プラダを着た悪魔のあのセリフ
最近本当に上司の軍曹化が止まらない。
時代の流れに逆行する変化に私の困惑が止まらない。
ハラスメントスレスレ発言の雨でジワジワ弱らせてくる。
性別、年齢、経歴、ありとあらゆるハラスメントのデパートや〜。
彼自身が老害から同じ目にあってそっちに染まりつつある状況は分かるが、いい加減本当にぷつりと切れてしまいそう。
もう彼の期待に忠実な部下のように応えようとするのをやめよう。ふりもやめよう。
モラハラ、経済的依存からくる支配、不幸な生活に耐えるリスクが、あまりにも怖いことが独身である理由のひとつだと思うから、やめてよ、ほんとに。
なんで社会でもこんな目に遭うんだ。
そこは性別関係なくみんな遭ってんのか。
先輩には、とにかくスーパードライで行けと言われた。
うん、そうだ。
真面目に受け取りすぎなのよ、わたし。
でもアイルランドの島の崖っぷちの小屋にひきこもる妄想が始まっちゃう。
悶々とした金曜日、大好きなPodcast番組の内容も頭に入ってこない。
そんな時、お風呂の中で思い出した。
プラダを着た悪魔のセリフ。
ハードディスクにも残している好きな映画。
映画の後半、主人公のアンドレアと鬼上司ミランダがタクシーの中で。
裏切り工作に気付いて、最も忠実な部下を犠牲にすることで自分の地位を死守したミランダが最後に放った言葉。
"Don’t be silly, Andrea. This is what
everyone wants. Everyone wants to be us."
アンドレアはこれでプツリと切れて仕事をやめて、本来の自分に立ち返って本当にやりたかった仕事につく。
「みんな私たちのようになりたいのよ(みんなが欲しがるものを私は手にしているのよ)」という言葉に、あーこの人ダメだと思ったであろうアンドレアと、私は同じ心境にあると、シャワーを浴びながら気づいた。
超絶視野の狭い思想、人間っていうものを何も理解していないし、同族以外は雑魚ぐらいに思ってんだろうミランダはどんなに仕事ができたとしても、人間として未熟なんだ。
こんな奴のために仕事なんかしてられないんだ。
アンドレアはそれに気付いて立ち去って違う道を選択する。
それでは私はどうする?
答えが出ない。すぐには出ない。
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