ミュージカル新テニスの王子様 The Third Stage観劇レポ
はじめに
ミュージカル新テニスの王子様 The Third Stageを観てきました。基本的に多ステはしないんですが、すでに2回行きました……初日と10/9の感想をひとまずまとめておこうと思います。ひとまずというのは気を抜くと東京凱旋を追加しそうで。
以下基本的に役者さんの名前ではなくキャラクターの名前で記述します。役者さんの話をする時のみ役者さんの名前を出します。
観る前の話(ほぼカズヤの話)
新テニミュのファーステ・セカステには原作の推しである不二周助が出てこないので存在をスルーしていました。今回満を持して出るということで見に行ったところ、別の男にドはまりしました。徳川カズヤ、恐ろしい子……
原作履修時点で「高校生ならカズヤが好きだな~」と感じていたし、ビジュアルがかなり好きではありましたが、すでに不二を推していたので、推すほどではないが割と好きくらいの位置で止まっていました。その後いろいろあってワールドトリガーにハマり、推しが二宮匡貴に定まったところでワーステの二宮役のキャストが発表されました。小野健斗さんでした。ミュの徳川カズヤと同じ方です。そんなまさか。二宮もカズヤも一番最初に好きになったのは顔だったので頭を抱えました。しかしそこですんなり推しにするのはなんだかとても癪で、サーステ行ってもカズヤにはハマらないぞ!小野健斗にもハマらないぞ!と言っていました。もちろんこれは特大フラグです。
中身の話(一幕)
原作不二推し私、「もう守るだけのテニスはやめたんだ」「不二周助は生まれ変われる」「ゲームセットウォンバイ不二周助……」を楽しみにしながら行きましたが、ゲームセット……は削られていましたね。菊丸さんがいない以上難しかったのかな。不二と手塚が歌う時、向かい合うのではなく手塚が不二の肩に手を置いて同じ方向を向いているのが、これから同じ方を向いて歩き出すのを暗示しているみたいで好きです。そして僕は進化する~の曲で、「僕は変わる」(白石戦の時の曲)のフレーズが使われていて不二がさらに進化するみたいでとても良かった。あの頃は「負けるのが嫌」「青学の優勝のため」だったのがやっと自分のテニスをするようになって…… 「伝い落ちるもの 伝えたいこと」を聞きながらこのあたりのことを考えていると情緒がめちゃくちゃになります。4th立海で本当のお前はどこにある!するのが今から楽しみ。初日コーレス「不二周助はー?」「生まれ変われるー!」
僕は跡部君と組みたいな♪を拒否されて嘘だぁぁぁ!していた入江奏多さん、登場シーンは一瞬なのに残す印象がとても強い。跡部君の一番の理解者は僕だよ♡みたいな顔をしながら徳川くんの後方保護者面をして馬の後ろ脚になって修さんや毛利くんにも時々絡み、なんだかとても楽しそうに見えます。10/9のコーレスは「この曲で最後なんてー?」「噓だぁぁぁ!!!」でお互いにお互いのこと分かってるじゃん………になる良コーレスでした。
イップスが解ける幸村さんの曲の中で「テニスをできる喜び」に言及がなかったのが少し引っかかってます。勝てる喜び~みたいなフレーズがあったと記憶しているのですが、立海は勝てる喜びというより常勝のプレッシャーの方が強いような気はしますし。それにしてもドイツ国旗にボールぶち当てる幸村さん、やっぱり魂が立海の子…… 徳川カズヤさんの話は長いので後述します。
一幕全体的に展開が猛スピードだったので新テニミュ2ndがあるなら一幕だけで公演して欲しいですね。不二と仁王(と見せかけて跡部)のダブルスもっと見たかった。初見時自分の座席から遠い位置だったのでお顔はよく見えなかったのに声でちゃんと跡部が仁王になってるのが分かったけどそれくらいりょやべの声を聴いてるんだよな(関氷おばけ) 氷のエンペラーの下りとかもっとじっくりやって欲しい。
初日に行った際、外国人キャストの方の日本語がややたどたどしかったのが3日後に行ったら聞き取りやすくなっていて、凱旋ではどれだけうまくなって帰ってくるか楽しみです。
中身の話(二幕)
