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研究室配属で自分の弱さが露呈した話

大学3年生の私は、最近、

・研究室配属
・就活
・地域活性化のボランティア
のなかで、
自分に対して、失望というかやるせなさというか言語化しづらい感情に支配されている。


なぜなら、タイトルにある通り、私には

こだわり


がないからだ。


こだわったり固執したりしないことで、不測の事態に備えようと予防線を張る。
いつからか、そういう感じで生きてきてしまった。

たしかに、このこだわりのなさは私をさまざまな場面で救ってくれた。

他人に選択権を預けることで相手が喜んでくれたし、それで自分も納得することができた。

けど、それがかえって仇になって私に迫ってくる。
そんな出来事が最近たくさんあった。



研究室配属と私

私の学科では、3年前期になると4年次以降お世話になる研究室の配属が決まる。

しかし、研究室には定員が存在しており、希望者全員がそこに所属できるわけではない。

だからこの時期になると希望者同士で話し合いをしたりGPAという成績評価基準を使ったりして、ある種の争いを繰り広げることでやっと研究室への配属が決まる。それが私の学科のやり方だった。

そんな中、私は定員超えの人気研究室に手をあげてしまった。

そして、「誰がそこに残るか」の話し合いで私はいろいろ後悔することになった。


端的に言えば、私は

部外者だった

私自身、自分のやりたいこと(どのような研究をしたいか、なぜここを志望したのか)があって志望した。
ほかの人に負けないよう、強気でいく決心もしていたつもりだった。

でも、まわりの希望者は

「ここでなければ研究できない」とか
「博士課程まで頑張りたい」とか
「研究室には3回訪問してじっくり話を聞いた」
とか

想像を上回る強気な姿勢で、私を圧倒させた。

しまいには、

「あなたの研究はここではできないんじゃない」
「興味が違うから、仲間内で研究に取り組むこの研究室ではあなたをサポートはできないよ」

と言われてしまい、もう折れるしかなかった。

たぶんみんな、ほかの人の気持ちをどう変えるか、意識を逸らすか必死だったから、仕方がない。
だって私は大学院に行く気もあまりないのだから。

けど、さすがに辛くて帰り道泣いてしまった。

自分でもなんで涙が出るのか止まらないのか戸惑ったけど、とりあえず自分がやるせないのはわかった。

あの空間が苦しくて仕方なかった。


自分の意思を貫けない、そのための努力を惜しんだこれまでの日々を少し悔いた。


頑張っている人と私

私は、自分を低く見積もるところがある。

たとえば、「最近忙しい」ということすらも気軽に言うことができない。
忙しいのはみんな同じでしょ、私が忙しいのはうまく時間を使えていないせいでしょ、と思ってしまうから。


けど先日、先輩と話したとき、
「最近ちょっといろいろあって」
と濁したところでボロが出た。

「具体的に、なにが?」

そう聞かれて、私は何も答えられなくなってしまった。

本当は、レポートや就活関係のいろいろ、授業の復習だとか、個人的にやりたいこととか沢山あったし、それを全部伝えたかった。

けれど、これらは私が家でうまく時間を使えていないために達成できていないものでもあったから、朝6時〜夜7時までバイトに研究室に励む先輩を前にして、打ち明けることができなかった。

結局、私は何も言語化できずに先輩を困らせてしまっただけだった。

この日、こだわりという観点でいえば、
この先輩の熱量と自分との熱量との差でも落ち込んだ。

先輩(地域活性化ボランティアの)は、今の活動をどうしていくか、どうしていけば良いのかがはっきりとわかっていて、それをどうすればいいのか言葉にして私に丁寧に教えてくれた。

けど、私はそのボランティア自体も、自分に自信をつけたいというような「興味ではない」ところから始まったから共感できないことも多くて、活動への熱意というか、こだわりの無さに自分自身ダメだな、と思った。

ダメだな、というより客観的にみて劣っているなという感じ。

歳の離れた人と比べたからかもしれないけど、私はそのとに自分に愕然とするしかなかった。

やりたいことがないために、人を困らせたり戸惑わせたりすることに、私は申し訳なさとやるせなさを感じた。



そんな私である。

こだわり

ほど、いまの私が欲しいものはない。

これまで、

どっちでもいい あなたがよければ。

というスタンスで生きてきてしまった。


だから、いま私は自分への自信もやる気も恋人さえも失ってしまった。


私はこれからどうしたらいいのだろう。

就活も自分ではやってみているつもりではあるが、どこに行きたいのか、自分が何に興味があるのか、そもそも、将来何がしたいのか、わからない。

「いつまで生きてられるかな。」

そんな気持ちがいつも心のどこかで私を苦しめている。

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