静岡ブルーレヴズ観戦記・3/23vsトヨタヴェルブリッツ〜雨に凱歌を〜
1.春の雨に
私は予めテレビをつけなかったことを悔やんでいた。
長女の愚痴は終わる気配はない😨
娘よ、
『2次会、もちろん行くよね』と言った上司に悪気はないのだ。
『人生、所詮金でしょ。』と言い放つ同僚はまだ社会人駆け出しの小僧なのだ。
私はスマホをそっと覗く。
『勝ってる、まだ、勝ってるぞ、、』
試合は既に後半に入っていた。
ああ、娘よ、
気持ちはわかるが、母はこの試合が見たい❗️
2024/3/16
ジャパンラグビーリーグワン第11節
静岡ブルーレヴズvsトヨタヴェルブリッツ@エコパスタジアム
娘の愚痴は尽きる事なく延々と続く、、
でも私は知っている。
本当に苦しいこと、辛かったことはなかなか口にできない子なのだ。
私はようやくリモコンを手に取った。既に試合は終わっている。
娘はソファの上でスースー寝息を立てていた。
録画を見るのは明日にしようか。
消音にしたJ SPORTSでは試合のハイライトが放映されていた。
試合録画を見たのは翌日だったが、
それは、いい意味で、あまりに予想外の展開だった。
2.この高き壁に
メンバーは木曜に発表されていた。
【レヴズの若き司令塔】家村さんは怪我で欠場のようだ😨
アーロン様&バレット様というオールブラックスハーフ団に挑むのは
⭐️⭐️岡崎さん&サム兄さん⭐️⭐️
SHはブリン兄さんがリザーブに控え試合を締める🔥
あれ⁉️
SOの控えは、、いないの⁉️
この場合、
CTBやFBがSOを兼ねることが多い。
堀川隆延アシスタントコーチ(=タッキー)も現役時代この3つのポジションを兼ねていた。
日本代表SH村田亙さんとハーフ団を組んで関西社会人ラグビーを制し、現役最後の試合はリザーブからCTBで出ていた気がする、、
レヴズ今節の注目は、スタメン初登場のシオネ兄さん、ショーン兄さんだ。
体格を生かしたダイナミックなプレーが期待される⭐️
平一郎さんやタヒトゥア兄さんがリザーブに控える。これは頼もしいじゃないか⭐️⭐️
対するヴェルブリッツ、
⭐️⭐️超大物海外スター選手&姫ちゃん⭐️⭐️
というイメージが先行するが、
茂野さんはもちろんのこと、華麗なプレーで魅せるフィフィタ選手や高橋さんを始め、木津さん、彦坂さん、秋山さん、、など書ききれない程名手がずらりと揃い、どのポジションも隙がない🔥🔥
前節、両チームは秩父宮、豊スタで激闘を繰り広げていた。
接戦を制したレヴズ、ここまで五勝六敗、
九割九分手にしていた勝利を逃したヴェルブリッツ、六勝五敗、
🍡超団子レース🍡今季リーグワンは、ここからがまさに正念場だ🔥🔥
さて、
画像に映るエコパスタジアム、
上空からうっすら靄が降りている。
雨はクッキリと白い糸を引き、観客は屋根のある一層後方に集まっていた。この日は『雨の日☔座席変更サービス』があったのだ⭐️このサービスはありがたい😭
気温は10度をきっているらしい。観客は真冬&雨の滝行スタイルでこの試合に挑んでいる。
キッズダンスチームの皆さんが、愛らしい花道🌸を作り両チームを拍手で迎えた。
選手達はみるみる濡れながらグラウンドに入り、円陣を組んだ。
レヴズ、この銀河系軍団にどう戦うか。
試合が始まった。
3.前半〜さあ、雨に❗️
開始早々、ヴェルブリッツに攻撃の主導権を握られ、レヴズは堪えきれず自陣でペナルティー。
バレット選手はきっちりPGを決めた🔥
0ー3 ヴェルブリッツ先制。
もう点を取られたか、、😢
おそらく、
多くのレヴニスタがここからの【苦行】を思い描いただろう。
前節のヴェルブリッツは、鮮烈な連続攻撃でサンゴリアスを一度は逆転したのだから。
今振り返ると、
やはり、この後の出来事がターニングポイントだったのか。
一転攻勢に転じたレヴズは、岡崎さんのテンポ良いパスでぐんぐんと前進していく🔥
スタメン初顔の二人=シオネ兄さんとショーン兄さんは、パワフルに相手も味方も引きづりながらゴールラインに迫る🔥
ボールは俊足の山口さんへ、
加速した山口さんは片手でマロ兄さんへパス🔥
さらに大外に走り込んだキーガン兄さんにボールは渡り、兄さんはまっすぐ激走する🔥🔥
しかし、
あと一歩でゴールライン⭐️、という地点、
左から飛び込んできたバレット選手に押し出されてしまう😢
