付き合うって難しいなあとかいろいろ考えたときの話を書いています。優しい正しい人間になりたい。

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女が嫌いな男の話

あまりにも愛されずに育った男と出会ってしまった。 もしかしたら愛されたことはあるのかもしれない、でもそれを感知する能力が決定的に欠如したまま育ってしまったから、彼にとっては変わらない。 なんせ母親が悪い。性格も悪いし絶望的に頭が悪い。公立病院に勤め続け金儲けに走らなかったが世界的な名医である彼の父親の妻は専業主婦だったのに、料理もそこまで上手くなくインテリアの趣味も良くなく、暇を持て余していたらしく習っていたという家中に飾ってある彼女の絵はそれぞれただ仕上がっているだけで

    • どうして貴男は

      付き合っていないけど一線は超えた男がいる。一線を越えたのに付き合ってはいないとも言える。 私は今になって冷静に考えればこそ、誰かと交際(※順調に独占契約のもと交流を続け将来を見据え共同で生活を築く関係の発展)をしたいとまでは思わないが、もともとは興味を持った異性と性的関係に発展し交際を継続させる方針で生きてきた。 失敗に終わらなければまあ結婚するかな、式は特に興味ない、子供は私は積極的に欲しくないが相手がどうしてもと望むなら条件を話し合って要交渉、と思っていた。 別に「いや

      • 口論解決フローチャート

        口論解決フローチャートです。口下手で自分の意見を言いにくい、相手の発言をどうとらえどう返せばいいのかわからないときに使ってください。 A. 相手を傷付けることを言ったとき、自分の視点では傷付ける意図はなく、思ったことを言った 傷付ける意図はなく、思ってもいないことを言った 傷付ける意図があり、思ってもいないことを言った 傷付ける意図があり、思ったことを言った ①傷付ける意図はなく、思ったことを言った 1-1. 発言内容は譲らないが、傷付ける言い方であったのなら表現

        • 狂った男のミソジニー論

          今付き合っている恋人が、もともとやばいレベルの精神障碍者で、今は多少マシになったけど認知の歪みが激しいから彼の一人演説ショーを聞いててもイライラするのに定期的に女への恨みの矛先を私に向けられるので困る。 最近のハイライトは、一緒にスポーツジムに行きそれぞれ1時間運動した帰りにロッカー前に集合して帰り支度をする際に投げつけられた暴言です。 「性別上の平等を守ろう」「男ばかりが疲弊するこの社会は間違っている」「もう男でいることに疲れた、医者に行って去勢してもらいたい」から始ま

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        女が嫌いな男の話

          人間的に魅力的

          数週間で急に距離が縮まった相手がいる。 私の視点ではとても急展開なのだけど、相手の視点からはどうだったのかの答え合わせはまだできていないのでわからない。 私は出入りの業者で、とある企業の社員に専門的なスキルを教えるため外部から来ている。フリーランスで不安定、その分野のスキルは高い、しかし私が教える社員は安定した企業に勤める安定した正社員で、研究者気質で変わり者が多く非常に頭が良い。 彼らに対してコンプレックスを抱くような、違う世界の人間だと見て不思議な感覚になるような、私

          人間的に魅力的

          XXさん考察と、そこからの哲学まとめ

          (2年以上前にマッチングアプリを始めて2か月くらい経ったころに書いたものが出てきたので少し手直しして公開、8000字以上あって意味がわからないくらい長いです。私はその時の気持ちを思い出せるので読み返して面白い。) *** この人は私のことなんか見ちゃいない、誰でもいいから程よい外見で程よい知性の、自分を否定しない可愛がらせてくれる対象がほしい、さみしいから。 でも誰でもそうだろうそんなの、私だってそうだ。 私にとってこの人は短所を凌駕する長所がある。他の人にとっては長所

          XXさん考察と、そこからの哲学まとめ

          好きな気持ちで魔法が終わる

          少し前まで私はとても強かった。 俯瞰してものを見、多角的に観察し考え、自分の感情などないかのように物事を純粋に扱い最善策を見付け実行するということを優先していた。 「事実がこうである以上、それを嫌がるのは無意味で時間の無駄なので、すぐに受け入れ、その事実に適切に対処しよう」という機械がはじき出した計算のようなプランを実行することができるのは私の強みだ。 旅先でパスポートを紛失しても「まず大使館に行くか、なるほど再発行には盗難届が必要なのか、では警察署に行くか、その前に経緯をま

