のる
テーブルの上の物が崩れて床に落ちてきた。
僕は思わず、うっわぁ〜!という
気分になった。
しかし、次の瞬間、その気持ちは落ち着いた。
なぜなら、物が落ちてきた時にミカンも一緒に
落ちてきて、ちょうどマグカップの上に
綺麗にミカンが乗っかったからだ!
なんか、不思議な光景を見た気分になった。
自分で、この現象(マグカップの上にミカンがのる)をおこさせるのは、簡単だが、偶然に起きた事だからこそ、僕は感動しているのだと思った。
そして、ミカンの立場で、物が落ち、マグカップの上に乗っかったという現象を考えた場合、どのような感覚になるのかを想像した。
ミカン『オイラはミカン!最近、この部屋の主に置き忘れさられているんじゃないか?って思われるくらい放置されている!どこにでもいる普通のミカン!』
そんな、どこにでもいるミカンに事件が起きた!テーブルの上にあるものが床に崩れるという事件だ!
ミカン『うっわぁ〜!何だ!オイラの世界がひっくり返っている!どうした!っていうんだい!何が起こってるっていうんだい!オイラが何をしたって言うんだい!』
パニックになったミカン!そして、落ちてきたあと、カゴの中で一緒にいたリンゴさんを見た!
ミカン『リンゴさん!リンゴさんもこの事件に巻き込まれて、僕と一緒に落ちてきているのか?あれっ?でも、僕よりもリンゴさんの方が大きくて、僕より目線が上なのに、今は目線が僕の方が高い?どうしてだ?』
リンゴさん『いやぁー!ミカンくん!散々な目にあったね!ミカンくんの目線が僕よりも高い?そりゃぁ〜!そうだ!だって、みかんくんは、床に落ちている僕と違って、マグカップの上に乗っているんだからね!』
ミカン『マグカップ?なんだいそれ?』
リンゴさん『あ〜!マグカップってのは、蛮族(ばんぞく)の人間と呼ばれている巨人がいるだろ!アイツらが飲み物を飲むときに使う道具だよ!アイツらはあたしらと違って、自分で果汁を作りだす事が出来ない低級な奴らなんでさ〜!』
ミカン『蛮族人間の飲み物を飲む道具の上に君臨しているのかぁ!それじゃぁ!人間はマグカップで飲み物を飲まないと死んじゃう訳だから、その上に座っているオイラのほうが人間よりエラいって訳かぁ!だって、人間どもに飲み物飲ませないように出来てるわけだからね!』
リンゴさん『あはは(´∀`)ミカンくん!そりゃぁ!アイツら果汁が作れないから干からびて死んでしまう!ってもんですわ〜ね〜!ミカンくんの言う通りってもんですわ!』
ミカンとリンゴが面白く、この出来事を語ったのでありました!
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