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星を掬う 町田その子さん
町田その子さんのことが記事になっていたのを見つけた。
https://fujinkoron.jp/articles/-/5088?display=full
「星を掬う」にまつわる話でこんなことが書かれていた。
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実は、私自身も親との関係に悩んだ時期がありました。うちの親はしつけがとても厳しくて。10代の頃、「高校を卒業したら、東京か博多の大学に進学するか就職して、ひとり暮らしをしたい」と私が言っても、「嫁入り前の女の子がひとり暮らしをするなんて許されることではない」と、自分たちの価値観を一方的に押しつける。おまけに、「女は手に職をつけるべき」と、大学ではなく看護か理容の専門学校に行けと、私の進路も勝手に決めてしまって。そんな親のせいで私の人生は狭まった。地元・福岡の小さな町で専業主婦として生きることしかできず、自分の好きな道を選べなかったのだと、今回の物語の主人公・千鶴と同様にずっと親を恨んでいたんです。
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実は私も同じようなことがあり、長いこと、母を恨んでいた。社会人になってからすぐき家出当然のように家を出て一人暮らしをした。
更にその子さんはこんなふうに行っています。
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でも、30代後半で作家としての道が開けたときに、「違う! 今までの人生が上手くいかなかったのは親のせいじゃない。なんでも親のせいにして、甘えて生きてきた自分のせいだったんだ」と気がついて、そこから親、特に母との関係がガラッと変わっていきました。
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その子さんは30代と言っていますが、私がこのことに気がついたのは、もっと後、40歳を過ぎてから。
それは、息子が不登校をして、自分が変わればいいと気がついたことでした。
そう、それがわかってから、母親をせいではないのだと。
皆、つながっているのですね。
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