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幸福度ランキング1位の国で語学留学

みなさん、いつも私のブログを読んでくださり、ありがとうございます。

いきなりですが!!!
「あなたは幸せを感じていますか?」

カナダの調査会社であるレジェ・マーケティング社によって2011年11〜12月に58ヵ国5万2913人の男女を対象に電話またはインターネットにて調査が行われた「世界幸福度調査」によると‥

フィジー共和国が幸福度No.1に輝きました!

今回はそんなフィジー共和国について
私の3ヶ月間の語学留学とともにお話したいと思います。


フィジー共和国とは


まず初めにみなさんはフィジー共和国をご存知ですか?
知ってる!!という方もいると思いますが、
おそらく多くの方はご存じないのではないでしょうか?(私も調べるまでは知りませんでした…) 

位置

簡単に説明しますとフィジー共和国はオーストラリアニュージーランドと同じオセアニア州に属しており、ニュージーランドの北側にあります。

社会的背景

植民地時代にサトウキビ(砂糖)の※1プランテーションのため、※2宗主国のイギリスはインド人を労働者として強制入植させ労働力の不足を補いました。

※1宗主国への輸出を目的とした大規模農園
※2植民地支配をしていた国

これが今日における人口割合が、
先住民のフィジー系フィジー人45%、
インドから連れてこられた労働者の子孫である
インド系フィジー人40%、その他15%になる理由です。

公用語は英語ですが、
母語はフィジー語とヒンディー語があります。

公用語•••国の共通語
母語•••子どもが生まれて最初に学ぶ言葉

ほとんどの人がバイリンガル以上です。
そこの点だけみるとうらやましい( ´∀` )



フィジーで語学留学をした理由


なぜ数ある語学留学先の中からフィジーを
選択したのか。理由としては3つあります。
1. 実際に途上国へ行って状況を知りたい
2.留学費用を抑えて英語力向上
3.世界幸福度ランキング1位の国


1.実際に途上国へ行って状況を知りたい


緑のふるさと協力隊に応募した時から任期後には、青年海外協力隊に応募するつもりでした。
当時の私は現地の現状や、そこに住む人々の考えを直接見たり聞いたりしたわけでもないのに、
・発展途上国=貧困=解決すべき問題がある
・現地で何か形に残るものを達成したい
と考えていました。
今考えると完全に自分のエゴでしかないですね汗

しかし緑のふるさと協力隊の活動を通して様々な人と出会う中で、少しずつこの考え方に違和感を覚えるようになりました。

それは仮に自分が問題であると考えていても、
現地の人々が改善や解決をしたいとは限らないのではないか。

また青年海外協力隊で例えると2年の任期しか無いけれども、彼らにとっては長い年月の中の2年なので、決してその期間内で問題解決を実行をする必要性はないのではないか。


何か自分が力になれることはないかと思い興味を持った国際協力が、いつの間にか自分が現地で何をしたいのかという考えに変わっていました。
青年海外協力隊というのを将来へのステップアップのための手段ではなく、協力隊として現地で何かをしたいという目的になっていたなと思うようになりました。

なのでいきなり途上国で活動するのではなく、
まずは自分の想像メディアの情報現地の現状と合っているのか、そして彼らは今の生活をどう思っているのかを現地に行って直接確かめたいと思うようになりました。

2.留学費用を抑えて英語力向上


また、将来のためにも英語力をもっと伸ばしたいと思っていました。
しかし全然お金に余裕がなかったので、単純に【語学留学 格安】
検索した時にフィリピンとフィジーが表示されました。
アメリカやカナダとの留学費用を比べると
およそ3分の1で行くことができます。

3.世界幸福度ランキング1位の国


フィリピンとフィジーを比較していた所、2011年にカナダの調査会社であるレジェ・マーケティング社による「世界幸福度調査」でフィジーが世界幸福度ランキング1位になったことがある事を知りました。

国際協力は《誰も取り残されることなく機会を平等に享受でき、誰もが幸せを感じことができるようにするための総合的な活動》だと考えていた私は、幸福度ランキング一位になったフィジーの人達にとっての幸せとはなんだろう?自分の幸せとどう感じ方の違いがあるだろうとすごく興味を持ちました。

そして
・現地の様子を知る 
・費用を抑えて英語力を高める 
・幸せの定義とは

これらを叶えられるフィジー共和国へ語学留学をすることに決めました。

現地の様子

現地ではフリーバードさんにお世話になり、
インド系フィジー人の方のお宅でホームステイをさせてもらいました。

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庭にバナナが実っていました。さすが南国!!


市内を走るバスには窓ガラスがありません


果たして発展途上国=貧困=解決すべき問題があるという考えは正しかったのか? 
実際の現地の様子はどうだったのか?


結論から言いますと...
≪半分正解で、半分不正解でした≫

これはあくまでも私が見たフィジーの現状なので、今から述べることが100%現状を表しているわけではありません。  


現地の様子の写真を用いて説明したいと思います。

まずは実際に語学学校のあった第2の都市ラウトカの様子です。

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様々な食べ物が売っているマーケット
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バスターミナルの様子
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バス停周辺は人も車もとても多いです。
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映画館だってあります
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およそ400円くらいで見ることが出来ます!!