これは、、
ある種事故に近いと思うが、バレット選手の腕が、兄さんの首にビシッと入ってしまった。明らかにハイタックルだ😨
話はそれだけで済まなかった。
レフリー川原さんはTMOを指示した。
『このタックルがなければ明らかにトライとなった』
との判定が下り、認定トライ=レヴズに7点
が認められた😳😳
7ー3
レヴズ、思わぬ形で逆転に成功する❗️
さらに、
スピーディーに攻撃を展開するレヴズに対しヴェルブリッツにペナルティーが出る。
サム兄さんは確実にPGを決めた。
10ー3 7点差に❗️
まだ前半11分だ。
レヴズの攻撃は止まない。
岡崎さんは、元CTBでもあった強みを生かし自ら前にでる🔥
マリー兄さん、日野さんがさらに大きく前へ🔥
GoGoレヴズ❗️
応援の声が会場に広がる🔥
しかし、
フェイズ11でレヴズのノックオン😢トライに至らない。
ここでバレット選手が戻ってきた。
ヴェルブリッツ陣内でヴェルブリッツボールのスクラム、
レヴズはこの大切な勝負に勝つ🔥ヴェルブリッツにペナルティー。
レヴズはショット選択、サム兄さんはここも決めた🔥
13ー3 10点差❗️
揺れるジャージから水飛沫が上がるほど雨の勢いは激しい。とはいえ、
やはりレヴズには恵みの雨なのか。
J SPORTSは藤井雄一郎監督(=ふじやん)とタッキーを映した。これで2度目か。
ふじやんはいつになく穏やかな顔つきに見える。タッキーは鋭い眼光を遠くに飛ばしている。
これは、指導陣の目算通りなのか、それ以上なのか、、
レヴズは依然攻勢にある。
サム兄さんは巧みに走り上がり攻撃を加速させ、敵陣ゴールライン前でのレヴズボールのスクラムとなる。
日野さんの激しい息づかいが白い煙となり流れていく。よほど冷えるのか。
日野さん🆚彦坂さん
円熟の二人がコントロールするスクラム、
ここはヴェルブリッツが勝ち、バレット選手のキックで一気に押し戻される😢
そう、
私はかつてサンゴリアスに所属していたバレット選手を何度か生で見た。
キックの距離、高さ、落とす位置、その技術は正確無比といっていい。
10分とはいえ、彼の『不在』はレヴズに大きな追い風となっていたのだ、おそらくは。
ヴェルブリッツは攻勢を強めていた。
ラインアウトからモールで押し込み、アーロン・スミス選手が巧みなステップで前を切り裂きゴールラインに迫る🔥
【Blue Revs❗️】の声、ディフェンス時の応援の声が響く。
攻めるヴェルブリッツ🔥
ボールを一旦保持したレヴズだったがノックオンとなる。
自陣でヴェルブリッツボールのスクラムに。ピンチだ😨😨
しかし、
このスクラム勝負にも勝ち、レヴズはピンチを脱する🔥🔥
敵陣を脱したレヴズ、
庄司さんの突破を機に攻撃は加速、一度加速するとゴールラインはみるみる近くなる🔥
GoGoレヴズ❗️
声援が後押しする。
大戸さんが、日野さんが前に出る、ゴールラインは目前だ🔥
ショーン兄さんがついにゴールライン内に突っ込む、が、その体の下にはヴェルブリッツの選手達が折り重なっていた😨
ボールはグラウンディングしていない=ノートライの判定😢😢
ヴェルブリッツのゴールラインドロップアウトでゲームは再開された。
後藤翔太さん曰く、これも一つの『戦術』らしい。
バレット選手のキック、ボールを獲得した山口さんが走る🔥シオネ兄さんも大きく前進して再びゴールライン目前に迫る🔥
サム兄さんがディフェンスをかわして前進、ボールはピウタウ兄さんへ🔥
兄さんは力強くディフェンスを二人振り切ってゴールラインを駆け抜けた❗️
トライ⭐️かと思われたが、、
直前にレヴズのノックオンがあった、としてこれもノートライに😢😢😢
ただ、
この間ヴェルブリッツにペナルティーがあった、との判定。
レヴズはショット選択 サム兄さんPG成功⭐️
16ー3 13点差❗️
前半は残り10分を切っている。
ここで、シオネ兄さんからマルジーン兄さんに交代。兄さん、前からアフロでしたか⁉️
キックの応酬の中、キーガン兄さんの蹴ったボールにレヴズの選手達はいち早く反応、敵陣内でのボール保持に成功する🔥
しかもヴェルブリッツにペナルティーの判定。
レヴズはショット選択 ここは不成功😢
16ー3 依然13点差❗️
いよいよ前半も終盤
レヴズにペナルティが重なり一転ヴェルブリッツが攻勢に出る🔥
