見出し画像

人前での話し方やスピーチは、テレビ放送と同じ。小道具や写真・テロップを動員して、聞き手の目に情報を送りましょう。 (10選①)   

人前で話す時は、話す側と聞く側がどのような
コミュニケーションを取るのかという、基本を
学校で教えてもらっていないので、みんな苦労
しています。
聞く側は、これから話す人はどのような人で
どのような話をするのかと、じっと見ています。
これに対して話す側は、せっかく相手が見て
いるのに、声と言葉だけで伝えようとします。
ここにコミュニケーションのすれ違いが
生じているのです。
つまり、スピーチや話し方は、声と言葉だけで
伝えるものだと思い込んでいるからです。

テレビと同じように、目の前で多くの人が
あなたを見ているのに、わざわざテレビを
消して、ラジオ(声と言葉)で話を伝えようと
するから、伝わりにくいし、とても効率が
悪くて損をしています。

メラビアンの法則という、米国カリフォルニア
大学の心理学の教授が、「人はどこから情報を
得るのか」
を調べました。
例えばこんな実験です。
大勢の人達の前でひとりの男性が、名前を名乗り
「ボクはアガっていません」と言いました。
ただ、上体にチカラが入り、身体を揺らし手足も
小刻みに震えていました。
おまけに、早口で声が上ずっていました。

大勢の人達のうち、55%の人が「身体も揺れて
手も震えているのはアガっている証拠」と、
見た目で判断しました。
次に38%の人が「声が気味悪いくらい変な声で
早口だし、間違いなくアガってるね」と聞こえ方で
判断
しました。
最後に残りの7%の人が「本人がアガっていないと
言ってるんだから」と言葉で判断しました。

この実験で分かることは、多くの人は目から
インプットされる視覚情報をメインにして
情報を得よう、
としているということです。

もう一つ重要なことをお教えします。
コミュニケーションをするときの「手の役割」
理解して、手のリードで話すことが超重要!
では「手の役割」とは 何でしょうか?


ここから先は

4,229字
この記事のみ ¥ 300
期間限定!PayPayで支払うと抽選でお得

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?