オモムロニ#3 ほめる・認めるより伸びる方法なんてあるんだろうか
うちには、1歳と3歳の姉妹がいるのだけど、3歳の長女はどちらかというと絵を描いたり手先を動かす遊びがお好みのようで、体を動かすのがおっとりしているというか、そんなに得意じゃないように見える時がある(まだ分からないけどね)。
でも、でんぐり返しをテレビで見たら、「やってみたい!」と言うので、布団の上で、手伝いながら、クルンと一回転させてみたら、大はしゃぎ。
「もう1回!」と2回目をやったら、1回目よりずっとスムーズになった。笑いながらやっているから、いい感じに力も抜けて、体がしなやかに自然に動く。
そして、「もう1回!」「もう1回!」といって何度も。
最後は本当に上手になっちゃった。
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僕の世代は、まだ子供が多い時代で、部活でも水を飲むなとか、ちょっとした体罰とかがあったギリギリの世代だと思う。
野球部だったけど、試合の時なんて、野球自体よりエラーしたら怒られる方に意識のほとんどがいっていた気がする(笑)
今のようなかたちで、先生が生徒(保護者を含め)を気を遣っている時代ではなかった。
これは仕方ないと思う。人数が多いから全体の統制をとるにはそうしたことが必要だったと思う。
でも、それを成功法則として扱うのはちょっと違うのかもしれない。
どんな方法でも環境でも成功者というのは出てくる。
もっと伸びたかなんて誰にもわからない。
だから、もっといい方法はいつでも探すべきなのだ。
僕が受けた教育が良くなかったとは思っていないけれど、やはり「失敗を避けること(怒られる・否定されるから)」が、わりと深いレベルで刷り込まれいるなぁと感じることはある。
失敗しちゃいけないの意識は、実力を出す大きな妨げになる。
失敗のそのものに意識が向いてしまうから失敗を引き寄せてしまいがちだし、そもそも力が入ってしまって柔軟性と臨機応変さに欠けてしまう。
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やってみる。
褒めらえる。
嬉しい。
楽しくなる。
もう1回やりくたくなる
もう1回やってみる。
なんか少し上手くなった気がする。
褒められる。
もっと嬉しい。
もっと楽しくなる。
もっとやりたくなる。
もう1回やってみる。何度もやってみる。
どんどん上手になる。できるんだと確信めいたものが生まれてくる。
こんなループで、反復できたら、もう最高なんじゃないか。
そしてスポーツでも勉強でもビジネスでも、本当にうまくいく時ってこれに近いループが生まれている気がする。
そして、最後にできたこと自体より、やったこと・頑張ったことを認めてあげる。
そうしたら、最高の気分で明日も頑張れるじゃないか。
生きる喜びってこういうことだよなぁ。
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さて、今日も楽しく過ごしましょう。
できるってゴールは実は曖昧だよね。
オモムロニ12時は、「好きと楽しいを見つけて育てる、今日がちょっと楽しくなるヒントを。」をテーマに、平日12時に記事をアップしている noteマガジンです。是非あそびに来てね。