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舞台諸々

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2019年12月の記事一覧

神聖な新生の心声(ハイステ)

2.5は過剰包装が華というところがあって、 衣装もビジュアルも映像も音楽も舞台セットも設定ももりもりのもりみたいな。それが顕著なのがハイステだなぁって思っていて。シリーズ全部観てないけど。ハイパープロジェクション演劇と銘打ってるだけあってマッピングの仕方とか面白くて、はわ〜ってなるのだけど。 個人的にはごちゃごちゃして視線がとっ散らかるのと、原作の絵や文字(とくに古舘先生の文字のデザインセンスがずば抜けているから)を使われると強すぎて2次元と3次元が乖離しちゃうなと思うところ

スレイジーがすきだ

このまえ、米原単独に行きました。 たのしかったです。 スレイジーFinal見直したらめちゃくちゃ面白くてびっくりした。知ってたけど。3年も前のことをあんな感じ※1 で、つい先週のことのように、楽しそうに、次から次へとエピソードを喋っている米原さんと三浦さんを見てたら「あ、青春じゃん」って右耳と右目からお湯が零れてきてもげました。 陳腐な言葉かもしれないけど、真っ青なさわやかな春っていうよりは黄金色の冬(?)って感じだけど、役者さんやスタッフさんたちにとっても、わたし(たち)

カタカナって難しいね(TOV舞台)【1215追記】【1217追記】

いぬきちくんがめっちゃすききちくんでなおだったな!(つづく) 【1215追記】 2.5にもいろいろな種類があって、 舞台ひとつで独立してるもの、原作追憶装置のもの、キャラクターショーなもの、とりあえず人気のイケメン寄せ集めてみたものなどなどあります。最近では2.5を馬鹿にしながら2.5にならないように作ったけどどちゃくそ虚無のうわさで炎上してこれだから2.5は……という流れを作り出すもの(風評被害遺憾すぎるでしょ)など、あります。 テイステは以前から原作追憶装置っていうのを

傷だらけの推しへ(カバディ)

エモそうなタイトルにしましたが、別にそうでもないです。そもそも「推し」とは。推しという言葉、みんな嫌いでみんな好き。「推し」とひとたび認定したら、責任が伴ってきて、本当はそんなことぜんぜんないのに、勝手に推せてない…とか卑屈になったり、勝手に推しだから…と傲慢になったり、そんなわたしたちを愛おしく思って欲しいと願ったり。1消費者でしかないのに、消費者はわがままで、勝手で外部から夢を託している。割に合わねーな!俳優って!わたしは推しというほど推してないけど、演技に惚れたら観に行

(愛おしき)ヴァンパイアの時代

わたしミュージカル観るの下手かもしれない。なんか歌うたってると、歌…うま……で止まっちゃうのもあるし、歌詞を文章として読解する力がないので深読みできないのが大きい。「日本語は世界一歌いにくい言語」と加藤さん西川さんが仰っていて、な、なるほどそれでか……!と思うことにしました。あと海外産ミュージカルは共通言語があんまりなくて取っ掛りを得るまでに終わってたりする。これがこの国この時代の常識とか、教科書には書かれないけどこのアイテムはこういう意味を示唆しているとか。 そういう意味で