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自我復元 非公開文章 HG-006

◆はじめに

本記事では無明庵が提唱する分割自我復元法等に関して、故鈴木崩残(EO)氏とやりとりしたメールの一部を記載しています。



内容は2013年8月末~9月の間、下記の桜の間掲示板に掲載されたアンケート等の返答として送付したメール他、鈴木氏とやりとりしたメールから個人情報などを消去した上で掲載しています。

[263]★分割自我復元★その263■ 自我復元に関するアンケート ■  by:鈴木崩残  2013/09/20(Fri)04:10:45

http://www.mumyouan.com/k/?S263

投稿内、上から五人目

◆補足説明


今回の記事の殆どの部分は自我復元に直接関連した内容ではなく、スリングボウというガシェットと無明流の吹き矢の製作記録となっています。

当時、スリングボウや吹き矢などあまりにニッチすぎて話題を共有できる人がいなくて当たり前だと思っていた分野に対して、話せる方が現れたのがとても嬉しく、とにかく楽しい時間を過ごしていました。

ガシェットや吹き矢の製作と、自我復元との関連性はあまり深く考えてはいませんでしたが、10年以上前のメールのやり取りを見直してみると自我復元や無心の技術、悟りに関連するコメントをいくつもいただいていたことにあらためて気が付きました。

今思えば、復元された自我を新しく始めた分野で活用する為の前準備だったのかもしれません。

メール内では諸事情からハンドルネームを「円廻」(えね)としております。紛らわしく読み進めにくいとは思いますが、黒九=円廻として読み替えをお願い致します。

記事内にはメールに記載されていた動画や他のリンクもそのまま残っていますが、時間の経過やYouTubeの仕様変更の関係で殆どはリンク切れとなっています。あらかじめご了承ください。


◆記事内よりの抜粋

こちらは自我復元などのトピックを中心に本記事で重要と思われる部分を抜粋したものとなります。

> 記憶では、5分から10分以内で見つかり、
> 検索時間の短かさには、自分でも驚きました。 (黒九コメント)


全自我だと、これは、けっこう、日常的に、ほとんどの分野でありますよ。
たぶん、もう経験しているでしょうけど。
見つからないときには、自分の中で関心度がまだ低い場合のみです。

HG-006記事よりの抜粋

                 ◆

> 宇宙船の中で、椅子に座り、天井を見ながら、
> 夢を観ようとし、この状態で何が意識に浮かんでくるか観察してみました。(黒九コメント)

この部分の記憶は、今度、私も、円廻さんと一緒に見てみます。
また裁判所が来週あるので、そのあとになりますが。
別の主観である私が見たら、何が見えるのか私も興味あります。
半分以上は、今の認識で合っているようには感じますが、
確かなことは分かりません。

> 本心では生存を望んでいるにも関わらず、
> 無心を使い解決しようとする行為は… (黒九コメント)  

これは、悟り系に興味が偏った人がよく陥る点です。
相反する矛盾がそこにあります。

ただ、実際、一時的には無心の状態を作り出して、
結果を出すことは、確かに出来ますので、
そのあたりが、悪い意味で、見る側には誘惑ですね。
つまり、日常生活のすべてが無心ではなくても、
一時的ならば、自分でも出来そうだ、と思うわけです。

むろん、それは出来ますが、問題なのは、
「動機」の中に雑念が混ざることです。

慣れている私ですらも、
いつか、桜の間の掲示板に書きましたように、
「前に出来たんだから」とか「300投以内にしないと」とか、
「成功させよう」とか、何かしら、既にやる前提の中に、
余計な考えが、紛れ込んでいます。

これは、道楽でやっているからいいですが、
戦闘とか、大切なものがかかっている状況では、
まず、無心になることなど出来ないと思います。

利害関係や恐怖がありますから、
ほとんど不可能です。

私でも、戦闘下では、無理だと思います。
実際、裁判所の交渉でも、
私は無心を使っているわけではありません。

ただ、事前の書類作りや、それを送るタイミングでは
無心の要素は使いますが。

崩残

HG-006記事よりの抜粋

                 ◆

2013/09/24 (火) 0:00
自我復元に関するアンケートについて【円廻】

崩残様

アンケートの回答、メール致します。

自我復元をして、確実な変化として挙げられるのは、
自分のしたいこと、したくないことが明確にわかるようになったことです。

以前の、無自覚なままトラウマの影響を受けていた頃は、
したいこと、したくないことの選別には、多くの場合、他人からの評価や、
トラウマ主から見て、どう思われるかが、選択に大きく影響していました。