このように主要都市はとても賑やかで、バスやタクシーなどの公共交通機関、水道・電気(大雨が降ると断水や停電があり復旧にも時間がかかりますが…)・ガスといったライフラインがきちんと整備されています。


その一方でフィジーで目にした問題点について
ここでは2つお話ししたいと思います。
まず⇩の写真を見てください
(見えにくいかもしれませんが...)

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見えましたでしょうか?
よーく見てみると道路沿いにゴミが散らばってます




イベントが終わった後には↓

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ゴミが散らばっていたり、まとめておいてあるだけで袋に入っていない所もありました。
紙屑やプラスティック製品の入れ物,食べ残しなどが落ちていました。

この後、業者が来て綺麗に掃除をしていました。

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↑これは自分達で少しだけ片付けました

さらに驚いたのが飲み友達になったフィジアンが飲んだ瓶をそのまま放り投げていたことです。↓

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なぜか瓶の栓が地面に埋まってるのもありました

多くの人は靴(ビーサンが多い)を履いていますが、
中には裸足で歩いている人もいます。
特に子供達は裸足でラグビーをしている子が多いので、例えば瓶などが割れて鋭利な部分でケガをして、そこからばい菌が侵入して感染症を引き起こすリスクもあると思います。


また、あちらこちらでゴミを漁る野良犬を多く見かけました。ゴミがあることで野良犬がその周辺に住み着くようになり、その結果として
糞便やもし人に噛み付いたりすれば感染症のリスクもあると思います。



ここで皆さんも確認のために!!!


なぜ?ゴミのポイ捨てがいけないのか!!!

①その廃棄物から出る有害物質が地中に浸透し、
  土壌汚染に繋がり環境破壊を招くから
②風や雨などでゴミが川や海に流されて海洋汚染 に繋がる原因になるから
③魚が誤飲•誤食することで食物連鎖で様々な生命に影響を及ぼします。そして結局私たちがその魚を食べて有害物質を体内に取り込んでしまうことに繋がるから。
結局ポイ捨てしたゴミが自分達に帰ってくるのです。それも、体内に!!


フィジーでは漁師として生計を立てている人もいるので、もしポイ捨ての影響で海洋汚染がひどくなり、漁が出来ないという事になれば、生活していくことが困難になるでしよう。


生活習慣について


ある日私がお店で紅茶を注文すると、
「砂糖はいりますか?」と聞かれたので
「はい、ください」というと。。。↓

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喫茶店にあるような砂糖スティックのようなものかと思ったら、入れ物一つ渡されました笑
近くに座っていたフィジアンは何杯も入れていました。


炭酸飲料はスーパーマーケットなどで所狭しと陳列されています↓

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見ていただいて分かる通りコーラがやたらと多い印象でした。
フードコートに行くと、料理+炭酸飲料を注文している人ばかりでした。


普段フィジー系フィジアンはタロ芋+蒸し•焼き料理、インド系フィジアンはカレー料理を食べる文化があります。しかし日本と同じように
簡単に済ませられる食文化がだいぶ浸透してきているのか、インスタント食品や油の含有量が多いファストフード+炭酸飲料を摂取している人を何度も見かけました。
その結果街を歩いていると、肥満体型の人が多い印象でした。


当時、実際に現地で活動していた青年海外協力隊の方に聞いた話によると糖尿病が原因で亡くなる人の割合が世界一位なのだそうです。
街中でもおそらく糖尿病で足を切断したであろう人が物乞いをしていました。

フィジー人の幸せとは

フィジーには「ケレケレ」という文化があります
これは日本でいうと物々交換のようなものです。
英語でいうとshareの事ですね
要は誰かと何かを共有する事を大切にしています


フィジーの人はとても助け合いの精神が強いです。誰かが困っていたら見ず知らずの人でも
手を差し伸べて助けます。

酒場

私は毎日のように学校終わりに近くの酒場に行っていたのですが、行くと知らない人でも一緒に飲もう!と声をかけられます。(向こうの奢りで笑)

またタクシーで都市まで向かうときも見ず知らずの人の相乗りも珍しくありません。

人との繋がりを大切にしています。
そしてある物を1人で所有するのではなく、
共有する事で生まれる会話を楽しんでいます。
そして今という時間を大切に生きています。
これこそがフィジーが幸福度No.1に輝いた
理由なのではないかと思いました。

まとめ


今回学んだ事は
【貧困にも段階的な生活があるということ】
【幸せはみんなと共有、そして今を大切に】


よくテレビのCMやネット広告で見る一日数百円で生活する人もいるし、私がフィジーで見た暮らしをしている人もいる。
私達から見るとどちらも貧困と言えるかもしれないが、貧困にも段階的な生活があるということ。

そして、フィジーの人は本当に幸せそうでした。
しかし資本主義社会である以上はお金がないと解決出来ないことが多いので、今の状態が続けば幸せだが、何かあった時には急に不幸な状態になりやすいと思いました。


今回も私のブログを最後まで読んで下さりありがとうございます♪ 
また、次のブログも良かったらご覧ください





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