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ロックな話をさせてください!【音楽とあり方】

さて、今日はロックの日ちなんだ過去の配信から、ロックのお話し、ロックってなんだ?を余すことなく伝えていきます。僕は普段、ロック聴いていますが、みなさま「ロック」ってなんだと思いますか

ロックのはじまりは?

すごく定義が広いですよね。人によってロックの捉え方が違うと思うんですよ。ストレートロックみたいなもの、日本ではチバユウスケさんのバンドの「ミッシェル・ガン・エレファント」や、今でいうと映画版スラムダンクの主題歌を手掛けた「ザ・バースディ」をロックとしたり、広がってメタルまでロックに含める人もいるでしょう。パンク系をロックという人もいるでしょうし、J-popをロックという人もいますね。ビジュアルをロックという人もいれば、本当にいろいろだと思うんですよ。

そもそも、ロックは「ロックンロール」からきていると思っています。高度産業革命時代に電気音楽ですね。ちょっと言い方が古いですが、ギターやベースをアンプに繋いで、大音量で音楽を流す。それ自体がロックという言い方をされたことがはじまりかな、と僕は思います。

基本的にはエイトビートですよね。それがロックのビートではないかなと思っていますが、もう今ではエイトビート自体もないですよね。ラップが入ってきたり、よくわからない事態にはなっていますけど、「俺の生き方はロックなんだよ」という「ロック」からは、今はけっこう離れていると思うんですよね。

僕も還暦をむかえるときに、「ロックなジジイになりたいぜ」とか言っているんですよ。「ロックなジジイになりたいぜ」のその「ロック」はなんなんだ?ということから、考えていきたいと思います。

あなたにとって、ロックな生き方の「ロック」は、もっとわかりやすい日本語にするとどのような意味がありますか?
 

ロックの定義は?

僕ちょっと気になって、調べてみたんですよ。「『ロック』ってなんなんだ?」と調べていったら、ある人は「揺るがない強い意志」と言っているわけですよね。

なるほど、ロック魂。揺るがない強い意志。間違っていないと思いますけど、正解も不正解もないと思うんですが、僕はなんかちょっとニュアンスが違っていました。

ほかには「『ロック』とは命の力だ」と書いてあるサイトもありました。こっちの方がまだピンときますね。命の力だ。でも「そんなにかっこいいものかな?」みたいに思ったりします。もっと「言いたいことが言いたいぜ!」とか「やりたいことがやりたいぜ!」みたいな反骨精神を僕は感じます。
 

ロックミュージシャンたちの言葉

これまで、ロックのミュージシャンの人たちがロックについていろいろ言っているんですよ。

忌野清志郎さん

僕1番好きなのは、忌野清志郎さんのこの言葉です。

「何百万枚も売れるロックなんて、あんましロックじゃない」

これどうですか。僕すごくかっこいいなと思いますね。たしかに何百万枚も売れて「俺はロックだぜ!」と言われると、ちょっと違うなと思うところがあるんですよね。

内田裕也さん

同じ文脈だと思いますが、内田裕也さんはロックについてこんな言葉を残しています。

「歌舞伎とロックは意外な関係がある。中村勘三郎は俺たちよりももっともっと本物のロックンローラーだった」

勘三郎さんの世間に関係なく自分を貫いていく姿。それに裕也さんはロックンロールを感じたのではと思います。

布袋 寅泰さん

布袋さんはあるインタビューに答えて、こう言っていますね。

「年齢的な危機感も感じるし、あとは『大御所だけかよ!』みたいな。大御所になるぐらいだったら、ちょっと『ロックンロール』っていう名前を人生から外したいな」

これもわかりますよね。すごくわかる。

大槻健司さん

大槻健司さん、これもいい言葉ですよ。

「コンプレックスを舞台に挙げれば、それはロックになる」

僕はこの言葉が好きですね。どうですか。だんだんロックがわかってくるような感じがしませんか?

真島昌利さん

次々いこうと思うんですけど、マーシーですね。真島昌利。マーシーは、ちょっと意味がわからないんですけど、マーシーらしいなと。こう言っています。

「ロックがもう死んだなら、それはロックの勝手だろう」

ね?わかるような、わからないような。とってもマーシーらしい言葉だと思いませんか?

甲本ヒロトさん

マーシーの相方ともいえる甲本ヒロト。ヒロトはなんて言っているかというと、こんな話をしています。

「世の中で生きているうちにおこるほとんどのことは、僕にとってたいしたことじゃない。それよりも1回のロックンロールコンサートの方が大きい。1枚のCDを聴くことの方がよっぽど大事件なんだ」

これもとってもヒロトらしいですよね。


海外のロックスターの言葉

ちょっと海外も見ていきたいと思います。

シド・ヴィシャス

まずは、ロックっていうと「ちょっと違うぞ!それパンクだろ!」と言われるかもしれませが、シド・ヴィシャス。こういうこと言っています。

「俺は逮捕されない。ロックスターだから」

シド・ヴィシャスが言いそうなことですよね。

ジョン・レノン

ジョン・レノンもジョン・レノンが言いそうなこと言っています。

「ロックは死んだよ。宗教みたいになってしまったんだ。コマーシャルになりすぎてしまったし、発展することもない。セックス・ピストルズが最後のロックンロールバンドだったんだ」

これも実にジョン・レノンが言いそうなことですよね。

カート・コバーン

カート・コバーンはロックって言っても大丈夫だと思うんですけどね。こんなこと言っています。

「ロックの核心は反体制、反権力だ。成功した俺にもうロックは歌えない。聴衆を誰1人騙したくない。こんなはずじゃなかった。成功したから俺は死ぬ」

ね。そしてカート・コバーンはみずから自分の命を絶ちました。

だから僕、やっぱりロックってカウンターであるんじゃないかな、と。カウンターカルチャーというわけでなく、今の体制のカウンター、反体制にある。それを自分で信じてやっていくことがロックなんじゃないかなと思います。

ロックであるということ

僕も「ロックであろう」と思ったときに、押しつけられたものの中で生きていくのが嫌だな、と。自分が信じているものを反体制として、カウンターとして信じつつ、しっかり自分の足で生きていきたい、と思っています。

誤解をしていただきたくないのは、体制が悪いとか言っているわけじゃないです。もちろん体制の中でしっかりと生活をしていく、そこで自分を打ち立てていくっていうのも1つの立派な生き方だと僕は思っています。

ただ「ロック」っていうことは、「反体制である」、「売れないものである」、「カウンターである」ということ。それを「俺の生き方はロックだぜ!」というのだと僕は考えてみたりしました。

ということで、最後。リアム・ギャラガーです。リアム・ギャラガーはロックについてこう言っています。

「ハゲたらやめるさ。ハゲたロッカーなんてかっこ悪いだろう」

すごいですよね。そういうような考え方もありますので。

ロックってやっぱり幅広いし、やっぱり好きだなと思いつつ、今日の僕のロック話しめていきたいと思います。



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