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【和歌山】紀三井寺~木の国の名水と龍神さま

時間ができたのであまり混まなくて、ゆっくり歩ける場所に行きたい。
できればまだ行ったことがないところ…と考えて浮かんだのが紀三井寺

観光地として名前はよく聞いていたのに、行った記憶はなくて。
調べるとJR和歌山駅から乗り換えてすぐの紀三井寺駅下車、駅近の行きやすいお寺でした。

和歌の浦

めずらしくこちらでは外国人観光客には全く会わず、空気はのんびりゆったり。
境内には約500本の桜の木があるようなので、春が一番賑わう季節なのかもしれません。

周囲には、おしゃれなカフェが数軒あります。
紅茶好きならきっと行きたくなる可愛いお店もあって、午後からはまた違う世界でゆっくりできました。
※のちほどご紹介あり。




◆紀三井寺

奈良朝時代(770年)唐僧・為光上人によって建てられた、救世観音宗(ぐぜかんのんしゅう)の総本山だそうです。
日本名水百選に選ばれた三つの井戸があることから、名前がついたそう。

右手に高齢者用のケーブルカー

階段が多いので小さなケーブルカーができたようですが、徒歩で登る人は現在のところ、拝観料は0円とのこと!

こんなに大きなお寺で拝観料をとらないなんて・・びっくりです。
※特別拝観や展望台など、別途料金が必要な場所はあり。

いい感じの閻魔さん!

聞いてみると7,8分で登れるとのことだったので、これは徒歩で大丈夫そう。


クスノキをお祀りする白蛇大明神
龍王社

樹齢400年の大クスノキを祀った龍王社


六角堂
真言宗のお寺だったので多宝塔も

展望台まで上がると、淡路島まで見える景色も壮大でした。

海もすぐそば


◆日本名水百選「三井水」

紀三井寺の名前の由来となったという、三つの名水をまわってみました。

まず入ってすぐ正面にある、清浄水

清浄水

そして行きの階段の右手、ケーブルカーが通る下あたりに楊柳水
目立たない場所だからか、誰も来ていませんでした。

楊柳水

楊柳水では蛇口からお水をいただけるようになっていたので、ペットボトルにいただいて帰りました。


山門を出て5分程住宅地を歩き階段を昇ったところに、3つ目の吉祥水がひっそりとありました。

吉祥水

今はここからの水は出ていなくて、右手の場所から少し水が流れていました。

ここでも誰にも会わなかったので、名水めぐりをする人は少ない様子。



◆カフェ・Dix-Huit(ディズウィット)

グーグルマップでランチ休憩の場所を探してみたところ、吉祥水からさらに歩いたところに、30種類の中から好きなだけ紅茶をいただける『ティーフリー』ができるお店を見つけました。

住宅地の中の隠れ家といった感じで、入り込んだ場所にあったので気づかず、一度通り過ぎてしまう!

この看板が頼り!
おしゃれな店内

倉庫を改装したという店内はむちゃくちゃ素敵で、この日は空いていました。この空間でゆっくりできるなんて、贅沢〜!

迷うことなく、『ティーフリー』をつけられるメニューに。
カップ1/3ほどの分量の紅茶を入れてくれて、飲み切るととすぐ次の種類の紅茶を準備してくれます。
もう飲めませんとストップをかけるまで、次々と紅茶を作っていただけました。

混雑する休日は時間制限があるようですが、平日のこの日はとても空いていて、10種類以上飲ませていただけたと思います。
全て販売もされているので、気に入った紅茶は買って帰ることができました。

異空間でいろんな香りの紅茶を堪能できて、とても幸せな時間を過ごせました♡


◆おまけ

何気なく撮った和歌山の空で、あれ?と思った1枚がありました。

飛行機雲でもない細長い雲は何雲?なのか知りたくて、調べてみたら『地震雲』!

え?とドキッとしましたが、確かにこの2日後、能登半島震源の地震が起こりました。大阪もめずらしく震度3や震度2、結構ゆらゆら揺れて、今までとどこか違う、と感じた地震。

地震雲を遮るように立ち昇る

なんだか有難いような、気持ちになった雲でした。



この前日に行った、近くの紀伊国一之宮『三社めぐり』とねこ電車についてまとめた記事はこちら。


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