間もなく臨月を迎える
6月から産休に入り、あっという間に半月が過ぎてしまいました…
子宮頸管が31週の時点で2.3cmしかなかったこともあり
ギリギリ入院は回避できたものの、自宅でできるだけ歩かずに安静に…と先生に言われていました。
張り止めの薬を飲みつつ、産休までの在宅勤務はずっとソファで仕事をし
産休に入ってからも1日の8割はソファで過ごすという…笑
そして
産休万歳!人生の夏休みだーーーー!!!!
と思っていたのに、いざ始まると1日が長く、そして何もやる気が起きなくて
入院の準備と赤ちゃんをお迎えするための準備、お産に向けてのお勉強以外はほとんど何もしていません。笑
まぁ、2kgの小さな人をお腹に抱えて毎日栄養を送っているのだから
あんまり頑張らず、のんびり過ごそ〜と思うことにしました。
臨月間近の体調と赤ちゃんの様子
妊娠9ヶ月に入るあたりから、いきなりお腹が大きくなってきてご飯が1人前食べられなくなりました汗
食べられたとしても、その後の胃もたれと不快感がひどく、特に夕食後は寝るまでに2、3回歯磨きしないと気が済まず…
つわりが終わって安定期に入った妊娠中期が、一番ちゃんと食べられたかもしれません。
とはいえ、妊娠初期のつわり期のような食べ物を見るだけで吐きそうとか出汁系の味が無理とかいうことはなく
とにかく量が食べられないという状況です。
そういうこともあり、臨月間近の今、妊娠前+6.5kgなのでそんなに体重が増えていないほうかもしれません。
鍼灸の先生に、産むときは体重少なくてもいいんだけど、産後の体力がなくなっちゃうからもう少し増やしたほうがいいね、とアドバイスいただきました。
出産後の体力温存のためにもう少し太らなければ…
それから、ご飯を食べただけで動悸がひどい笑
これは大きくなった子宮に心臓も圧迫されていることで起きるようです。
30年以上生きてきて初めてご飯食べただけで動悸を感じたので、少し不安になりました。
(ちなみに血圧は低いままです。高血圧と動悸は関係ないみたい…)
お腹の子はというと、服の上からでもわかるくらいに胎動が激しくなってきて
たまに私の意思とは無関係にお腹が腹踊りしているみたいです笑
たまたまご飯を食べている時に胎動の激しいお腹を見ていた夫が
「獲物を丸呑みした蛇のお腹みたい」と言いました…
的確だけどなんともいえない例えだな…
赤ちゃんの体重は34w時点で2100g、平均ど真ん中の体重を推移中です。
お産について考えた
臨月が近づいてくると、どうしてもお産のことを考えなくてはなりません…
そこでようやくバースプランについて考え始めました。
ちなみに、私は半年不妊治療をしていて、顕微鏡受精を経て妊娠をしました。
体験記にも書きましたが、採卵がとにかく痛くて痛くて…
こりゃお産に堪えられるはずがない!と決め込み
絶対に無痛分娩ができる産院にするぞ…!とまだお腹に赤ちゃんが宿っていない頃から意気込み、今の産院を探し出して「ここで産む!!!!」と決めていました笑
私の住む埼玉県で24時間無痛分娩に対応してくれる産院は非常に限られており、自宅から通える範囲に今の産院があることが奇跡だと思います。
当然、ものすごく人気で妊娠7週目でほぼ分娩予約が埋まるというほどの人気ぶり…
悪阻で吐きそうな冬空の中、電車とバスを乗り継いで大急ぎで分娩予約をしに行った思い出。
妊娠中期までは、無痛一択でお産のことはそんなに考えていませんでした。
しかしお産に向けて色々な本を読むにあたり、自分でも予想しなかった感情が芽生え始めてしまったのです。
「自然分娩で挑んでみたいかも」
(↑悪阻の中分娩予約しに行った私がブチギレそう)
赤ちゃんが主役のお産にしたい
ここに書き記すことは、あくまでも私なりの考え方ですので
それぞれの妊婦さんがベストだと思った分娩方法こそベストだという、揺るぎない大前提がありながらも、読み進めていただければ幸いです。
また、病気の都合でお産の選択肢がない方もいらっしゃると思います。
