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プラスチックの海
小学生のころ、夏になるとザリガニやお魚、カニをとりにいった。
大人になった私は思う。
「あの頃は良かった。」
子どもたちと私が昔遊んでいた川で魚取りをする。あの頃いたザリガニはもう居ない。お魚も少なくなっている。
この年月で何があったんだろう?
最近ちょうど疑問に思っていたことだった。
何があったんだろう?
なんて、他人のことのように思っていた。
自分のせいである。
喉が渇いたら、ペットボトルのお茶を買う。
お腹が空いたら、コンビニでおやつを買う。
快適で便利な車に乗って、ドライブをする。
楽で、たのしくて、簡単で便利。
私がペットボトルのお茶を飲んでいるとき、
コンビニのおやつをたべているとき、
海や川の生き物はプラスチックを食べていたのかもしれない。
プラスチックから生まれる毒は、生き物の身体の中を汚染する。
生き物を捕まえて、観察をしたあと
「また遊ぼうって川にかえしてあげよう」
と言っているけれど、
それだけではダメなんだ。と思った。
「あの頃は、よかった。」って
10年後の私はまた言っているだろうか。
子どもたちもまたそう言うのだろうか。
私たちが楽して生きるために使うプラスチックの為に、生きる事を許されない生き物がいる。
私たちはプラスチックがないと、生きていけないのだろうか?
いま一度、考えたい。そして、見直したい問題である。
今までドキュメンタリーを幾つかみてきて、
観ている途中から「なにができる?!」「なにかしたい。」とすぐに意識が変わったのは初めてかもしれない。
それだけ重要で、身近なことであると感じる。