【国試勉強】細い血管の血管炎まとめ
こんにちは。医学生のすりふとです。
現在国試、マッチングに向けて勉強中です。
本日は、個人的ごちゃごちゃしてならない疾患ナンバーワンとの呼び声の高い血管炎についてまとめていきます。
そして、今回は細い血管に起こりがちなやつをピックアップします。
細い順に
・顕微鏡的多発血管炎(MPA)
・好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(EGPA)
・多発血管炎性肉芽腫症(GPA)
・結節性多発動脈炎(PN)
となっております。
全てに共通して、
発熱、体重減少、関節痛、白血球↑
腹痛、消化器出血、マルチモノニューロパチー
がみられます。
重要なキーワードを整理していきます。
顕微鏡的多発血管炎(MPA)
・MPO-ANCA陽性
・肺胞出血→血痰
・急速進行性半月体形成性腎炎
・紫斑
・抗甲状腺薬の副作用でなる可能性あり。
・ステロイド+シクロホスファミド
好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(EGPA)
・MPO-ANCA陽性
・肉芽腫→IgE・好酸球↑
・気管支喘息、好酸球性肺炎
・腎障害なし
・脳出血
・紫斑
・ステロイドが著効(神経症状には大量γグロブリン療法)
多発血管炎性肉芽腫症(GPA)
・基本PR3-ANCA(c-ANCA)、MPO-ANCAもあり
・副鼻腔炎(→鞍鼻、鼻中隔穿孔)、肺の空洞病変、半月体糸球体腎炎
・他に、側頭骨の炎症(→難聴、眼球突出、複視)
・ステロイド、メトトレキサート
結節性多発動脈炎(PN)
・胸膜炎
・弓状動脈の炎症→糸球体壊れ、腎性高血圧
・脳出血、梗塞
・紫斑と潰瘍(出血と梗塞)
・網状皮斑
・ステロイド、シクロホスファミド
・予後悪い(心不全、腎不全、消化管出血)
まとめ
ごちゃごちゃしていて覚えるの大変ですよね…
太い血管の血管炎はまた明日まとめます!
読んで頂き、ありがとうございました。
♡を押して頂くと、筆者の最近の抱負が見れます。
それではまた明日!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?