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【アムステルダム】映画感想 

ちょっとネタバレあり。

【アムステルダム】は、スピード感とか強い刺激を与えてくれる完全な娯楽映画なのか?と問われるならば、ちょっと違う。

芸術映画と娯楽映画の中間点といったところ。

バードウォッチング好きの映画でもない。


カッコウだよ。鳩じゃないよ。

なぜか登場人物にバードウォッチング好きな人が多いけれど。

印象的なのはヴァレリー(従軍看護師)

清廉な女性看護師というよりは、豪快で大胆なアーティストという感じ。

生きがいにできるほどの美しい物が大好き。戦争映画でよくみる看護師のイメージではない。


フランス人じゃないよ。アメリカ人だよ。

彼女の手作りアートはオランダのゴッホよりピカソ的な感じ?
銃弾(治療中に兵士の体から取り出したもの)を使った作品が次々に出てくるシーンは心躍った。マーゴット・ロビーの美しさに見惚れてしまう。

TENETでの演技が好印象だったジョン・デヴィッド・ワシントン(ハロルド)はヴァレリーと恋に落ちる。一目惚れなのかな。


さらに3人の友情は水魚の交わりを結んだかのように、固く結ばれていく。

戦後3人でアムステルダムに行き、サンドダンスを踊るシーンが好みだった。あんなダンスがあるんだ。砂漠民族の踊り?
ちなみに気になってサンドダンスと検索すると
「バナナマン 日村 ダンス」が表示される。
それじゃない。


バナナはおいしい

ナンセンスソングも素敵。

クリスチャン・ベイルのおどけた演技も良かった。何度も義眼が飛び出てくるから滑稽でつい笑ってしまう。
パークアベニューに戻ってからのバートは仲間(退役軍人)を助けるために診療を始める。それから10年以上してスリリングな展開が始まっていく。

そりゃそうだ。

あんなにビッグスターのテイラー・スウィフトがあっさりスクリーンから消えるのだから、事態は悪くなりそうな予感しかない。

2022年10月、最新アルバムの収録曲が史上はじめて全米シングル・チャート『ビルボード・ホット100』の上位10曲を独占しちゃうようなレベル違いの感性を持ったスターが。あっさりと。

テイラー、立派な役割を果たしていたよ。
短時間だけど。

ちなみにこの10年間に何も起こらないのは物足りないから、監督は【パークアベニュー】とかいうスピンオフをつくってくれないかな。
ほぼ実話で。

ロバート・デ・ニーロに威厳がある人物(ギル・ディレンベック将軍)を演じさせると天晴れ。ギル・ディレンベックのモデルとなっているスメドレー・バトラー少将の発言を完コピしている。恐るべし偉人。
その他の出演者も豪華。

まとめ

何が言いたいかというと、
けっこう好みの映画でした。


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