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静岡ブルーレヴズ観戦記2024/25・第2節vs浦安D-Rocks〜Shizuoka 胸に満つ〜


1、火の国へ

 東京の陽射しは眩しい。
 27日仕事納め、ここから世は9連休らしい、が、
 主婦に休みはない😢
 まだ片付けていないクリスマスツリーに目をつぶり鏡餅を飾る。
 なぜか『To doリスト』の項目は増えるばかりで一向に減らない😱
  時計は一時になろうとしていたが、J SPORTSは花園と高校バスケを優先、私がテレビの前に腰を落ち着けたのは夕方だった。

 見たいのは、この試合だ‼️
 2024/12/28 ジャパンラグビーリーグワン2024/25season D1 第2節 浦安D-Rocks vs 静岡ブルーレヴズ@熊本.えがお健康スタジアム

 熊本⁉️
 ホストチームは浦安D-Rocks(以下、浦安と表記)だが、彼らの方が遠征距離が長い、しかも【ホーム開幕戦】だというのに、この会場設定は謎でしかない。(リーグよ、『Nコム社員は全国にいますから』という話じゃないぞ😡)
 
 えがお健康スタジアム
 名前からして元気になりそうなスタジアムだが、サプリメント等を製造販売する(株)えがおがネーミングライツを取得したことによる。
 最高収容人数30000人超、
 1999年の国体開催のために整備された県総合運動公園の一施設であり、ラグビーW杯2019の会場にもなった。
 緑濃い阿蘇の山並みと穏やかな冬空が果てなく広がるスタジアムは、緩やかに時が流れていた。

2、力、示すべく


 メンバーは既に発表されていた。

 💥ごっつい外国籍選手💥がずらりと並ぶ今季のレヴズだが、この日の注目はスタメンSH北村瞬太郎さんだろう。
 立命館大学出身、前節リーグワンデビュー🌟今節はstarting15としてSO家村さんとチームを牽引するのだ🌟🌟
 ちなみに、
 東京では『りついかん』と発音しがちだが、関西では『つめい』もしくは『りめい』というらしい😳
 ♪覇者覇者♪と早稲田は歌い、♪陸の王者♪と慶応は歌うが、先日大学選手権を制した立命アメフト部は.
グレーター立命
と歌っていた。
 この日は母校の先輩大戸さん庄司さんも共に戦う。
 

   ちなみに、今節からタファーテ兄さんはテファレ兄さんになった。

(以上、チーム公式Xより引用) 

 冷静に考えて、綴りにTがなければ『テ』とは読めないはずだが、発音重視の登録名だったのか⁉️
 浦安はあのスコットランドの英雄レイドロー様がHCに就任、昇格に合わせ補強も万全、今季初勝利を目指す。
 詳しくは、頼れるラグ友まきまきまーきんそんさんのnoteを参照してほしい(浦安の全てがわかります⭐️)

 

3.前半〜火を吐きぬ❗️〜

 開始早々浦安にペナルティー、サム兄さんが落ち着いてPGを決めた⭐️
 3ー0  レヴズ先制

  ここから前半24分まで、ノートライと判定されたレヴズの攻撃も含め、なぜか試合は動かなかった。
 しかし、ここから突如レヴズの攻撃が猛烈な火を噴く🔥🔥
 それにしても、
 D1とD2、
 試合の強度や日程間隔等、そのギャップは想像以上に大きかったのか。
 
 タックルの強度や精度、攻守におけるサポートのスピード、パスの呼吸、、
 その差は歴然としていた。
 レヴズの攻撃はあまりにスムーズだった。
 ①北村さんからのパスは鋭く、トライのマロ兄さんまでドンピシャで通った。
 ②自陣からディフェンスをかわし激走したサム兄さん、そこから北村さんのトライに至る選手の連動も実に滑らかだった。
 ③浦安のケルビ選手に独走され、あわやトライか、という場所でのディフェンス、
 レヴズは次々サポートの選手が集まりボールを奪取、伊藤さんを起点にパスが繋がる。
 マフーザ&マーカス兄さんのパス交換には余裕があった。ディフェンスをかわしつつ片手でパスが繋がる。
 2人のサポートに走り込みトライをあげた庄司さんの位置取りも的確だった。
 ④ゴールライン前の攻防、タヒトゥア兄さんのゴールラインへ飛び込むタイミングも絶妙だった。

