上京半年日記
転職を機に北海道から東京に引っ越して半年が経ちました。
CLAMP先生のファンにとっては聖地のような場所です。
コロナ前は年に1、2回旅行してライブに参戦したりオフ会をするたびに、住むところじゃなくて遊ぶところだな、なんて思っていた東京で生活しています。
きっかけと引っ越し準備
たまたま目を惹かれた求人にえい、と軽い気持ちで応募したらあれよあれよという間に内定をいただきました。決まるまで誰にも言っていなかったので「おめでとう」よりも「どうしたの!?」をたくさんもらいました。どうしたんでしょうね。
元々積極的に転職活動をしていたわけではなく、今の会社(前職)に大きな不満はないけれどこの先5年10年ずっと働くイメージは浮かばないから転職が視野に入っている程度でした。
幸い「ふじばさんはまだ若いからいろいろな経験をしてほしい」と送り出してくださった元上司のおかげで円満に退職できました。
退職日が決まってからは新生活準備!ここ数年で一番慌ただしかったです。
県どころか海をまたぐ引っ越しは人生初。そして一人暮らしも初めてです。 社会人ウン年目にして新社会人か?みたいな準備期間でした。新社会人の方が計画性があると思います。
やることは山積みでしたがやるしかないのでひとつずつクリアしていくだけです。直線距離700kmを超える引っ越しの部屋探しはどうしたらいいのかさっぱりわからなくてもやるしかないのです。途中、どうしても観たいアニメができてNetflixに入ったりしていたら引っ越し業者が来る当日の朝まで荷造りをしていました。
慌ただしい中で印象的だったことといえば東京行きの航空券を買ったときです。これまで往復の航空券しか買ったことがなかったので、片道の航空券を買ったときが一番引っ越す実感が湧いてきたのを覚えています。
そして無事に上京
翌日に引っ越し業者が来る予定の新居で、荷物はスーツケースひとつ。一式買い換えた寝具は新居に直接届くようにしたので寝る場所だけはありました。布団からベッドに変わったのでマットレスの硬さに慣れるのに数日かかりました。
家具は配置を考えながら少しずつ揃えたので何だかんだ2ヶ月間くらいは荷解きをしたり本棚を一人で組み立てたりしていました。引っ越してから転職先への入社まであまり日がなかったのもありまう。毎週末部屋を整えながら合間に推しジャンルの展示を観に行ったりもして、案外すんなりと東京の生活を始められたのではないかと思います。
ホームシックになることも特になく、気持ち的にも安定していたのはしばらく無職でも生活に困らない程度には貯金があったことが大きかったと思います。実家は裕福な方ではなかったので、仮に新卒で上京していたら生活基盤を整えるのにもっと苦労したかもしれないなとぼんやり思いながら過ごしていました。
東京生活
楽しいです。
好きな漫画の原画展もライブもビッグサイトも博物館も日帰りで行ける生活はカルチャーショックでした。北海道にいた頃は数ヶ月前から航空券を取って有給を使い泊りがけだったのが、休日にフラッと行けるんです。何なら予定よりちょっと寝坊しても間に合います。
博物館で幼稚園児の団体を見かけたのも衝撃でした。私が幼稚園〜小学校で見学したものといえば THE 自然!だったので。ヒグマの剥製が怖かったです。行事で国内有数の博物館に行ける文化の近さに都会と地方の違いを感じました。
車移動から電車移動に変わりましたがそれほど苦労もなく、通勤用のリュックを前に抱えるのにも慣れました。ただ電車を降りてリュックを背負い直すタイミングはいまいち掴めていないです。
あと夏以外は意外と冷えます。
文字通り茹だるような暑さで日傘が手放せなかった夏から一転、冬はしっかり気温が下がり家の中は寒いです。北海道の冬は冗談抜きに凍えるので暖房が必需品ですが、東京の冬は暖房がなくても防寒具でぎりぎり凌げそうな寒さなので暖房を使うタイミングを図りかねています。
北海道はストーブを焚いて半袖でアイス食べるんでしょ?なんてよく言いますが本当にそんな感じでした。今はヒートテックと着る毛布で防寒しながらこの記事を書いています。
生活環境の違いをたくさん感じてきましたが、意外と近くのものが見えていなかったこともありました。通勤で毎日見ていたはずの街路樹がイチョウの木だったことに気がついたのは秋になり山吹色の葉が落ちてきてからでしたし、昨日はスーパーで丸い切り餅に遭遇しました。北海道で食べていた切り餅は四角いのです。東京も四角い圏内だと思いますが北海道で住んでいた街では丸餅を見かけたことすらなかったのでとても新鮮でした。せっかくなので来年の正月は丸餅を食べます。
2023年
人と会ったりライブに参戦したりすでに決まっている予定があるのでとても楽しみです。聖地中の聖地、東京タワーにはまだ行けていないので来年こそは遊びに行きたいと思います。
お気に入りのパン屋に行きます