二十歳で知っていたら…と悔しく思う心理術とは?
今日は、20歳のときに知っておいた方がよかったこと、ということで、早く知っておきたかった心理術をお伝えしていきます。
はやく身につけたかったスキル
20歳といえば大学生のときです。その時の僕のコミュニケーション力を思い出してみたんですよね。そうしたときに今の僕が伝えたいことは、「コミュニケーション能力を磨きなさい」と、「コミュニケーション力があなたの世界を開いていきますよ」ということ。本当に伝えてやりたいです。今でこそ、2倍以上生きてきて、当時よりはコミュニケーションができるようになっていますが、20歳の頃の僕のコミュニケーション能力は、あまり高くなかったんですよね。おしゃべりはしていたと思います。
けれど、その僕のしゃべりがいつもお伝えしている『ドッジボール的なしゃべり』をしていたんですね。たとえば、僕が言いたいことを伝える。相手が言いたいことは聞かない、という感じですね。今思うと本当に反省がいっぱいです。それでも世の中は開けていく、と。そのときの僕は思っていました。
今だからわかりますが、大きなチャンスがたくさんその後もありましたが、「それを自分で踏みにじってしまったな」と思っています。それはもうコミュニケーション能力がなかったからです。コミュニケーション能力がないという言い方だと、誤解を生むかもしれませんね。もっと確信をついた言い方でいうと相手の心の中、相手の頭の中を読む能力がなかった、が正しいでしょうね。
僕はコミュニケーションをしているつもり。けれど、それがドッジボールになっていた。だから相手は僕の言葉があたると痛かった。だから僕の思う方向にはコミュニケーションが進んでいかなった。もっというのであれば、僕が望むものを僕は手にすることができなかった。ということが多々ありました。
もちろんマーケティング的なところ、人の心理を動かしながらお金をつかんでいくことを勉強していましたし、実際にやったこともあります。そのあたりは、『マネーマッド』という僕の唯一の小説に書いてありますので、それを読んでいただくと「こいつ、ものすごく心理操作的なところをそんな25、26のときにやっていたんだな」と思っていただけるかと思います。
ですから、自分では「人の心を操る、人心をリードしていくことを自分はできるんだ」と、若気の至りで自信満々だったところもあって、だからこそ、ものすごくひどいことになっていきますが、そこも小説に書かせていただきました。
気質の違いを知るとコミュニケーションがかわる
もう本当に相手の頭の中、心の中をおもんばかる技術というものを20歳のときに知っておきたかったですね。もっとピンポイントでいうと、エニアプロファイルを知っておきたかったです。これも僕が書いた本で『禁断の心理話術エニアプロファイル』というものがあります。エニアグラムで人をタイプ別にあてはめていくもので、そういったものに拒絶反応をしめす方もいらっしゃると思います。僕もまったくそうでした。
大切なことは「人はそれぞれ違うんだ」ということ。僕はエニアグラムを学び、それをエニアプロファイルとして開発することで学んできました。(エニアプロファイルは僕が商標登録もっている言葉です)。
それまでの僕というのは、相手は性格の違いはあるとしても、僕と同じだと思っていたんですね。僕はよくしゃべる方だとすると、よくしゃべらない人は引っ込み思案なだけであって、頑張ればしゃべれるに違いない、と。自分の意見は表明しなければダメだ、みたいな固定観念があったんですよ。それがエニアプロファイルによって、人前で発表をする、人前で意見を言うことに関して、ものすごく苦手感を持つタイプの人もいるんだということがわかったんですよね。すべての人が僕と同じものをもっている。根本は同じだと信じていたので、相手に価値観を押しつけて流れていってしまった話や、たもとをわかつことになった人々も少なくないんですよ。
20歳のときにこれを知っていればね。あの人ともつながっていることができただろうし、あのチャンスも手にすることができたなと思います。もちろん、エニアグラムでなくとも、相手の心の中を読んでいく、相手のことをおもんばかる技術であれば、学ぶことで、一生を助けていくと思っています。ぜひ、取り組んでみてください。