私がパリに住みたい理由1選
海外旅行が好きだ。
大学時代は年1、社会人になってからは年3欠かさず行っていた。
その中でも一番住みたい!と思った街、パリ。
建物がザ・ヨーロッパなお洒落さで、電車を降り立った瞬間から心が浮足立った。
美術館が多く、そしてどこも現代的で常設だけでかなり広く、無限にはしごしたくなった。
それも住みたい理由としてある、だけど9割くらいを占めるのがこれ。
パンが美味しい。
ホテルの朝ごはんのビュッフェで、初めてパリのクロワッサンを食べた瞬間の感動は、忘れられない。
普段からご飯よりパン派で、米が権威を振るうこの日本でもスキあらばパンに差し替えている。
また、(これはパンに限らずだが)舌がおめでたいので何食べても美味しい。
これらが相まって、選り好みせずにいろんなパンを「美味しい、美味しい」と食べてきた人生。
だけどパリのパンは、これまで数多く食べてきた美味しいパンとは一線を画していた。
少食なのでいつもだったらビュッフェでは大体もとが取れない量しか食べられないが、パリ滞在中はこれでもかというほどクロワッサンを腹に詰め込んだ。
毎日、「またあの美味しいパンが食べられる!」と朝が楽しみで仕方なかった。
思えば、あのときの気持ちが華やぐような感覚は、あれ以来感じられていない。
パンのためだけに移住する。そんなぶっとんだ人生もありではないかと、2年経った今でも時折、パリに思いを巡らせている。
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