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子ども時代からの本を詰める棚

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これまで読んできて特に好きなもの、印象に残っている本を詰める本棚です。読み終えたものを詰めることも。
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2021年11月の記事一覧

【私と本】昭和5年うまれのふたりの少年

 昭和5年に兵庫県に生まれたふたりが、それぞれの体験から往復書簡のようなやりとりで構成されている本です。リストに入れておきながら、やっと読むに至りました。  私は前から妹尾河童さんの視点が好き。それで彼の著書を読み始めました。戦争のことは実体験として知らないため、心がけて知る機会をもちたいと思っています。野坂昭如さんは、著書などは読んだことがなくこの本が初めてです。文体が独特だなと感じました。ふたりのそれぞれの人生の過程を交えながらのやりとりに、色んなことをおもいました。

【私と本】「今を生きる」に反応した

 柚木沙弥郎さんという染色工芸家のことを、私はごく最近まで存じ上げませんでした。ふとしたところから知るに至って、この本を図書館で借りてきました。  この本のことに触れる前に、私の無知のことを書きます。  私はこのnoteのなかに、自分が読んできた本を放り込む本棚をつくりたくて、マガジンにしています。トップ画像には、読んだ本の表紙を撮影したものを使ってきましたが、これが著作権法に触れる場合もあるということを、もりおゆうさんの記事で知りました。 (Q1のAnswer参照)