36ー0
前半だけで5トライ、しかも無失点でハーフタイムへ🔥🔥

 前半で心に余裕ができるのも久しぶりだった。
 いや、
 余裕ができた、と言ったら嘘かもしれない。
 同じ頃、ブラックラムズはサンゴリアスをリードしていた。
 ヒートはヴェルブリッツと激闘を続けていた。
 速報を見て冷や汗がでた。
 この試合、何がなんでも勝たなければ、、

4.後半〜動乱の世に〜


 レイドロー浦安新HCは的確な指示を出したのだろう。
 チームとしてはまだ途上だが、タレントは既に揃っているのだ。
 後半早々浦安はトライをあげる🔥
 スクラムのバランスも良くなった。
 
 しかし、レヴズは浦安にペースを掴ませなかった。
 みるみる敵陣深くへ前進🔥
 ①モールを押し込み、最後尾HOリッチモンド兄さんがトライをあげた🔥
 さらに、
 ②マロ兄さんが一気にぬけだし、サム兄さんとの華麗なパス交換で悠々とトライを決めた🔥
 
 トライに余裕があるから中央付近までボールを運べた。サム兄さんのCGも自然と成功率が高まる。
 
 😱雲行きが怪しくなったのはこの後だった😱

 サム兄さんが、足を引きずってピッチ外へ出ていく😱😱
 よりによって、この日インパクトメンバーのBKは2人だけ、しかも1人はSH岡崎さんだ。
 
 レヴズはスクランブル体勢に入った🔥あの極端なインパクトメンバーのバランス、こういう事態も当然想定内のはず。
 
 岡崎さんを入れて北村さんがWTBに、マロ兄さんがFBに回った。
 とはいえ、
 ここで組織のバランスが崩れたかは定かではないが、浦安にあっさりトライを奪われる🔥
 もちろん、
 このままズルズルいかない底力が今季のレヴズにあった🔥
 レヴズは即反撃に出た。
 ③モールからパスを回しショーン兄さんがガツンと飛び込みトライを奪った🔥
 このまま終われれば良かったのだが、、
 終了間際にもう1トライ奪われた😢
 もちろん、既にボーナスポイント獲得も確定していたから、あえて無理はしなかったのかもしれないが、、
 ノーサイド
 62ー19  完勝だった

西日の刺すスタジアムに、安堵の笑顔を浮かべる選手達の姿があった。
 連勝で年越しするのは、久しぶりだった。

 その日のSNS、
 ラグビー界隈では、16年ぶりにサンゴリアスから勝利を挙げたブラックラムズの応援団長メイさんの涙が話題を攫っていた。

〜あとがき〜

年の瀬は主婦の繁忙期なので、後日加筆訂正する予定ですが、まずは連勝の年越しを喜びたく筆を走らせました。(誤記等お許しください)

 選手スタッフの皆様、連勝おめでとうございます㊗️
 一戦も気を抜けない今季リーグワン、来年が一層楽しみです。
 なお、今回の副題は、立命館大学校歌の一節、『赤き血潮 胸に満つ』を、
 目次3は、同校応援歌『グレーター立命』の一節、『清き健児の火を吐きぬ』
をモチーフにさせていただきました。
 
 背後の山は比叡から富士へ、輝く水面は琵琶湖から大海原太平洋へ、
 先発の大役を果たした北村さんの飛躍をお祈りしています。

 今年のレヴズ観戦記はこれにて。
 皆様、良いお年をお迎えくださいませ。

 


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