恥ずかしさ
管理職になると、部下がチームのやる気を高めるための講習なんかを受けるよね。例えば、リーダーシップの教科書には「部下にビジョンを示せ!」みたいな話が書かれているんだけど、個人的にはハードルが高いんだよね。部下をランチに誘って、ご飯を食べながら夢や理想を語るのって、結構キツいよな。というより、大概は難しい。
もちろん、海岸をとめどなく歩く関係や防波堤でビールを飲む関係になれば、ぽつぽつと夢や理想について語れるだろう。でも、お互いの関係性が浅く、「あいつこんなこと真面目に語っちゃってるよ」みたいに思われる可能性がある限り、心理的なハードルは高いよ。
その一方で、部下目線になると、僕は上司には夢や理想を語ってほしいと考えているんだよね。そういった”熱さ”が僕は好きだし、たとえその語りがドン・キホーテ的だとしても、冷笑している奴よりはよっぽど素敵だ。
こうやって考えると、僕が恥ずかしさのあまり語れないことが、翻って嫌悪する冷笑主義的上司になってしまう可能性を含んでいるわけか。死んだ魚の目をした上司になりたくなければ、バカにされたとしても語らなくちゃダメ。でもやっぱりハードルは高い。今日は答えが出ないね。
このスキルの活用を妨げる「恥ずかしさ」を克服するテクニックが知りたいね。