本心では、したいのに、トラウマ主から、

「それは、あなたはしてはいけない。」

と、言われそうだから、

「やらない」

本心では、したくないのに、トラウマ主から、

「それを、あなたはするべきだ。」

と言われそうだから、

「する」

実際に言われた訳ではないのに、
記憶に刻まれた「痛み」の経験から、
パブロフの犬のように反応していました。

そして、この反応の結果を、
これが、私の、「したいこと、したくないこと」だと設定していました。
この、設定された

「したいこと、したくないこと」

と、そうでない、

「したいこと、したくないこと」

が分別できるようになったのが、私の大きな変化です。

自分の意向があるときも、あるですが、それを差し置き、
とういうより、積極的に否定し、
トラウマ主の意向に、沿っていました。
そうすれば、怖い思いをすることはない、不安がなくなると信じていたからです。

この、信じるという行為も、今思えば間違いで、信じていたのは、多くの場合、自我復元によって回復した自分ではなく、
自主的に考え、行動することを放棄した人格、
トラウマの影響で育った、仮想人格、偽人格の考えや主張でした。

満たされない「自分の意向」の蓄積も問題で、
これは何かの拍子に、暴発します。

しかも、蓄積に他人が影響しているので、
暴発するときも、他人を巻き込もうとしてしまいます。

私の場合、根拠なく、
「信頼性がうすいと思っている」ので、主人格を蔑ろにし、
これまた根拠なく、「信頼できると思っている」偽人格で生きようとしている自分を、はっきりと観ることができた時から、
復元の停滞から抜け出せたように思えます。

いや、根拠が無いという表現より、それに関して、「考えたことが無かった」という方が現実に近いです。

停滞中に問題だったのは、私の場合、以下の3点でした。

●偽人格が巾を利かせている状態の時は、主人格と偽人格は本人からは一つの人格に観えてしまう。
私の場合、偽人格主体のときは特に、偽人格越しに主人格を観るので、
偽人格の性質である、視点コントロールが影響し、主人格は偽人格の影に隠れてしまい、
本来は明確に区別のつくはずの人格と、そこからの主張を、同一化して認識してしまったようです。

●苦しい時、不安な時は、今回も主人格ではなく、偽人格でどうにかしようと考える。
偽人格がある間は、主人格の言い分も聞き出して行動するという経験が積み難い為や、
偽人格の言い分を聞いて行動した結果、失敗や怖い思いを回避できたという、体験に反応して行動するという事に、
疑問を持ってこなかったせいもあると考えます。

問題なのは、偽人格でも傷つくことがあるのですが、
その時の対処方法は「視点コントロール」になることが殆どでした。
根本的に解決できたことは殆ど無いのに、解決できた、対処できたという、
「達成感」で傷や不安を癒す為に、事実を捻じ曲げてまで入手しようとする性質です。

この、事実の捻じ曲げに視点コントロールを使っていました。
「達成感」の入手をもってして「解決」と勘違いするので、もちろん問題は残り続けます。

●偽人格主体の人は、同じく偽人格の存在を肯定する。
私の人格が形成されていく時期に関わった人達も、主人格を否定して生きているが為に、
主人格と偽人格の区別や、育て方を、私も、他人も、知らなかったということも関係していると思います。

また、偽人格の影響を受けてきた時間が長ければ長いほど、
その人が他人と対峙するときは、
対峙する人の中にある、偽人格の存在を肯定したり、
主人格を否定する言動が多くなるように思えます。

私の場合、無邪気な子供に対し、怒りを覚えたことがありますが、
その原因は、自分が無邪気に振舞うことが許されなかった為だったことがありました。

ですので、正確には怒りではなく、嫉妬だったのですが、
偽人格では、嫉妬さえも主張することができす、溜め込んだ結果、
行き場の無くなった嫉妬は怒りに姿を換えていました。

これは、代理報復となり、子供に向き、結果、子供の偽人格を育てる事になる場合もあると考えます。

偽人格も存在を否定されると、反発します。
肯定されれば、黙っています。
初めての体験なので、不安や恐怖もありましたが、
物事がうまく進まなくなった時や、トラブルなどで、

「私は間違っていない!」

と微塵でも思った時、
状況によっては、あえて自虐的に分析し、自身を「叩く」という行為は、
偽人格を明確化する方法として使えたこともありました。

このタイミングは普段は一体化しすぎている為に、逃げられない、影響を免れないと思っていた偽人格が、
反発し、主張するので、明確化しやすくなるタイミングでもありました。
本来、思う存分使う為に装備してきた物を、蔑ろにし、粗末にし、
したいことを、しない、
やりたいことを、やらない、
という選択を無自覚にしてきた上、

「そんなことは理想に過ぎない」

と、取り組む前から諦めている。納得できていないのにも関わらず。

さらに、他人も同じ境遇に陥れるように、私が影響してしまう。
今思えば、自分のしてきた事に対しゾッとします。

また、偽人格、主人格を明確に区別せず、進行していく、
メソッドを自我復元以前にいくら行っても、
主人格の足を引っ張るという、偽人格の影響が免れないので、
効果が出難くかったのだと、思いました。
円廻

HG-006記事よりの抜粋

                 ◆


あれは、どんな使い心地なんだろう」とか、死ぬまで考えるのが
いやだったからです(5500円は、これから先に起きる「思考削除料金」でした。) 

