ERITAJ-プラリネアマンドフレーズ&ポワーブルルージュ-
フランス東部に店舗を持つクラフトチョコレートメーカー、ERITAJにはプラリネのタブレットシリーズがあって、ずっと気になる存在でした。通常のタブレットでもけっこうなお値段ですが、このプラリネシリーズはさらにその上をいきます。正直なところ、チョコレートにこの金額を出すか、というところですが、明日死ぬかもしれないんだし、まあひとつくらいとおもって買ってみました。
選んだタブレットは、苺ベースのアーモンドプラリネ、そこにベトナム産のピンクペッパーが加えられたもの。ベースのチョコレートはブロンドチョコレートなので、南国の少女の肌のようにきれいな小麦色をしたタブレットです。
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プラリネアマンドフレーズ&ポワーブルルージュ
タブレットを割ってみると、アーモンドやピーナッツバター、焼き立てのデニッシュやマカダミアクッキーの芳ばしい香りがします。味わいも香りそのまま、ナッツのコクとベリーの陽気な酸味がとてもおいしい。
コーティングのブロンドチョコレートは、ミルク感、バター感があって甘さがしっかりとしています。フィリングはナッツ由来の甘みだけといった感じで、口の中でとけあって、そのバランスがとてもいい。
コーヒーと合わせてみると、ピンクペッパーのスパイス感がふっと現れてきます。ドライ感のあるベリーやナッツのフィリングは、噛むとざりりっとした歯触りがたのしい。
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全体の仕上りからいうと、まとまりもいいし食感も含めて味わいをたのしめる1枚です。それだけの味わいですが、冷静に考えると気軽に購入できる金額ではないです。
以前に比べ、あれもこれも食べてみたい! という勢いも、食べきれる量やスピードもかなり落ちてきているので、チョコレートで破産することはなさそうですが、すきな味わいと金額のバランスについてもちょっと一考したいところかも。
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そういえば、上五島撮影旅のときに立ち寄ったカフェで、レジ横的に販売されてたチョコレートも買ってみたのでした。時間があまりないからパッと見てぱっと買ったんですよね。あとでよく見たら、イギリスの老舗、Cadburyブランドのロゴが書いてあるのに気がつきました。
ブランド名は『LOVE COCOA』、小さくキャドバリーのロゴが入っています。調べてみると、創設者のJohn Cadbury氏のひ孫、James Cadbury氏が立ち上げたブランドらしいです。
2種のグルメチョコレート(でいいのかな)を購入しました。
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マルドンシーソルト 70%ダーク
おお、あのマルドンのシーソルト、とおもって手に取りました。ダークチョコレートと合わせてあるんですが、うーん、シーソルトの尖りがきつくて、ダークチョコレートのほうはプラスチックっぽい風味が鼻についてしまい、いまひとつ。
Maldonはイングランドのエセックス地方の老舗の工房で、ピラミッド型をしたクリスタルソルトで有名ですね。
ソルティキャラメル 41% ミルク
マルドンのではないけれど、こちらにもソルトが使われています。キャラメルミルクのチョコレートは甘さが強いから、ダークチョコレートよりは食べやすいかなとおもったんですが、キャラメルの風味がケミカルでチープです。チュッパチャプスキャンディみたい。
喉にくる甘さで、ソルトのアクセントとはバランスしませんでした。
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キャドバリーといえばデイリーミルクですよね。最近食べてないなあ。
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今日の「Hey!」:雨がざあっと降ったあと日が照ったから、さしていた傘をそのまま日よけとして持って歩いていたら、前からきたアメリカ人(メイビー)男性に「ヘイ! 雨はもうあがったよ」と言われてしまいました(英語で)。これはsunshadeだよ、と言ったらにこっとしてた。
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