本からは何にも得たくない
最近会った人が、本は何かあって元気がなくなった時に薬のような解決の言葉やきっかけを探すために読んでいる、と話していて驚いた。自分にとってポジティブな何かを得るために、本を読むというのだ。私は全く逆なのでそれをどうにか言葉にして伝えてみたら、両者ともこういった食い違いを楽しんで面白がれる質だったようで遠慮なく「えー!まじで⁈」と言い合った。そして物語を全く読まないという事にも驚いた。『違国日記』の塔野弁護士のように、そんな人が存在することは知っていたけれど、実在として出会った