あと2分弱❗️
姫野選手が大きく前進、ゴールライン目前での攻防が続く🔥
懸命に守るレヴズ🔥
ここで前半40分のホーンが鳴った。
そしてついに、
レフリーの笛が鳴る。上がった手は左手。
ヴェルブリッツにノットリリースザボール。
レヴズはピンチを凌いだ⭐️⭐️
前半終了 16ー3
13点差で『勝って』いる❗️
なんだか、かえって緊張してきたぞ、、
4.後半〜夢心地に〜
レヴズ310 ヴェルブリッツ70
レヴズ29 ヴェルブリッツ116
画面に示された前半のスタッツ、
上はゲインメーター
下はタックル数。
要は、
【前半、レヴズはほとんど敵陣で攻撃していた】ということか。
後藤さんも住田アナもこの数字に半ば言葉を失っている、といった口調だった。
スタメン初顔二人のフィジカルも、レヴズに大いに貢献しただろう、がしかし、なぜここまで完璧にヴェルブリッツを抑え込めたのか、、
レヴズよ、まさかガス欠してないか😨チームの課題は後半20分以降のゲーム運びだというのに。
ただ数値上は、『後半失速気味』というチーム事情はヴェルブリッツも同じらしいが、、
大いなる不安と期待渦巻く中後半が始まった。
ボールを保持しつつけた前半から、一転してキックの応酬となり、レヴズは早くも攻勢に出る🔥
ラインアウトからモールで押し込み、さらにボールをテンポよく繋いで前進を図る🔥
しかし、
ここはヴェルブリッツが粘り、レヴズはトライに至らない😢
レフリー川原さんがプレイを一旦止めた。
マリー兄さんが傷んでいた。頭を押さえている。誰かと接触したらしい😨
映像が流れ、実況住田アナと解説後藤翔太さんはまたも絶句した。
接触の相手は、なんと川原さんだった❗️
映像で見る限り、明らかに川原さんの方が痛そうだが、川原さんは涼しい顔で試合を進めようとしている💦
川原さん、鉄人です⭐️⭐️⭐️
さて、
試合はヴェルブリッツの攻撃で再開されたが、日野さんがナイスタックルで相手の前進を阻み、その直後ヴェルブリッツにペナルティーの判定。
レヴズはショット選択 ここは不成功
依然16ー3
ヴェルブリッツは攻勢に出てレヴズ陣内へ。
やはり、
このプレイが、勝負の潮目だったのか、、
レヴズ陣内で、ヴェルブリッツボールのラインアウト、
遠目に投じられたボールは、ヴェルブリッツ選手達の手に収まることなく更に奥へ、そこに日野さんが走り込みボールをキャッチした🔥
彼は走らなかった。
彼は投げなかった。
彼は、
『蹴った』のだ‼️‼️
さほど飛距離があったわけではないが、楕円球とはつくづく不思議なものだ。
ボールは無人の敵陣内へコロコロと斜め上方向に、途中からより鋭角に方向を変えタッチ外方向へと転がる。そして、
『あのライン=22メートル』を越え外に出た。
会場が沸いた❗️
住田アナも興奮を隠せない❗️
『50/22❗️日野のスペシャルプレーがでました❗️』
日野さんはうっすら笑みを浮かべラインアウトの準備に入っていた。
ラインアウトからレヴズはボールを右へ回す。
プリン兄さんが絶妙なタメを作り仲間にボールを渡す🔥
レヴズは確実に前進し、ゴールラインに迫る🔥
プリン兄さんは機を見て遠目の山口さんにボールを投げた🔥山口さんは大外のキーガン兄さんにパス、
兄さんはそのままゴールライン内に飛びこんだ🔥
レヴズ 見事な連携プレーのトライ⭐️⭐️
21ー3 18点差‼️
とはいえ、
まだ後半10分を経過したばかりだ。
反撃に出るヴェルブリッツは、バレット選手がここで絶妙なキックを見せた🔥🔥
キャッチを試みた山口さんが傷んでいる。
グラウンドと陸上トラックに敷かれた人工芝の段差に足を取られたらしい😨
理由はわからないが、段差があったら普通に危ないじゃないか😭😭
山口さんは黒いテープで足をグルグル巻きにして戻ってきた。
画像に映るふじやんは、眉間にシワを寄せグラウンドを見つめる。
その後、
レヴズはヴェルブリッツのペナルティーで自陣深くから脱出するが、再びヴェルブリッツの攻勢に晒される。
ここでジャッカルを決めチームを救ったのは、
『ショージスミス🔥🔥』(=庄司拓馬さん)
この住田アナの表現に、後藤さんはポカンとしている💦
後藤さん、庄司拓馬改めショージスミス、今後よろしくね❗️
