【鳥取滞在記】観光編『ループ麒麟獅子』
会ったことがない『ひいおばあちゃん』の足跡をたどるため、鳥取に向かいました。
鳥取というと、鳥取砂丘以外の観光地は思い浮かばなかったのですが、想像以上に見どころがたくさんありました。
ここまでの流れは、前回記事をご参照ください。
お隣の島根にも行きたかったのですが、電車やバスだと思ったより時間も費用もかかることがわかり、今回は鳥取市内だけに集中。(鳥取市のみに2泊3日する人は、あまりいないかも?)
天気予報では、初日だけ快晴。
鳥取について全く知らないので、まずは市内観光をしておくことにしました。
◆ループ麒麟獅子
鳥取駅からは土日祝運行の『ループ麒麟獅子』1日周遊券を使えば、広く鳥取市内をまわれるようです(観光各所での割引付き)。
大阪朝7時発の高速バスを使って3時間、10時20分には鳥取砂丘に到着。
思っていたより近い!
因幡国一の宮・宇倍神社のお祭りには麒麟獅子舞という舞があって、霊獣・麒麟のまち、だそう。(知らなかった!)
◆鳥取砂丘
まず、みんなが行く鳥取砂丘。
周遊券割引で片道・往復でも同じ値段になるので、とりあえず往復券を購入しました。(結局バス停を戻ることになるため、時刻表を見て片道利用に。)
砂丘は見えないけど鳥取の気持ちの良い風を感じることがでるので、リフトはおススメ。
混雑は少ない鳥取市内ですが、休日なのでラクダとの記念撮影は朝から行列。あきらめました。
みんなが登る『馬の背』には行かず、体力を消耗しなさそうな右側の草が生えている場所を選んで歩いていきました。(季節の良い時期は、裸足で登るのも気持ち良さそう。)
それにしても日本でここだけ砂丘ができるのは、説明を読んでも不思議!
今年は穏やかな海を見る旅が多かったのですが、ここの風と波は結構激しい印象。
厳しい自然環境を生き抜いてきた昔の人の生活を、ちょっと想像します。
今となっては鳥取にとって大切な観光資源ですが、強風が吹くと砂は巻き上げられて町へ運ばれる、過酷な環境だったようです。
住民の日常では、砂との闘いがあったのでしょう。
砂丘はもっと広くあったのですが、植樹を続けて『らっきょう』の栽培にも成功し、現在では一部分の砂漠を残すのみ、となったようです。
『砂丘会館』周辺はいろんなお店があって、ランチを選ぶのも楽しい場所。
人気の海鮮丼を食べたかったのですが予約が必要らしく、ビジターセンターで教えてもらったおしゃれなお店でゆっくり休息。
このあと梨農園『さんこうえん』さんの梨ジェラートをおいしくいただき、再び周遊バスに乗りました。
◆かにっこ館
次に降りた『かにっこ館』周辺には道の駅のようなスーパーがあって、あとから思えばここが一番魅力的なお店でした。
梨をお土産に買いたかったけど、初日だったので我慢ー!
◆湖山池
最後に日本一大きい池がある、『湖山池ナチュラルガーデン』で下車。
池周辺は地元の方の散歩コースにもなっているようで、とても穏やかな素敵な場所でした。
◆日吉神社
比叡山坂本の日吉神社は大好きな神社なので、同じ名をもつ近くの日吉神社まで歩いてみました。
予想以上に住宅地を歩きましたが、地元の方に大切にされているのが感じられる古社。
16世紀前半に湖山池を琵琶湖に見立て、比叡山・日吉神社より勧請、同じように山王の猿を神さまの使いとしている神社でした。
車を運転できないのでいつも困るのですが、ループ麒麟獅子のおかげで広く観光することができ、日暮れまでにはホテルに到着。
各所でリーフレットも収集できました。
鳥取砂丘以外にも観光スポットはたくさん。
無料なのにガイドブック以上に詳しく載っていて、助かります。(JR鳥取駅構内の観光案内所にも置かれていました。)
今回は行けなかったけれど、武内宿禰を御祭神とする宇倍神社、白うさぎで有名な白兎神社も、見どころが多そうです。
今回宿泊したのは高評価でコスパが高そうだった、「スーパーホテル」と山陰で人気のホテルチェーン「グリーンホテルモーリス」。
どちらのホテルも評判通りで、とても快適に過ごすことができました。
もともとが温泉地らしいので、天然温泉付のホテルも選べます。
2日目・3日目は100円バス『くる梨』と徒歩で、ゆっくり城下町を散策。
鳥取県立博物館と鳥取県立図書館のご協力のお陰で、ご先祖さまや100年前の鳥取について、予想以上に知ることができました。
詳しくは鳥取旅のメイン『城下町編』へ続きます。