12月の宮崎で
12月が好きだ。
ことしは、3年ぶりに宮崎を訪ねて数日過ごしてきました。わりといつものことだけれど、友人とのスケジュールを合わせるだけで、とくに何も決めずに行きました。目的は「そこへ行く」ことですから。
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着いた日には、飫肥地区へ行った。飫肥にはかくれキリシタンの墓碑がある(らしい)というので、友人と待ち合わせてとにかく車を走らせる。しっかりした場所については不案内な本を片手に向かう途中、いくつか寄り道をする。そのひとつが「にこにこショップ」で、そこは日南名物(?)の天むすを売る店なのだ。天むすと、飫肥天(かまぼこ)を買う。
▽友人たちによるにこにこショップの紹介(10年前・・)
その他にも、道の駅だなんだと寄り道し、最初の目的地に(その場で)決めた、八坂神社というところに着いたころには午後3時を過ぎていた。トンネルの手前に車を停めて、地図がしめす海岸方面の傾斜地をおりていくと、たしかに神社がある。鳥居に扁額はない。
この神社には、あるいは付近には、洞穴のようになったところにかくれキリシタンの墓碑銘がきざまれた石碑がある、と本には記載があったものの、本殿と思われる小さな建物は崩れかけ、それらしきものは見つけられなかった。日暮れ前という時間帯と、生い茂る植物に囲まれた場所というせいもあるかもしれない。
海に向かって石段がおかれていたけれども、長く放置されているためか、これも崩れかけていた。石段の途中には一の鳥居跡とおもわれる基礎があった。未練がましく歩ける範囲を探索してみたけれど、目的のものはみつけられなかった。
そこから、飫肥城のほうへ向かって、その付近の長持寺にあるという墓地にも行ってみたけれど、すでに視界が通らないほど日が暮れていて、墓碑をちゃんと読むこともできなかった。ちょっとやってきて見つけられるようなものでもないのだろうな。
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他日には青島や宮崎市内であそんだ。夏の青島で泳いだり、スパでくつろいだりしたことはあったけれど、青島神社参詣はこれがはじめて。3年ぶりの宮崎訪問は、うれしさがあり、また友人たちの近況に胸をいためることもあり、短期間とはいえ印象ぶかいものだった。
青島の他の写真は、またそのうちに。
ことしもnoteを訪問いただき、ありがとうございました。