NDSの挑戦〜レヴニスタの視点から③〜フランスへの想い、今こそ☆日野剛志さん編☆
1.決意の言葉を胸に
2022年6月18日 ラグビーテストマッチ
日本代表vsウルグアイ代表戦@秩父宮ラグビー場
この日の日本代表は、NDS=ナショナル・デベロップメント・スコッド=日本代表候補の予備軍 から選抜されたメンバーで編成されることが事前に発表されていました。
その中の1人、
静岡ブルーレヴズ所属 HO 日野剛志さんは、リザーブとして登録されていました。
レヴズ不動のレギュラーにして選手会会長、明るくチャーミングな愛されキャラ🌟🌟名実ともにレヴズの『顔』の1人です。
(上 一番左、下 前方左が日野さん)
この試合前に受けたインタビューでの事、
今回がラストチャンス
日野さんが口にしたその言葉に、日野さんのW杯2023にかける強い想いを改めて知りました。
同じポジションには、既にワイルドナイツ坂手さんに加え、ベテラン堀江さんが代表キャンプに招集されていました。
日野さんが目指す道は、まさに荊の道なのです。
2.今、ここに、全てを
今回日野さんに与えられたポジションは、リザーブ=局面を打開する、あるいは試合を整えるという立場。スタメンにはサンゴリアスの堀越さんが入りました。試合前練習、早くからグラウンドに入り準備を進める日野さんの姿がありました。
練習を終えて控室に戻る選手達、それぞれに何かを期するような、緊張感がありました。
(左端前から2番目が日野さん)
そして選手入場、メンバーが身に纏うのは赤と白が織りなす桜のジャージ。例えようもなく凛々しく精悍な『日本代表』達が目の前に並びました🌸🌸
(左から2番目が日野さん)
この試合が、代表合宿に合流するための最終試験であることは観客にもわかっていました。試合の勝敗もさることながら、個々の選手の活躍が気になる😳😳そんな独特の緊迫感が客席に流れていました。
後半、ジャパンがリードの状況で、いよいよグラウンドに入る日野さんの姿を、レヴニスタは祈るような思いで見送ったのですが、、
思いがけないアクシデントはその直後に起きました😳😳
ジャパンは攻勢を強め、いよいよゴールラインに迫ります🔥🔥次々とパスは渡り、最後に飛び込んだのは日野さんの盟友、レヴズのキャプテン大戸さんでした🔥🔥ところが、
最後に敵を振り払った瞬間、左腕からボールがこぼれたのです。
ゴールライン内でノックオン😨😨😨当然ノートライ😭😭😭
会場は悲鳴にも似た声に包まれ、どこか異様な雰囲気になりました。
その嫌な流れを、即座に、一気に振り払ったのが日野さんでした🌟🌟
ゴールライン手前からのラインアウト。自らボールを投げ入れる日野さん、
そしてモールは進みます。最後尾につく日野さんに再びボールが渡ります。
そのまま飛び込んでトライ❗️
その瞬間、会場は、なにか救われたような、ホッとするような雰囲気に変わりました🌸🌸
そしてさらに、再びラインアウトからのモール。
最後尾の日野さんは、一瞬の間隙を縫ってスルスルっと左方向に抜けていきました。
2度目のトライ❗️❗️
あの時沸いた大きな拍手👏👏
それは、二つ目のトライを称えるだけではなかったでしょう、おそらく。
夢は叶うかもしれない🌟🌟🌟
日野さんが目指す夢、それを知る観客の誰もがそう思い、その願いをあの拍手に込めていた、そんな気がしています🥲
試合後、晴れやかに健闘をたたえあう日野さんの姿がありました。
最後の記念撮影では、『リポビタン*D❗️』と撮影の音頭をとった日野さん。
ムードメイカーとしての存在感は抜群です。
(後列左から4番目が日野さん)
週明けの昇格発表、それは厳しいものでした🥲🥲。その後、新たに招集されたHOは堀越さんの方でした。
この試合に先立ち、日野さんに課されていたテーマがなんであったのか、日野さんが自らのパフォーマンスにどの程度満足されたのか、それは私にはわかりません。
しかしあの試合は、
『W杯の日本代表発表の日まで、日野さんの夢を信じてついていこう』
そう思わせてくれるプレーでした🌟🌟
W杯まであと一年以上、代表争いはまだこれから。
日野さん、とにかくケガだけは気をつけつつ、夢に向かって、迷うことなく突き進んでください🌟🌟応援しています🌟🌟
♪Dream 描き続けた 夢が いつか願いが 叶うと わかるの この舞台で いつの日か 歌うのよ きっと 叶うはずさ 夢は♪ (ミュージカル『ファントム』より『HOME〜私の夢が叶う場所〜』