うつを抱えての子育て②
私、うつが顔を出すと“なんでだろう地獄“になるんです〜で終わった前回の続きです。
うつとの付き合い方と子育てにおけるスタンス
保育園には通わず家庭で子どもを見ているわが家では、体調が悪いからと言って子どものお世話をしないわけにはいきません。
幸い実家が近くにあり、本当に困った時には助けてもらえる有り難い環境ではあるけれど、みんな仕事をしているので、どうしても自分1人で娘を見なければいけない時間が多くなります。
心療内科に通いながら、私なりにうつと上手く付き合って子育てをする工夫をしています。
▶︎“調子が悪くなってから気づく傾向にある”と自覚した
調子が悪いときはなるべくタスクを減らして意識的に休むことが必要で、そのことを夫も理解し協力してくれています。
調子が悪くなり始めているときなら少し休めば良くなるものが、完全に落ちてしまってからだと回復にも時間が掛かってしまいます。
だからなるべく早いうちに休むことが必要なのだけれど、具合が悪いかも、と悪化している途中で気づくのが苦手。
そしてそのこと自体、気づいていませんでした。
しかし、繰り返し経験し夫に相談する中で 調子が悪くなってから気づく傾向にあることを自覚したのです。
すると以前より自分の体調の変化に敏感になり、早い段階で「ちょっと調子悪いかも…」と夫にSOSを出せるようになりました。
▶︎調子が悪いということを受け止める
抗わない。
気のせいか、と無理をすると、無理した分しっかりつけが回ってきます。
厄介なことに、利息まで増えて。笑
だから、調子が悪いときは、「なんでだろう〜」と思うし分析もしてしまうけれど、答えが出なくても「今はそういうときなんだ」と受け止める。
調子の波があるのは自他ともに明らかなので、不調の波が来てるんだな、と。
時間が経てば波は引くし、波が引けば体調も戻るし。
ある意味諦めてるのかも。
でも、これができるようになったのは自分でも成長だと思います。
▶︎調子が悪いときは、最低限の生活が回ればOK
調子が悪いとき、何がつらいって、子どもと目いっぱい遊べないこと。
キラキラした目で「ママ!」「遊ぼうよ!」「かまってかまって!」と言いたげに近寄る娘を横に、鉛のように重たくなった体を起こせず「ごめんね…」と謝ること。
これが、ものすごく、しんどい。。
本当は絵本もたくさん読みたいし、いくらでも抱っこしたいし、こちらを伺ってにやにやしながらかくれんぼする娘に気づかないふりをして近づきたい。
本当は、全力で応えたい。
のに、できない。
これはとってもつらいのだけど、どんなに頑張りたいと思ってもダメなときはダメ。
信じてもらえるかわからないけれど、精神論じゃ利かないのです。
出来るならやってるもの。
…って、つい横道に逸れちゃった。
要は、ダメなときにあれこれやろうとしないこと。
出来るときにやればいい。
出来るときにやるしかない。
朝起きてきた子どもをなかなかお着替えさせてあげられなくても1日くらい大丈夫だし、ベビーフードに頼ったって全然いいし、ひとり遊びをしてくれている子どもに危険がないようにだけ見守ればいいし、家事なんか後回しだってなんとでもなるし、なんとかおむつ替えして、パパが帰ってくるまで子どもを守れたらそれで良いじゃない。
※ そういう状態が何日も続くようであれば、保健師さんや、ファミリーサポートなど外の助けを得ることも大事。前述しましたが私は幸い実家が近いので、ファミサポのお世話になったことはありません。ただ、思うように動けない状態で娘と1対1で過ごすことが不安…というより娘に申し訳なさ過ぎて、保健師さんに電話相談したことがあります。
▶︎調子が良いときには
ここぞとばかりに!と言うわけでもないですが。
ふつうのママです。
(ふつうって何?というのはちょっと横に置いといて。)
娘のおしごとを微笑ましく見守りながら、ときどき「そのへんで勘弁してー!笑」と止めながら、日々成長する娘が愛おしくて、可愛くて仕方ありません。
お外遊びに目覚めた娘が「ママお外行こう!」とばかりに靴を持ってくるので、「もう少ししてからにしない…?笑」なんて思いながらも娘のやる気を無駄にしないよう上着を羽織る私です。
ちなみにプロフィールにもあるように、最近の関心は娘の知育。
知育についてネット上で調べたり、本を読んだり、ときどきおもちゃを手作りしたり。
この辺はメモ代わりにまた記事にしたいと思っています。
最後に。
もし、同じようにメンタルの不調を抱えている方が読んでくださっていたら。
お子さんを生かしているだけで1日よく頑張った、よくやったって、褒めてあげてください。
そして、エネルギーがいるけれど、どうか「助けて」ってSOSを出してください。