浪人ダイヤ改正【#1】
【#0序論】において概要を説明した。
超簡単におさらいすると私の宅浪時代に自分で作成した「時間割」を見ていくぞ、という記事シリーズである。
細かい話が多くて退屈な可能性もあるので、まずは気負わずにサラサラ読んで気になる部分のみ掬い上げる読み方でも良いと思っている。当然ながら、この記事を開いてくれた時点で著者としては既に喜びの対象である。では、進める。
初めに、浪人に突入したまさに一番初めの頃の時間割たちを見ていく。
3/22(月)~4/4(日)の2週間分のカレンダーである。
[A1]とか [B2]というのが、「時間割」の識別番号である。
前回も説明したが、毎週日曜日に、次週(月~日)の時間割を各曜日に割り当てる。特に不具合なければ前週と同じものを使用するが、大抵は勉強時間や休憩時間の見直しを理由に時間割は改訂される。この改定の際、[A1]とか[B2]の部分が改番されるという訳だ。「浪人ダイヤ改正」は、この改訂の軌跡に着目して整理するマイナー路線もいいところな記事シリーズである。
(尚、カレンダー上において、識別番号に「臨」を付してあるもの[臨A1]は、「臨時」を意味する表記で、例えば歯医者に行く予定がある日のように既定の時間割の一部を臨時的に変更していることを示している。当記事ではこの「臨時」についての説明は簡単化のため避ける。何か私用がある日なんだな~くらいに捉えればよい)
まだピンと来なくても、追っていくとそのうち解ると思われるので、早速実際の時間割を見ていく。
初週3/22(月)~3/28(日)に定めた時間割はカレンダーによれば以下の通りである。
月:A1
火:B2
水:A1
木:休
金:臨A1
土:A1
日:A3
つまり[A1][B2][A3]の3種類のみである。
まずは[A1][B2]を見る。
一番初めに作った時間割なので、後の時期に登場する時間割と比較するととてもシンプルな形式である。また、1週間で3種類しか使用しないのも、序盤戦の特徴である。後の時期には、1週間で6種類とかまで増えていくような記憶がある。
というわけでまだシンプルなうちに、「時間割」とはどういうものなのか見ていく。
この時点ではアルファベットの付番法則が分かりやすいのではないのだろうか。
「家」で勉強する日が「A」、
「防災センター」で勉強する日が「B」である。
防災センターとは、簡単に言えば図書館と思えばよい。自習スペースがある公共施設である。
ここで、[B2]の左側縦一列に付してある「コマNo.」であるが、3が無いのは単なる誤植である。個人で作成・使用したものなのでこのような誤植は今後もいくつか発生する。
同じく[B2]について、黄色の付箋で隠されている部分には、自宅から防災センターへ向かうのに利用するバス時刻が書かれているが、個人情報かなと思ったので一応隠す。これ以降の記事も、公開できない部分は何かしらで隠してあるが、浪人ダイヤ改正を追うにあたっては重要な情報でないので気にしなくてよい。
次に[A3]を見る。
夕方止めである点に着目してほしい。これは日曜日特有の設定である。
私の浪人生活では、日曜日は休養と次週の計画立てを兼ねた曜日としていた為、このように夕方止めの設定になっている。日曜日は早上がりのようなものだ。今後もそのようになる。
とりあえず初週なので、時間割とは大体こんなものなのだと認識する程度で構わない。ここからどのように改訂が行われていくのかを追うのが当記事シリーズの主題である。
…といっても、2週目3/29(月)~4/4(日)も特に目立った改訂は行われていない。
月:臨A1
火:B1(New!)
水:A1
木:A1
金:A2(New!)
土:A1
日:A3
新規に導入されたのが[B1][A2]の2種類であるが、これらは前週の時間割を改訂したものではなく、「もともと作ってあった」ものである。
前週、[A1]→[B2]→[A3]であったので、「そうか、番号は順当に123…と増えるんだ!」と思った読者もいるかもしれないが、その認識は実は誤りで、[B1][A2]が「欠番状態だった」という認識が正しい。
[A1][A2][A3][B1][B2]の5種類は一番初めに作成しており、この中から「選んで」使用したということである。ややこしく感じるかもしれないが、特に気にすべき事項ではないので安心してほしい。
さて、遅ればせながら(New!)の[B1][A2]を見ていこう。
まずは[B1]。
[B2]と何が違うのか?
改めて[B2]を見る。
右上が違う。
[B1]は「防災センター(遅)」
[B2]は「防災センター(早)」
つまり帰る時間が遅いか早いかの違いで、その程度である。
浪人最初の頃なので、試行的意味合いが強く、何時に帰るのが気持ち的に楽なのか、複数パターンを試しているのだと思う。
さて、次は[A2]を確認する。
どういう訳だろうか、紙の左上に「×」が付され、紙全体に大きく斜線が引かれている。他の時間割と比較して使用された形跡がない。
…これは、「差替え」が為された時間割なのである。以下の資料も残されていた。
先に様子がおかしいと述べたものと同じ日付だが、こちらの紙の左上には「差替」の文字、コース番号は[A1]の時間割であり、こちらは使用された形跡がある。
きっと[A2]では不都合が発生し、直前で[A1]に変更したのだろう。
しかも、この後の記録を見ても、差替え前の[A2]が使用された形跡が存在しない。つまり[A2]は作成だけされて結局使用に至らなかった幻の時間割なのである。
作成だけされて使用されなかった幻の時間割なんて事実が発覚すると、なんだかワクワクする。こういうの好きである。浪人ダイヤ改正はこういう楽しみ方もある…とは過言だろうか。これが楽しいと思える読者は果たしてどの程度居るのだろうか。
今回はこのあたりで終わりにする。
ところでこの時間割の他に、浪人時代つけていた日記も残っていた。
今回扱ったのは初週~第2週であるが、この期間の日記でなんとなく気になった所を最後に紹介する。
どうやら勉強中の音楽はあまりよくないと認識したらしい。スマホを触ったことに対する後悔の念も表れている。現役時代でなく浪人入ってから気付くの遅いだろうと読者がツッコみたく気持ちは分かるが、まあそう怒らずにカワイイものだと思ってほしい。
この”カワイイ気付き”は、浪人終了の1年後に読んだ本に科学的で明快な説明が書かれており面白かったので、これも紹介して終わることにする。
こんな自己満記事にここまで付き合ってくれた人に感謝する。
次回以降も引き続き自己満していく。
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