攻勢に転じたレヴズは、左ライン際をサム兄さんが激走してディフェンス網を突破🔥🔥ピウタウ兄さんにパスし、兄さんも走る🔥🔥🔥
右からヴェルブリッツの選手も走ってきた🔥🔥
間に合うか?⁉️いや、間に合わなかった😢
ゴールライン寸前で捕まり、ボールは手からこぼれていた。レヴズのノックオン=ノートライ😢
ゴールライン前で、ヴェルブリッツボールでのスクラム、ここはバレット選手のキックで陣地を挽回される。
レヴズボールのラインアウトから再びゴールラインを目指すレヴズ🔥
GoGoレヴズ❗️
声援は次第に膨れ上がる🔥🔥フェイズは15を超えた、しかし、レヴズにノックオン😢
さすがに、疲労も溜まってきたのか、、😨
ヴェルブリッツは即反撃した。茂野さんが抜け出し、ファルコン選手が疾走する🔥🔥
しかし
レヴズのディフェンスは戻りが早かった。ファルコン選手を一気に捕える。
マロ兄さん、値千金のジャッカル成功🔥🔥
レヴズは窮地を脱した。
時間は後半20分を超えていた。
🔥 ここからが、両チームの正念場だ🔥
レヴズはマイボールのスクラムに勝利🔥ブリン兄さんがガッツポーズ、選手達も天に吠える🔥
さらに、
敵陣で攻勢に出たレヴズに対し、ヴェルブリッツにペナルティーの判定。
サム兄さんはこの大切なPGを決めてくれた⭐️
24ー3 21点差‼️
でも時間はあと15分もある😨
ここからのヴェルブリッツの反撃に対しレヴズはラインアウトのボールを2度奪取してその前進を阻む。
時間はあと10分❗️
ヴェルブリッツ高橋選手が一気に抜けボールを前に蹴り出す🔥しかしバレット選手には届かない。
ここから、ヴェルブリッツは粘り強くボールを回す🔥🔥
最後はジョシュ選手がトライを決めた。
バレット選手のCGは不成功。
24ー8 16点差❗️まだ2トライ2ゴールでも追いつけない点差だ❗️
残り時間は5分‼️
ヴェルブリッツが再びゴールラインを目指すが、レヴズは粘り強く守り自陣への侵入を許さない。
残り時間2分、ヴェルブリッツはついにレヴズ陣内に押し寄せるが、ここでヴェルブリッツにノックオン。
勝負は決した。
レヴズボールのスクラム。
ブリン兄さんはボールを手にして後方にパス、ボールはタッチ外に蹴り出された。
ノーサイド
24ー8 静岡ブルーレヴズ 快勝⭐️⭐️⭐️⭐️
彼らの心は、まだ試合の中にあったのか。
レヴズの選手に意外なほど笑顔は少ない。ヴェルブリッツの選手達と健闘を称え合い、彼らは共に戦った仲間達と集まった。
少しずつ表情がほぐれていく。ショージスミスが弾けたような笑顔を見せた。
そして、
オールブラックスハーフ団を封じ込めた岡崎さんとサム兄さん、仲間の肩を叩きながら、
その瞳は、煌々と輝いていた。
〜あとがき〜
こんな、こんな展開があるなんて❗️
今回の副題、目次はブロードウェイミュージカルの名作『雨に唄えば』をモチーフにしました。
完敗でもなく、終了間際逆転負けでもなく、はたまた激闘の末競り勝つというのでもなく、それどころか、
80分間トータルでの快勝、完勝とは❗️❗️
試合後の凱歌、その歌声は何度聴いても幸せな気分になります。
https://x.com/bluerevs/status/1771505935686455378?s=46&t=6HF12W27Rr9kGH8Ea-4NTg
何度も繰り返し録画を見ました。勝負の帰趨を分けたものは一体なんだったのでしょうか。
今節、いわば『前半からぶっ飛ばし作戦』は、スタメン初顔のお二人を含め体を張った攻守を80分間実践したFW陣、強い雨の中スピーディーな攻撃を絶えず展開したBK陣、の成果そのものです。
とにかく素晴らしかった、その一言に尽きます。
選手スタッフの皆様おめでとうございます。
さて、トヨタ戦、
というと、一つ思い出す光景があります。
W杯2019の興奮冷めやらぬ中開幕したトップリーグ2020シーズン、
ヤマハ発動機ジュビロは開幕戦でトヨタ自動車ヴェルブリッツに勝利しました。
『ヤマハは、スクラム、スクラムです。』
勝利インタビューで、終始上ずった声で喜びを口にしたタッキーの晴れやかな姿がありました。
あれから4年、あまりに色々なことがありました。未知なるウイルスが来襲し、チームはプロ化、チーム名もヤマハからレヴズとなり、4年ぶりに手にしたこの勝利。
本当に、本当におめでとうございます。