自宅から1時間半のミニシアターまで歩いてみる
1.普段運動しない分、たくさん歩こう
私は千年鯨、普段は飲食店のバイト、ブログを運営、日本株や米国株などを投資するフローターである。
普段はあまり運動をしていない人間ということなので、休みの日は長時間散歩しようと思っていたのだ。
その日は、見たい映画があった。
その映画は今まで行ったことのないミニシアターだったので、せっかくだから歩いてみようと思ったのだ。
自宅から今池のミニシアターまでは1時間半、これならいけるだろう。
上映時間を確認し、計画を立てて出発した。
2.瑞穂区から昭和区
行先はナゴヤキネマ・ノイ。今池にあるミニシアターである。
今池にはもともとシネマテークというミニシアターがあったのだが、経済的な事情で閉館。
元スタッフたちがクラウドファンディングをして、跡地に新しい映画館ことナゴヤキネマ・ノイができたのだった。
そういう話は元々聞いていたが、まさか自分が行くことになるとは。
伏見のミリオン座や栄のセンチュリーシネマというミニシアターしか言ったことがなかったが、たまにはこういう新規開拓しないとなと思っていた。
どんなところなのかとわくわくしながらさっそく出発。
今池までは桜通線で行けば一発楽勝なのだが、普段地下鉄ばかりだとつまらないものだ。
地上の世界をまったく知らずに生きるのももったいない。
そんな自分にとって、散歩というのは刺激的なものだった。
これといった大きなことはなかったのだが、住宅街をずっと歩いていると、あらゆる平和な世界が見えてくる。
小学校ではゲートボールをしている老人たち、高校や中学校では文化祭の練習や部活、学校説明会などのイベントが行われている。
かつての自分はこういう生活を送っていたなあとかいろいろと考えさせられる。
いつもとは違う風景を見ていると、自分の世界はいかに狭いものだったのかと思う。
狭い世界にいると何かと追い詰められやすい。
そういう時は散歩をして普段とは違うところに行くなりしないと、やばいのだ。精神的に。
3.昭和区から千種区
地名でなんとなくあ、私は今瑞穂区だ、昭和区だ、千種区にいると判断する。
ああ、目的地まであと何分くらいだなと予測できるのだ。
昭和区から千種区へと入ると少しずつにぎやかさが変わっていく。
吹上に入ると、イベント会場のホールを見る。
ここで昔、アニメのイベントがやっていて訪れたことあるんだよなあと記憶がよみがえる。
吹上ホールを横目に北へと進むと地下へともぐりこんだ高速道路が。
この高速道路を東へと進むと東山動物園にたどり着くんだよなあ。
小さいころ、この道路を通るのがすきだったんだ。動物園へのわくわくの道だったから。
時々グーグルマップと現在地を確認しながら北へと進む。
だんだんと景色は住宅街から飲食店へと変わっていく。
ナゴヤキネマ・ノイはどこだろうと少し悩みながらふらふらすると、看板を見つけた。
ああ、このビルの中なのか。
なんとも素敵な、渋みを感じさせるビルである。
4.ナゴヤキネマ・ノイに到着
目的地に到着し、ビルの中に入る。
階段をのぼると、古本屋があった。
映画を見た後、ふらりと寄りたくなりそうな本屋だ。
時間があったらまた訪れてみたい。
ナゴヤキネマ・ノイに入り、自動券売機で予約したチケットを発行。
映画が始まるまでにロビーのソファに座る。
一時間半の散歩をした身にとってここちよい柔らかさだった。
さて、これから映画を見る。
どんな映画を見たかは、後々記そう。