HG-006記事よりの抜粋

黒九コメント:思考削除料金という考え方が当時の私にはとても新鮮でした。これは現在でも大いに活用させていただています。
ある程度自我が復元され、自身の動機と行動の乖離が無くなっていることが、思考削除料金を有効活用するポイントだと思えます。

もちろん、思考削除料金は自身で稼いだお金で支払うのは言うまでもありません。


◆有料部分の内容について


有料部分内容は「記事内よりの抜粋」文章を含むメール全文となります。

未実践者には有用性が非常に少ないと思える死人禅について語られた文章も一部あります。

本記事に編集した時期のメールには、私の主観ではありますが鈴木(EO)氏の個性を強く感じたものが多くあります。

その個性一つは、興味を向けた物に対して使われる思考エネルギーの量です。

例えとして比較対象が私で申し訳無いのですが、私が一回思考する間にその5〜6倍いや、それ以上の思考をしている印象を受けました。
思考エネルギーがふんだんに含まれたコメント、それが生まれた前後の経緯、タイミングなど当時の環境の全体像が記事本文にはあります。

しかし、自我復元と直接関係の無い話題が多く、少々読みにくいとは思えましたので、今回の記事内ではメール題名以外の自我復元や死人禅関連のコメントは探し易くする為に太線表示としました。

死人禅に関しては無明庵の掲示板の他、現在絶版となってしまってはいますが、無明庵発行の「虚無の微笑」等もあわせてご参照ください。




◆注意事項


有料部分に関して私の個人的な資質や性格が色濃く反映されており、無明庵掲示板上で公開された情報と比較し普遍性は少ないと思えます。

また、誰しもが同じ体験をするとは限らず、あくまで一復元実習者の実体験例として参考にしていただければと思います。

復元作業に際して有用であろう情報は、上記の「記事内よりの抜粋」や、無明庵の掲示板に掲載されていますので、基本的に有料記事は購入不用です。

スリングボウや吹き矢の情報に関してはあくまで参考としてください。本記事を参照し製作したもので発生した事故等についてはどのような内容であっても一切責任を負うことはできません。

以降記事本文となります。


◆有料記事本文



2013/08/31 (土) 1:28
Re: 矢の画像について【円廻】

崩残さま

> 実は、価格と、デザインにつられて、1を注文してしまいました。

これは重要だと思います。

先日の長所と短所の問い合わせの返答を考え始めたとき、
「2」の矢は、デザイン、特に色がいまいちだと思ったにもかかわらず、

次の瞬間、
「これまでの経験を活かすべく、機能や性能から判断せねば。」

と考え、最初に出てきた「私の第一印象」を消してたことを思い出しました。

やはり、デザイン大事です。

これは、私の主観なのですが、同じ結果に至るなら、なおさら、
理屈で選ぶよりも、「自分が気に入ったもの」
を手に入れる方が大切だと思いました。

> 使用して、ダメだったら、お勧めのほうに切り替えます。

参考までに、もしもの時は、購入済みの矢の羽根を取り去り、
羽根を矢に正確に取り付けるフレッチャーという器械(3200円程)を使い、バラの鳥羽根と専用接着剤を購入され、既存のシャフトとポイントを活かして矢を製作されたほうが、労力は多少必要ですが、安上がりになり、羽根が痛んだ時のメンテナンスもしやすいと思いました。

> 60センチはいくので、やはり、70センチ以上の矢が必要ですね。

多少引きすぎた場合でも、台から外れない長さがあったほうが安全上もいいと思います。引きすぎて手首の方に矢が落ちた瞬間、放ってしまったなど、絶対に避けたいです。

円廻

                 ◆

2013/09/02 (月) 5:55
Re: 矢の画像について【円廻】

円廻さま

松の間をf5で更新すると、
三番の動画に、スリングボウのがあります。

[1155]■ 手裏剣術講座  【『荒野の七人』のナイフ投げは可能である】+「吹き矢と、スリングボウ」  by:鈴木崩残  2013/08/24(Sat)20:12:57

http://www.mumyouan.com/k/?M1155

まだまだ問題がありますね。

あの、中央に穴のあいた円形ブラシのアタッチメントが、
今のところ、どんな羽にも対応できて、一番よそさうです。

崩残

                 ◆

2013/09/02 (月) 22:58
スリングボウテスト【円廻】

崩残さま。

>あの、中央に穴のあいた円形ブラシのアタッチメントが、
>今のところ、どんな羽にも対応できて、一番よそさうです。 


私も実際リングを使ってみたのですが、リングよりさらに矢の先端の場所を一定に保持する効果もあるので、
命中精度にも影響しそうだと考えています。
 
 
調度、同じようなものが、私がデザインから思わず見とれてしまったクロスボウ(PSE TAC10 Crossbow)に付いていたので、
単体で流通していないか探してみました。
 
以下は、クロスボウ用の補修パーツですが、円形ブラシだけのように見えますので、リングを自作する必要がありそうです。

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