「さび病」で枯れ果てたジャガイモは食べられる?
「さび病」の感染が止まらない
ジャガイモの葉っぱに、赤褐色の斑点が出てきたな?と思っていたら、
翌週には男爵とキタアカリの畝、8〜9割のジャガイモに「さび病」が感染。
『ジャガイモさん、頑張って!』と応援も虚しく、
苗全体が枯れ果ててしまうジャガイモが何本も出てきました。
枯れ果てた苗の下には?
ジャガイモの収穫には早いですが、
苗全体が枯れ果てたジャガイモを掘り起こして見ると、
小さくも新ジャガ達が、元気に育てくれていました。
しかもジャガイモの芋の方は、病気に掛かっていない様子。
食べても大丈夫そうだし、
梅雨に入って、このままジャガイモが腐っても勿体無いので、
これ以上、育成が望めないジャガイモは収穫することにしました。
さび病の原因は?
イギリスで自然栽培をされている今橋さん曰く、
「病気になる原因は肥料・農薬」(16:17)とのことです。
もちろん、このジャガイモも肥料や農薬を使わずに育てていますが、
種芋は、有機栽培中心の種屋さんから購入したものです。
土と種の清浄化、その土地に合った作物を種から育てるという自然栽培の観点から、
購入した種芋は、うちの畑の土と、上手く馴染めなかったのかも知れません。
またジャガイモを植える前は、
豆科の作物を育ていていた畝を、そのまま使ったため窒素過多になった可能性や、比較的水捌けの悪い畑、雑草の刈り遅れなど、複合的な原因も考えられます。
別の区画のジャガイモは元気!
しかし、前回の記事で紹介をしたジャガイモ(デジマ)の畑は、
男爵やキタアカリの畑と通路を挟んで隣接している1〜2本の苗が、
さび病に感染しているものの、病気に負けずに育っています。
また1〜2本を除いた他の苗には感染していないのが不思議です。
本来は、さび病が発生した苗は、患部を取り除く対処をしないといけないのですが、
今年は、単年の収量よりも病気に負けないジャガイモを見極めたいと思います。
来季からは、購入した種芋ではなく、
自家採取した種芋を育て、うちの畑に合ったジャガイモを育てたいと考えています。
(種芋の保管が難しそうで不安ですが。)
ジャガイモの花が咲いた
この週末、日中の気温が30度を超える中、
妻と娘が畑の手伝いに来てくれたのが嬉しかったのか、
ジャガイモ(デジマ)の花が綺麗に咲いてくれました。
そして晩御飯では、
収穫したジャガイモが出てきました。
ホクホクの新ジャガは、
さび病を忘れさせるくらい美味しかったです。
これからの収穫期が、ますます楽しみですね。