり食べている感じがしなくなってしまって、過食スイッチが入ってしまったりします。
今年は人生で初めて(かな?)、実家ではなく自分の家で年末年始を過ごしています。家族に顔も見せず冷たいよなとは思うけれど、何だかほっとするし、淡々と過ごせていいなというのが正直な感想。
友達と会ってケーキやバイキングを食べたりもしたので、少し不安もあったのだけれど、不思議と落ち込むことはなかった。食べ過ぎたなと思っても後悔はなくて、堂々と次の食事を抜いてチョコレートとコーヒーでつないだり。こういうふうに自分の感覚にしたがって食べていても、とやかく言う人がいないというのは本当にやすらかなことなんだなと思った。
どんな食事をしていても、どんな身体でいても、誰にも(自分自身にさえ)文句を言われる筋合いはないのだ、と思えることは大事だ。最近気づいたのは、これは食事に限らないのだけど、「やってもいいし、やらなくてもいい」という「自分が100%選べる」という感覚をもっていると楽になるということ。そんなにおなかが空いていないから、食べなくてもいいし、別に食べてもいい。あのグッズかわいいなーって思うけど、買ってもいいし買わなくてもいい。どうせいつか死ぬし。It's not a big deal.
そこには他人の価値判断も強迫観念もない。自由意志の感覚ともいえるだろうか。自由意志があるかどうかについては、熱い議論が交わされると思うけれど、勝手にその感覚をもって勝手に救われるのはいいじゃん?