パガンダっパガンダっパガンダっパガンダっパガンダっパガンダっパガンダっパガンダっパガンダっパガンダっパガンダっパガンダっプロパガンダコクピット(0421追記)
ミュージカル座デビューしました?プロパガンダ・コクピットみました?わたしはみましたけど。みました?ちょう失礼なこと言うと、チラシとかHPのデザイン的にもそんな面白そうじゃないっていうかそのプロパガンダっていう言葉に対しての偏見があり、戦争…政治…社会派…どんよりした気持ちになってしまうので、ご縁がなかったら行かなかっただろうな~と思ったのが正直な気持ちで、初演を観て「プロパガンダ・コクピット」を勧めていた人間や推しが出ているから観劇していた人間が周りにいたというところから「プロパガンダ・コクピット」が始まっていたのか、とハッとしましたね。今。すごいよね。舞台観劇が趣味でいろんなものをあっちこっち観るのに、推しが出てるからこっちを観るか、評判がいいからこっちを観るか、常に選択を強いられる。楽しく生きるために。そういう風に断裂した世界のニシを選ぶかヒガシを選ぶかという話なんですよね。違うか。実際にあった事件をモチーフにしているし背景は生々しいし重々しいしくもあるんだけど、それを感じさせないPOPなテンションと奇妙のノリがめちゃくちゃ良い塩梅だしなにより一発で頭から離れない耳馴染みが良い曲がよかったな~。動きも妙だし。全然話とかは違うけどなんとなく砂岡版のLLLを思い出して、砂岡版LLLのDVD出して欲しい。(隙あれば砂岡版LLLのDVDが欲しい人間)。とにかく、話の作りや背景がしっかりしてるから、一見ハチャメチャに見えた奇妙な集団やポップなノリが軽いだけにならなくて、気づかないうちに重みに効いてくるっていうか、でもそれがあざとくなくてあくまでそうでしか生きられない村っていうバランス感覚とかそういうのすごくてすごいな~っておもった。人生。一幕でマイク壊れた?聞こえないな?っていうデュエットシーンがあったんだけど、そういうのが仕掛けになってたのとか、好きじゃん。なんか、こう、キレイに伏線回収してかつ一回で分かりやすいけど複数回みたくなる、その後にも無限の可能性を感じて想像が膨らむ、面白くて笑ってたけど決めるところで決められて泣いてしまう、こういう構成の話が大好物なので美味しかったな。「これは知識ではなくただのプロパガンダ」という言葉に、自分が実際観て聴いて感じていないのに知ったようになってしまうことって社会現象並みにあって、自由なわたしの自由な日常だって、気持ちひとつでニシにもヒガシにもPGCにもなるなっていうような。違うか。とにかく、口コミ(プロパガンダ)で伸びるタイプの舞台だと思ったから期間が短いのめちゃくちゃもったいなくて、生で観劇(知識に)してほしいけど、難しいから円盤とか再演とかどうにかしてほしいな〜。わたしは不思議な国のアリスみたいな話だなって思ったんだけどたぶん違うからそういう話をいろんな人としたいんですよね~。観て~。河童はいる~。
ミュージカル「プロパガンダ・コクピット」2019~スポット映像~ https://youtu.be/V9TNHsRpXm4
砂岡事務所プロデュース音楽劇『Love's Labour's Lost』公開ゲネプロ https://youtu.be/D3INavZG7Z4
(以下、ネタバレ)
OPが最後につながるっていうの大好きなんですよね、回想シーンをしてくれるとか。最後がOPに繋がるということはみんな大好きループの世界っていういことにもとれるし、ループして抜け出せない世界がまさにPGCっていう気持ちにもなってくるし最高でしょう(BAD END)。絶滅しかけても、島で生き延びていくなんとかかんとかっていう鳥(名前を忘れるな)がPGCの中の人々であり、トリオとセンパイ自身の暗喩でいて、でもそれが自由に飛べるという意味か、その島にしかいない、その島で適応して生き延びることという意味かで微妙にニュアンス変わってくると思うし、世界が色づくのも、はぁ…ってなる。教祖様のコミカルな部分が確信をついているのとか、あっちが良いとかこっちが悪いとかあっちが悪いとかこっちが良いとか、こっちの面ではこっちの方が悪いけどあっちの面はこっちの方が良いとか、悪くても良いとか、良くても悪いとか。わかりやすく悪役として提示していたけどそれを選ぶのはやっぱり悪ではないしという着地点とか。社会の問題で、わたしも偏見でものを観てしまっていることを痛烈に感じて、そういうことが嫌味やそれこそプロパガンダ的に押し付けてるわけではなく、物語の中で自然にじんわりわからせてくるのがすごい。あとはほんとネタバレだけど、歌が上手い。すごいねぇ。
(0421追記)
『モーリシャスチョウゲンボウ』!教えてもらいました。Wikipediaしたらやはり人の手で滅びて人の手で繁殖されていて、善し悪しはともかく、自由の象徴のように歌われていたことにすこし不自由を感じてしまって物悲しく感じるところがまさにPGCだよ…捻くれ者の感想ですが。
フォロワーさんも言ってたんですけど、この内容を明るく描けるのがマジで秀逸。観てる間の疾走感とか青春ものかと思うくらいの。それ。
重い+生々しいテーマを疾走感と力技と若干の狂気でブチ抜いていく感じ本当にクセになる
それでいて芯はぶれないしラストがかっっこよくて心臓にくる
(友人ツイートより無断転載)
モーリシャスチョウゲンボウーWikipedia
飼育下での繁殖および飼育下繁殖個体の再導入、巣箱の設置、外敵の駆除などの対策が行われている。1974年における生息数は4羽(飼育個体を含めても6羽)だったが、1994年における生息数は229-286羽、1998年における生息数は540羽まで増加した。