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【DCD】発達障害に潜むさらなる障害【発達性協調運動障害】

どうも、空想と秩序。です。
今回は発達障害に潜むさらなる障害Part2ということで、DCDについて解説していきます。

DCD(=発達性協調運動障害)とは、いわゆる「不器用さん」です。不器用さんなんてその辺にいっぱいいるでしょ?と思いがちですが、その中にこそ障害が隠れてるかもしれないのです。

・学校の体育が苦手、授業内容に上手くついていけない
・細かい作業が苦手、周りと比べても特に出来ていない気がする
・体を動かす時イメージがいまいち掴めない
などの特徴があります。

特に、学校の体育!公開処刑だと感じたことはありませんか?私の場合は単純に運動音痴なのもあると思うんですが、とにかく運動する時に動かし方、動かした結果のイメージがつかない。バスケのゴール練習、ボールの投げ方、跳び箱をした時の着地の仕方。さまざまな場面で「やる時、やった後どうなるの?分からない」となるわけです。そして周りからの白い目…。

運動以外の日常活動でも現れます。縫いものの針に糸をいつまでも通せない、ボタンかけが下手、ちょうちょ結びがなかなか出来ない…こういった状況が続くと、自己肯定感の低下に繋がりかねません。

この障害も単独で起こることもあれば、ASDなどと併発することもあります。

では日常でどうしていけばいいのか。気休めですが、周りに言えるのであれば「自分はとても不器用だ」とあらかじめ言ってしまうこと。そうすれば周りも「そういう人」として認識するため、少しは理解を得られます。(なぜか私は器用そうと言われることが多いのですが、保険の意味で真っ向から否定しています)

もう一つは、ゆっくり取り組むこと。速さももちろんですが、じっくり工程を理解していくこと。意外とこれ大事です。上手くいくいかない個人差はあるものの、この障害の肝は「情報をまとめる力が弱いこと」にあると考えています。つまり先述した通り、全体のイメージが出来ていないのです。

全体をイメージし、まとめあげ、動きとして調整していく。ここが弱い。であれば、他の人と同じ速度でなく自分に合った速度に落として理解していくしかありません。(例:バスケのゴール動作…右足から出して走る→ドリブルする→ボールを手に持つ→2歩数える→→ゴールに標準を合わせる→3歩目でボールから手を放す)(バスケのルール曖昧だったらすみません)

いきなり一連の流れとして捉えるのではなく、一つ一つの工程に分解して理解していくのです。試しに練習してみてください、少しずつやりやすくなるはずです。なんの障害でもそうですが、発達障害の基本は「工程分解」!覚えて損はないでしょう。それではまた次回。

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