JKの恐喝に遭ったJCの私が逃げられた訳
中1の時、高1のヤンキー女子からカツアゲされました。カツアゲって分かります?今言えば恐喝です。私がぴちぴち中学1年生の頃、もう遥か昔ですが、とても鮮明に覚えています。
学校が終わって小学校時代の同級生と3人一緒に帰る下校道、生垣の向こうから強めに声をかけられました。「ねぇ、ちょっとお金持ってなぁい?」
つい最近まで小学生だった私たち。中学校は小学校の学区外、公立小学校の子供にとって、学区外の住宅地ってちょっと未知の領域だったりしませんか。
私たちはそんな恐喝するような人たちに出会ったこともなかったので、一瞬時が止まりました。
生垣から姿を現したのは女子高生2人組。見るからにヤンキーな彼女たちは、中学校を卒業したばかりの高校1年生。彼女たちと同じ小学校ではないため、私たちはその女子高生の存在を知りません。
早く帰りたいのに、グチグチと「ダレ先生なの?」「私たちのこと知らないの?」「喉が渇いた」と話はループ、全く終わりません。どうしたものかと困り果てていたその時、近くを原チャリに乗った男子高校生が通り過ぎました。
彼はこちらに気づかずただ通り過ぎただけでしたが、女子高生2人は彼を見てキョドりがちに。そして実は私はその彼を知っていました。そして思わず名前を呟いてしまいました。「あ、Jくん・・・」
すると女子高校生2人が「え!?」と、めちゃめちゃ驚いた顔で私を見るのです。「彼を知ってんの?」と。
「Jくん、私の家の上の階に住んでて、小さい頃から仲が良いです」
そう、通りかかったJくんは上の階に住んでいる、学校ではちょっと、、、否、かなりヤンチャな兄ちゃんでした。ご近所内ではヤンチャ君と言われていたようですが、中学に入るまではそんな事は知らず、ただ遊んでくれる兄ちゃんでした。
そんなJくんと私の繋がりに驚いた、JK2人。片方が何とJくんと付き合っていたようで、とんでもねー奴を恐喝しちゃったと、やっちまったなぁとw
2人から「絶対、Jには言うなよ!」と念押しされ、そそと帰って行きました。
すごい昔の話なのに、このことは鮮明に覚えています。私もJKに対して偉そうに「大丈夫ですよ。言いません。」と上から発言をした記憶があります。
こうして、ぴちぴち中学1年生の私たちは無事、恐喝(カツアゲ)から逃げることができたのです。これもバッタリといえばバッタリ。こんな事もあるんですね。