          好きな気持ちで魔法が終わる

          フィクション

          ずっと人間が嫌いでした。私の本質はあまり優しくないです。しかし意地悪な心もゼロと言っていいほど存在しない、つまりあまり他者に興味がないのでしょう。 子どもが嫌いでした。今も好きではないのだけど、理由と言うか正しいカテゴリーがわかりました。個人として意見を言い個人として私と真面目に交流してくれない存在が嫌なのです。小さい子供は飽きやすく興味が移り変わり、影響力の強い親の元にすぐ戻ってしまうものだから、個人としての意見を発展させ私に見せ続けることがありません。もう少し大きくなる

          フィクション

          私は死にたいわけではないので

          生きるのが辛くなる、定期的に、漠然と。 そういう気持ちのときは芸術に触れると生き返るし、そういう時期は感受性豊かに芸術が心に染みる。歌の旋律や歌詞に震えたり、絵の技術を愛し絵を描きたいと思う気持ちが暗い死の淵を覗き込んでいる私を引き上げたり、もっと単純に、日の光とそこに照らされる服の色のコントラストを素晴らしく綺麗だと思ったり、花や植物の生きている様をしみじみと美しく尊くしのんだりする。 それで生き返れれば良いし、今までも視野が狭くなり世界が暗くなり疲れて動きたくなくなり

          私は死にたいわけではないので

          いづれによっては遺書(ただしまだ死なない)

          彼の病的な状態が見えたとき、そして彼から私に対する思いを打ち明けられた当初、私は言語の壁、文化の違い、育った環境に起因する価値観の違いにより日常的に満足いく話し合いができていないことが貴方がた夫婦の問題というか、その関係の中の彼の不満なのだと思っていました。 そして私と性愛の関係になりたい(彼の語彙では愛人ですが私は気に入らないし納得していないので私の語彙ではセックスフレンドのほうがまだ近いです)という部分も、貴女には受け入れられない価値観のプレイ等を他所で解消したいという願

          いづれによっては遺書(ただしまだ死なない)

          久しぶりに死を覚悟した話

          軽率な行動で大問題を巻き起こし、この渦中にいるのが辛すぎてこれはなるべく早く自らの意志で消えてなくなったほうが被害が少ないのではと考える羽目になった。もうここ数年は死んででも逃れたいと思うことはなかったのに。 仕事で奥さんと知り合い、奥さんが別の仕事のために私をその人の旦那さんに紹介し、数か月メールでのみやりとりし、一度オンライン会議で初めて顔を見て話し、さらにその数か月後に本当の初対面を果たすこととなった。 パソコンのカメラを通じて初めて男の顔を見た感想は「怖い」。強面

          久しぶりに死を覚悟した話

          片想い

          好きな人がいるけど、最近会ってまた少しつらいような悲しいような気持ちになった。それ以上に好きではあるのだけど。 彼が私を好きかどうか考えると、私に対して良い感情は間違いなく持っている。「愛情、愛着」「尊敬、感謝」「気遣いをしたい、手助けをしたい、役に立ちたいという気持ち」はある。それに加えて私達は多くの場面での価値観、映画の趣味や考察の仕方も合うので、一緒に時間を過ごすのは快適だ。 彼が私に対して持っていない感情は、「独占欲」「愛おしいと思う気持ち」「気を引きたい、気に入

          片想い

          昔の話

          昔の恋人に下らない嘘を言って傷つけてしまったことを突然思い出して、今泣いてしまった。 7年くらい前のことなのに、彼が固まって静かに泣いたその場面はよく覚えている。それを突然思い出したのは多分、昨日彼と会っていたからだろう。 5年の同棲生活を終え、別れた私達は幸いなことになんとか友人関係を続けることができている。私達は時々彼の家で食事をするし、共通の友人達と出かけるし、家族が来ているところにも顔を出すし、夏の恒例行事だった旅行に別れたあとも2度一緒に行った。性的なことは何も

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