パリコレとイケメン、本当にパリコレでイケメンでした。個人的ウケポイントは2人のランウェイ曲が終わった後で平等院さんがき~み~じ~ま~~~!!!って叫ぶところです。やっぱりここはキミ様しかないよね。テニフェスでキミパでぶち上がった記憶が蘇りました。あの空間に戻りたい。ランウェイ曲の間キミ様がつまらなさそうに爪いじったりしていたらしいのを見逃して今悔しい気持ちでいっぱいです。でもついパリコレとイケメンに目が行く………… 初日の客降りでイケメンが、9日の客降りでパリコレが近くにいらっしゃったんですけど、本当に同じ人間なのかと。お二人とも美しすぎる。パリコレさんめっちゃポーズ取ってくれるし。
不仲ダブルス、爆速和解でそんなはずないやろ!と思ったけど、試合中にデータを収集し分析できる柳蓮二さんの頭脳の回転を以てすれば、爆速和解も納得できるかもしれません。私なぞの理解が及ばないくらい頭の回転が早いんだろうね…… 柳さん、解説の時とか基本目閉じて話していて体幹というか平衡感覚がすごい。私目閉じて立つとすぐふらふらします。エドガーさん、日本語がややたどたどしいかなと感じましたが歌がそれはそれは上手くて、納得のキャスティングですね。
テニミュではずっと桜乃ちゃんはいないし、馬もどうしたらいいか分からないし、馬上テニスはどうするんだろう?と思っていたのですが、まさか鮎川太陽の長い足を馬の前足に使うとは思わないじゃん。竜崎桜乃役:持田悠生になると思わないじゃん。持田くんって声も顔も可愛いしあのメンバーの中で女の子やるなら彼しかいないとは思うけど…… あとブランシュネージュの前足に鮎川太陽の長い足を使うなら、スミレ号の前足に小野健斗を使ってほしいと思うのは私だけでしょうか。でも日替わりでおふざけするのに徳川カズヤ役は向かないかもしれない。プランス・ルドヴィック・シャルダール王子、演技も歌も上手いし声が花江夏樹そっくりだし、これでDIONくん初舞台は嘘じゃん。彼、無礼者!とか言う割にリョーマが倒れた時に真っ先に駆け寄るところがとても好きです。4六角で海堂が倒れた時に真っ先に駆け出す桃城とかそういう「普段は仲良くないのにお互いを認め合っている」みたいなの大好き。身分が高いだけでなくテニスの意識も高く優しさのレベルも高い。
おじゃーるくん終始可愛くて、それに対峙する真田の構図、本当にお師匠様と弟子みたいでしたね。いつの間に弟子を取ったんだ、弦一郎。で毎回笑っていました。この二人で印象に残っているのは最後全員で握手する時に、お辞儀の仕方が剣道みたいなフォームだったことです。試合中に刀を落とすのは武士道に反する~と言っていたし、確かにラケットって武士にとっての刀みたいな物なのかもしれない。刀は武士の魂だし(ありったけのラケットを持って参れ!の話は置いておいて)。五車の術の解説をする柳さんと巻き込まれアメリカの皆さん、ツボです。
カズヤの話
初日ですっかりカズヤにハマったので、2回目を観に行った時はほぼずっとカズヤを観ていました。横顔がとっても綺麗。一幕の試合観戦中はこちらから見て左を向いているので髪で顔が隠れてしまっていたのですが、二幕で日本代表ベンチの位置が反対側になったので、横顔が良く見えました。
元々情に厚い人とか大義を大切にする人とか好きなので、彼の義で世界を取るという信念もとても好きです。安土桃山時代のオタクとしては「義で世界を取るなら徳川より上杉とか直江の方がそれっぽい名字では?」と思いますけど気にしないことにしましょう。私が彼のことをカズヤと呼んでいるのはその辺に原因があります。
1st柳蓮二だった頃の小野健斗さんの映像は見たことがあるんですけど、その頃と比べると歌も演技も上手くなっていて…………人ってこんなに成長するんだなと。1st柳と言えば、𝓣𝓸𝓴𝔂𝓸 𝓒𝓸𝓵𝓵𝓮𝓬𝓽𝓲𝓸𝓷の時の手拍子のフォームがカズヤと柳で一緒でした。政治家の拍手みたいなフォームで。
ベンチにいる姿もじろじろ見ていたんですけど、足が長いのを持て余している感じの座り方で萌えました。多分白石がポーズを決めなかったところだと思うんですけど、みんながずっこける時に片膝だけついていたので足が長いのがよく分かる。好きだ。
あと自分でも咀嚼できてないんですけど、リョーマが光る球を返球されて倒れた時の試合続行のお願いで、無関係の入江奏多の肩に手を置きながら「自分からもお願いします」してたのあれなんなんですか?カズヤくん入江さんに惑わされてないか?有識者いたら教えてください。
おわりに
なんかまだまだ書きたいことある気がするけど、冗長になりそうなので一旦この辺で。こっそり後で編集するかも。こんなにカズヤにめろめろになるとは思ってませんでした!凱旋のチケット取ってたら笑ってください!