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過去×期待×未来

雪国の富山も雪が解け始め、地面とともに草花たちも顔を出し始めました。日差しも暖かくなって春の匂いがします。卒業式も終わり、多くの人が新たな門出に備えて友人と笑い合ったり、さらに自分を磨いたりと不安と期待が入り混じる時期でもあります。

久しぶりに春が良いなと思った気がします。こうして人生の新たな門出をもう一度春に味わうとは思ってもいなかったので、穏やかで爽やかな気分になっています。

新卒の時は両親にも深くは説明せず、就活してくると東京へ毎週のように行っていました。就職先が決まったことだけ報告して、家を決め、あっと言う間に働き始めが来て、いつの間にか3年の月日が経ちました。

僕の前職では手取りで20万ほどだったにも関わらず、家賃に10万もかけるという社会を知らない無邪気な時期でした。お酒の飲み方や接待、社会人の遊び方を知った気もします。当時は本当にお金がなくて、毎日のようにパスタを食べていたことを今でも覚えています。それが最終的には毎日UberEatsするようになるわけですから、東京に染まったなという感じがします。

富山に帰ってきて、圧倒的に時間の流れが緩やかになった気がしていて、心が緩むというか落ち着きを取り戻したように思えます。こうしてまた東京へ戻ることになって、御幣を恐れずに言えば富山に居ない方が良いとまで言われて、自分の人生は忙しないくらいがちょうどいいのかもしれないなと思いました。

忙しさというのは悩みを打ち消してくれます。要するに暇がなければ悩むこともないというわけです。やはり自分は誰かのために何かを出来る人間だと自負しているし、同じ熱量を持って取り組みたいと思っています。

求めてくれるのであればそれに応えたいと思うし、やる気がないのであれば僕もやりたくない。臨機応変に対応できるからこそ、環境に機微で影響されやすいのだろうなとそう思うのです。

だから、僕も人を選びたいし、選ばれるような人にもなりたい。いつか一人で起業するだろうと占い師の方に言われました。起業するかどうかは確かではありませんが、ひとりで何かを始めるのだろうなとそんな予感がします。

毎日、嫌な思いをしながららっきょを食べ続けた成果がどこかで現れたらいいなと思うばかりです。

それでは。

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