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「クールフェイス4巻 スノーウインド」レビュー
無愛想なイケメン、レニー・カレッカ護衛官一行の冒険シリーズ第4弾。
今回は皇后陛下の願いで、軍事国家スパルキアに和平交渉の密書を届けることになる。4巻の舞台は、過酷な寒さの雪国描写がメイン。
国境付近に住むレニーの叔母ハンナやスパルキアの村民セレーネの助けを借り密入国を果たすものの、セレーネの幼い弟に裏切られ、国境警備隊に捕縛される羽目に・・・・・・。
旧知の軍人グルコフスク少佐を頼り、なんとかレアルフ参謀長に手紙は届けたものの、3巻でプライドを傷つけられ、レニーに私怨を抱く男装(秘密)軍人・ガルディア総督の追手が迫る。
帰投中の飛行機を撃墜された一行は、命からがら旧文明の遺構・地底掘削施設に逃げ込んだ。そこで「雪女」ことEタイプ能力者・深雪と接触するも、深雪はなんとレニーの亡き母と親しい間柄だった! 彼女によれば旧文明の崩壊原因は、海底開発による世界レベルの地殻変動とな。
そうこうするうちに、ガルディア率いる追撃部隊が、ついに遺構のそばまでやってきて・・・という4巻。
ゲストヒロインの深雪や寒村娘セレーネこそ死ななかったが、代わりに彼女の村やら援軍のイレリア軍やらが、ガルディアの引き起こした大雪崩で悲惨な目に。
あとスパルキア飛行士(レアルフ派)のダイ君、死ぬの早すぎやろw 好青年だったのになあ。そら、妹のリアちゃんも激怒するわ。
でも次の5巻でいよいよシリーズは最終巻。対スパルキア戦争は始まったばかりで、収集つくのかなあ? けど戦いの顛末はしっかり見届けたい。