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”占いっぽいBAR”を開店した話。
生まれて初めて、BARを開店しました。
その名も「占いっぽいBAR」‼︎
「占いっぽいBAR」とは、その名の通り、占いっぽいことをするBARです。
当時、私の所属する株式会社MIMIGURIでは、社員の”遊び”の探究を応援する制度があり、それぞれの部署が、味噌を作ったり香水を作ったりゲームしたりなど各々活動していました。
「占いっぽいBAR」もその活動の一環で、鳥好きな 鳩羽ポポさん(はとうぽぽ)とどんなことをしたいのか考えていた時、こんな話題がきっかけで生まれました。
ポポさん「最近こんなツイート見てさぁ。」
高城剛の「日本人はメンタルクリニックに行く習慣がないから、代わりにスピリチュアル市場(主に女性)と話し相手になってくれる水商売市場(主に男性)が発展している」説は、ほんとそれ過ぎるな。しかも、どちらも根本解決に至らないから、余計にお金がグルグル回るというw
— エルモ@Marketing Media Lab (@elmo_marketing) February 4, 2022
ポポさん「なるほどなーって思って。メンタルクリニックに行き辛いとき、気軽に行けるのが、占いや、キャバクラとかって結構選択肢が少ない気がして、日本で悩みを吐露する選択肢を増やせるような活動ってできないかな?」
私「面白そう!メンタルクリニックでも、占いでもキャバクラでもないけど、家族に話すとか友人に話す以外にも、悩みを吐露できる気軽な場ってどんなところが考えられるんだろうね」
2人であれよあれよと面白がって話していくうちに…。
悩んでいる人、迷っている人、少し誰かと話したいと思っている人が、気軽に立ち寄れて、”占いっぽいこと”を通して励まされ、少し元気になって帰れる、そんな「占いっぽいBAR」をやってみたい。
という話にまとまりました。
「占いっぽい」としたのは、占いを通して、相手の未来や運命を見通すことが目的なのではなく、あくまで「少し元気や勇気が湧く」ことが目的なので、占いの正確性は求めなくて良いと考えたからです。
占い師がいて、その見解を一方的に伝える場ではなく、あくまでお互いが対等な場であること。
「っぽい」というゆるさの中で遊びつつ、自然とリラックスできるような場を目指しました。
そんな「占いっぽいBAR」は、N°37 nature wine barというスペースをレンタルして、1日だけ限定開店しました!
占いっぽいBARは、スペシャルカクテル「っぽい」ものを、バーテンダー「っぽい」人がだしてくれたり、占い師「っぽい」人が、未来を占う「っぽい」ことをしてくれたり、いつのまにかあなたが、占い師っぽくなっていたり、そんなBAR「っぽい」ところです。
迷えるあなた、ちょっと勇気を出したいあなた、ゆるい話がしたいあなたに、ちょっと幸せっぽいひとときを提供します。
ちなみに、お店での役割分担は、鳩羽ポポさんが料理が得意なので、お店のバーテンダーっぽい人担当。
私は占い師っぽい人担当です。当日は社内メンバーのsionちゃんも一緒に運営してくれました。
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鳩羽ポポさんや、sionちゃんによるオシャレで美味しいドリンクが次々生まれていきました。とってもおいしかったです!
![](https://assets.st-note.com/img/1723808212396-l4TSEqFp4U.png?width=1200)
ちなみに、私もドリンクを手伝ったのですが、生まれてこの方カクテルとか作ったことないので、小さめなコップに麦茶を入れて、バーテンダーっぽく出してました。
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ドリンクの美味しさもさることながら、「占いっぽいBAR」なので、もちろん「占いスペース」があります。
BARの横に占いっぽいものをかき集めて作った「占いスペース」。
お客さんが来たら、悩みをきき、寄り添いながら、占いっぽいことを通して励ましていきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1723810357641-psNQoipmgb.png?width=1200)
例えば、”出会い”について迷っているお客さんの話を聞き、
「このカードは、あなたに良い出会いがあることを象徴するカードです。あなたはとても魅力的なので、自然な自分の良さを出せれば、きっと大丈夫でしょう。」
なんてことを伝えます。
「占いっぽいBAR」だと知って来てくれているお客さんなので、あくまで「占いっぽい」発言だとお客さんも承知の上です。
その上で、
「それなら、これからの仕事運について教えてください!」
など、話が盛り上がっていきます。
「占いっぽい」は無責任のようでいて、そこで話されている励ましの言葉や、相手が一歩前に前進できるように背中を押したい気持ちは本当です。
「っぽい」の遊び心が、場の”ゆとり”となって、自然とリラックスできる場につながっていきます。
本当のことを言ったっていいし、嘘を言ってもいい。嬉しい言葉は喜んで受け取るし、当てはまらない言葉は「それは違う」と否定したっていい。
だってあくまで、「ぽい」だから。
最後の方は、もはや私は占いをせず、お客さん同士で占いっぽいことを楽しんでいました。
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生きている限り、悩みや、迷いは尽きません。
家族や友人には少し話し辛いし、メンタルクリニックに行く程でもない…。
そんな時、気軽にモヤモヤを吐露する場として、「占いっぽいBAR」はいかがですか?
1ヶ月創作チャレンジ 16日目記事
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![夏川真里奈](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/31775668/profile_c31665605a902403739f8008b41311d0.jpeg?width=600&crop=1:1,smart)