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5万人のデータから見る『幸せな仕事』

幸せな仕事のヒミツ

幸せな気持ちで満足しながら働くのに必要なことは、「仕事の複雑さ」が関係しているという実験結果があります。少し自分の能力よりもハードルが高い仕事を提供してくれる職場だと、幸せ感を得るという実験結果を、アメリカのインディアナ大学が出しています。

知性と幸福に関する研究で、1980年代から33件の研究を紐解き、5万人のデータを集めました。これを紐解いて詳しく分析をし、一体どのような仕事をしている人が幸せになるのかを調査したところ、人生の満足度は、お金・休み・達成感・名声・評価・労働環境のどれでもなく、「仕事の複雑さ」だったという驚きの結果だったのです。

沢山のスキルを組み合わせたり、時折負荷が高くなることが、幸せに密接に結び付いているということで、まさに『負荷あれば幸あり』

仕事を通して「幸せ感」を感じたいのであれば、楽な仕事をてしてはいけないということ。自分に負荷がかかる「少し複雑」な、あるいは目標達成が重めの仕事をして行くことが、非常に重要だということなんですね。

出典:ACイラスト

これは僕自身にも言い聞かせています。たとえば、時代はネットやオンラインが主流になりましたが、手間をかけてでも、人に会いに行く、僕自身もそういったことを大事にしたいと考えています。

僕は実業で、MonkeyFlipという眼鏡屋も経営し、講師業もやり、多くの人と話をしながらここまできました。その経験から、何を買うのか?という時代ではもうないなと感じています。物の機能も今は良いですよね。眼鏡もそうですが、業界で何かの機能がつくと、全体で同じ機能が流行る。そこで大枠で違いがでてくるのが「価格」です。横並びであれば、少しでも安い物に流れますね。機能と価格のバランスです。

大手企業のような戦い方だと、そこに落ち着ちつきますが、僕のような中小企業・個人でやっている人間はそこではなく、「どの人から買いたいか」というところになります。「あいつから買いたい」と思われるようになっていく必要があるんですね。

何を買うかではなくて、誰から買うかという「誰」に選ばれていかなければいけないと強く思っています。だからこそ、僕自身は、人に会いに行くことを大事にしたいです。

幸せを感じるためには少し負荷があることをやること、そして選ばれる人になる。コロナ自粛の時には様々なことができなくなり、その中で、「でも何かやろう」、「何かやらなきゃいけない」と思い、やり始めた新しいことがありました。それは物凄く負荷が高かったです。やったことがないことですからね。僕のようなジジイには新しいことはかなり負荷あります。

でもその負荷を乗り越えて、かなり複雑で「どうしよう」みたいなことを乗り越えて、少しずつ成果が出たり、凄く嬉しいことが起こったりすると「良かった! もう本当に良かった」と思います。ぜひ「騙された」と思ってでも良いので、『負荷あれば幸あり』で、あなたも負荷をかけてみてください。

出典:ACイラスト

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