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『静岡ブルーレヴズ』をどう呼んだらいいの⁉️〜チームのニックネームあれこれ〜
1.俺たちのアイデンティティー
静岡ブルーレヴズという名前に慣れましたか
私の応援するプロラグビーチームの初陣試合があった。
この試合は無観客試合、代わりにYouTube配信の解説を担当してくださったラグビージャーナリスト村上晃一さんは、同じく解説を担当した現役選手の日野、伊藤選手両名に話しかけた。
(左が村上さん、中央のラブリー系選手が日野さん、右のジャニーズ系選手が伊藤さん)
問われたお二人は、私が予想する以上に戸惑った様子を見せた。
ヤマハ発動機ジュビロ
このチームの旧名は、ラグビー界では強豪として知られてきた。2014/2015シーズンの日本選手権優勝から常に優勝争いの一角を担ってきたからだ。
今年6月プロラグビーチームになったばかり。部員の多くがヤマハ発動機の社員として勤務していることもあり、新チーム名は、まだ選手自身の心にも浸透していないようだ、
しかし、これだけが理由だろうか。
いや、もっと根本的な理由があるのでは⁉️、とチーム名発表の日から私はうっすら感じている。
ここで、この新たなチーム名について、私なりにつらつらと考えてみた。
私は言語学者でもなければ、文学部出身でもないので、あくまで素人考えではあるが。
2.日本語のルールからみて
日本語には『一音一文字』の原則がある。
①小さい『や、ゆ、よ』(拗音)がついても一音。
汽車→2音
②のばす音(長音)、小さい『っ』(促音)はこれだけで一音。
ブルー3音、レッド→3音。
この原則に照らすと、『ブルーレヴズ』は、6音ということになる。
まず、ここが気になる🤔🤔
音数が多く、しかも偶数音ということに❗️
ここで、古典芸能『歌舞伎』につきものの『掛け声』を考えてみる。
大向こうさんが口にする屋号は『○音羽屋❗️』『○成田屋❗️』『松島屋❗️』と4、5音が主流だ。頭の○は、現場では一呼吸おいて発することが多いので、その意味で記入した。事実上5音かもしれない。もちろん、『天王寺屋』という6音、『京屋』という3音の屋号もあるがいずれの音数も少数派だ。
さて、
ラグビーチームはとにかくチーム名が長い❗️
例えば、これはわりと短い方だが
埼玉ワイルドナイツ
地名+チーム名になる。
チーム名の『ワイルドナイツ』は七音だ。
しかし、『5.7.5.7』とリズムをとる日本語の響きに合うために意外と抵抗がない🌟とはいえ、つい企業名を略して『パナ』とか呼んでしまう。
ここで一つのことに気づいた。
企業スポーツにとって、連呼してほしいのは企業名だ❗️チーム名は、企業理念などを込めるための副次的な存在だったのかもしれない。
3.色がつくと長くなる⁉️
色を使ったチームは他にも存在する。どうしても音数は増え、そのままでは読みにくい。例えばJリーグを見ると、
浦和レッドダイヤモンズ→浦和レッズ→レッズ
京都パープルサンガ→京都サンガ→サンガ
と短く呼ぶことが多い。
ラグビーチームにも色を使った名前がある。
ブラックラムズ東京
ここは、チーム名+地域名になっている。
チーム名は、ブラック+ラムズ=2単語で7音だ。まだ企業名『リコー』とつい呼んでしまうのは、この方が単に言いやすいからだろう。
ここはかなり長い。
NTTドコモレッドハリケーンズ大阪
企業名+チーム名+地域名だ。
チーム名『レッドハリケーンズ』はなんと9音😳😳😳😳
そのせいか、SNS上では
という表現をよく目にする。
4.長音の難しさ
伸ばす音=長音がチーム名に入る事は多い。
横浜DeNAベイスターズのチーム名『ベイスターズ』は6音となる。ただ、ベイ+スターズと、前単語が短く、伸ばす音が後ろの音節に来ている。こうなると意外と気にならない。
とはいえ、なぜか『横浜』もしくは『ベイ』といわれることが多いが。かつてのチーム名『大洋ホエールズ』は、4音+5音だったが、『タイヨー』と呼ばれる事が多かった気がする。
ラグビーチームの場合、レッハリと並んでこのチームも長い。
シャイニングアークス東京ベイ浦安
チーム名の『シャイニングアークス』だけで、なんと9音❗️
今までは企業名『Nコム』あるいは単に『アークス』と呼んできた。ただ、このチームの場合、おそらく名前の肝は『アークス』なのだろう🌟大型の選手参加企画は『アークス学園』というネーミングだった。
5、ブルーという複雑な響き
ブルー→3音になる。
ブルーを使ったチーム名となると、
かつてのオリックスは『ブルーウェイブ』だった。これも6音。ただ、WAVEというのは、1単語かつ『母音も一つ』で発音しやすいために、6音でも意外と言いやすい。結局後年『バッファローズ』になったが、これも6音だ。どちらが言いやすいだろうか。もちろん、これは近鉄のイメージが強すぎて、私は未だにオリックスと呼んでしまうが。ちなみにオリックスは5音だ。
さて、ブルーレヴズ
うーん、やはり呼びにくい。なぜだろう🤔🤔🤔❓とりあえずの結論を列挙してみる。
①ブルーとレヴズが完全に二つの単語、しかも合わせて6音と長い。
②後ろがレヴズと『英単語の複数形』かつ発音もしにくい(REVSなのでVSと子音が続く)。
③長音のブルーが前単語にきて、かつ、後ろの単語と音数が同じ(ベイスターズは、2+4という音数の組み合わせ)なので、今一つ座りが悪い。
もちろん、大リーグにはブルージェイズというチームがあり、ここも3+3ではあるから一概には言えない。
後単語の音数が多い最たる例はスポーツチームではないが『ブルーインパルス』。たしかに座りは良くなる。
ちなみに、パリーグ楽天は『楽天ゴールデンイーグルス』ではあるが、4音+(5音+5音)なので専ら『楽天』もしくは『イーグルス』と呼ばれる。たしかチームの歌は
♪楽天 イーグルス 楽天 イーグルス
楽天 楽天 イーグルス♪という歌詞だった。
こんなところだろうか。
6、呼びやすいニックネームを探せ❗️
やはり、まずは選手スタッフが新チーム名に慣れるために、呼びやすいニックネームが必要ではないか🌟🌟🌟
選手も戸惑うチーム名ではファンは困ってしまう😓😓
そこで方法を考えてみた。
『シンプルにファンに公募する。』
いや、これは最後の手段かもしれない。まずは、
『選手スタッフがグループに分かれて呼称を考え発表する。』
のはどうか。
別にこれで決める、という話ではない。
大事なのは『話し合い』そのものだ。
ブルー+レヴズ→両方英単語ではあるが、
では、フランス語では?フィジー、トンガ、サモアの言語なら?NZ、オーストラリアの先住民族の言葉なら?
国際色豊かなのがラグビーチームの強み🌟🌟
チームビルディングを兼ねて話し合ったら意外なネーミングが飛び出すかもしれない🌟🌟
もちろんファンからは、やがて『静岡』とよばれるのかもしれないが、
俺たちのチームをこう呼んでほしい‼️
チームからそんなメッセージがあってもいい🍀🍀
生まれ変わったのだから。