日本の薬草で産後ケアとか。
タイの伝統療法を調べるのにはまっていて、気になりながらなかなか
かけなかった日本の薬草と産後ケア。
出産は、日本でも命がけとむかしの人は考えてきました。「産後に視ず仕事をさせると目が悪くなる」こんな言葉おばあちゃんから聞いたことありませんか? 「産後はしばらくは頭を濡らしたらダメ、手も濡らしたらダメ、とにかく寝ときなさい。目を使わない。テレビも観ない」こんなことを言われていたのを聴いたことがあります。
世界共通、日本でもインドのアーユルヴェーダでも、中医学でも、タイの伝統医学でも「冷やさない」「目を使わない」「頭をつかわない」だったのですね。生理の時の女性と同じ。出産は、大きな生理だとおっしゃる方もおられますが、ケアも生理の時の不調と似ていますね。
産後日本で食べるのを推奨されていたのは、「ズイキ」。悪露をだしてくれる食べ物とされていました。「血の道を通す」と言われ、古い血を洗い体力を回復させてくれると信じられていました。
ちなみに「ズイキ」って何?ズイキは、『芋がら』と呼ばれて「八ツ頭」という「赤芽芋」の種類の「さといも」の「葉柄」の部分です。鉄分や繊維、カルシウムが豊富なので、妊婦さん、産後ママだけでなく女性にはお勧めの食材ですね。召し上がり方は、「炒め物」「煮物」がおすすめ。しっかりとゆでて調理をし、一緒に柑橘類を取るなどクエン酸(リンゴ酢とか)召し上がるのをお勧め。処理をちゃんとしていないと口の中がイガイガしちゃいます。痛い。痛い。
産後はいろいろお茶も飲むといいよとおばあちゃんたち。オオムギに枇杷、クマザサ、柿の葉、桑の葉に体質によって「よもぎ」や「メハジキ」をブレンドしてもいいみたいです。ヨモギも、メハジキも血のためにはいいのですが、ヨモギは、漢方の生薬になっていないもの、洗って乾燥させて炒ったものは授乳中でも大丈夫。メハジキは授乳中はやめておきましょうね。
妊婦さんも産褥期のお母さんも体はデリケートなので禁忌を守るのももちろん、ご自身のお身体に尋ねることも大切です。自分の体が心地いいをやっていきたいですね。まずリラックスできる時間を三分でもいいから作る大切さ。であります。