お気を悪くされる方がいらしたら申し訳ないです。
私はバースプランを考えたときに、お産の日=赤ちゃんの誕生日
になるので、あくまでも主役は赤ちゃんにしたいなと思いました。
私は赤ちゃんがこの世に出てくるまでのサポート役というか…
無痛分娩は麻酔科の先生が不在だとできないので、計画分娩になる病院が多いと聞きました。が、私の産院は24時間麻酔科医が在籍しているため、陣痛が来て、子宮口が開いてきてから麻酔を始めることができます。
(ただし計画無痛分娩の方が優先となりますが)
元々、自然な陣痛を待ってから麻酔を入れることを希望していました。
それも踏まえて、無痛分娩のデメリットを改めて見直しました。
私が特に気になったのが以下の通りです。
背中へカテーテルを通さなければならない
陣痛が弱まり、お産が長引くことで赤ちゃんに負担がかかる可能性がある
いきみ方がわからなくなり、吸引分娩・鉗子分娩になる可能性が高まる
麻酔の副作用で、吐き気・痒みに見舞われる可能性がある
まず背中へのカテーテルですが、私自身が小学生の頃に入院した病院で
背中にぶっとい注射針を刺して髄液を抜くという検査をした経験があり…
担当してくれたお医者さんが研修医だか新人だかで全然うまくいかず、何度も刺したり抜かれたりして結局髄液は取れないわ、死ぬほど痛いわという過去のトラウマがあります。
無痛分娩で行う硬膜外麻酔は、同じ位置に注射するんですよね…
それが恐怖で!涙
おそらく、小学生の頃ほどの痛みではないと思います。
もう20年以上前で子どもの頃の経験なので、もしかしたら必要以上に痛い記憶になっているかもしれません。
それに、無痛分娩ではカテーテルを入れる前に皮膚にも麻酔の注射をするようですし…
ただ、お産に集中したいのに、そこへの恐怖心までも抱いて無痛分娩に挑む必要があるのか?と考えた時、いったんこの心配はしないほうが精神衛生上良さそうと判断したのでした。
続いて気になったのが、お産が長引く可能性です。
無痛分娩を選択すれば母体は麻酔で痛みを和らげてもらえますが、その影響で陣痛が弱まってしまい、促進剤入れる→麻酔入れる→促進剤入れる…のループに。
その間赤ちゃんは陣痛のたびに苦しい思いをして頑張っているのかと思うと涙
もちろん母体も痛みがゼロになるわけではないのですが、それを思うとなんだか切なくなってしまったのです。これまでの十月十日、一心同体で過ごしてきたのに。
自然な陣痛であれば、母体は痛くて辛いけど、赤ちゃんが産まれてくるために必要なエネルギーを邪魔することなく、赤ちゃんのペースでお産を進めることができるのかなとも思いました。
(臍帯が身体に巻き付いていたり、何らかの事情で下に降りてこれないから帝王切開に…ということも、もちろんありますが)
我が家は一人っ子でいく予定なので、人生最初で最後のお産と思えばそういう経験もいいかなと!
とはいえ、台湾に住む友人(今年台湾で出産した方です)に聞いた話では
台湾では自然分娩を選ぶ人自体がほぼいなくて、無痛か帝王切開かで悩む人のほうが多いのだそうです。
風水や占い的に縁起のいい日時を、親が選んでその時間に産むため、という目的もあるのだとか。
日本ではどちらかというと、赤ちゃんが産まれたいときに出ておいで…
もしくは、家族の都合のいいタイミングに合わせて計画分娩で!(旦那さんのお休みや上の子の保育園のスケジュールなど)と考える人が多いですよね。
本当に国や文化によっても全く考え方が異なるのだなと思います。
私のこの考え方は、日本のお産の価値観の中の、ごく一部に過ぎません。
こんなふうに考えるようになって、助産師さんとバースプランについて話して、覚悟を決めたぞ!と思っても
いつもエコーに映る子宮頸管を見ながら、こんなに狭いところを、一人の人間が頭でこじ開けながら出てくると考えると恐怖で震えることもありますが、笑
お産の痛みにはいつか終わりがくるし、その先で赤ちゃんに会えるという最大の喜びが待っているので、それなら痛みに弱くてチキンハートな私でも頑張れるのかな?と思い至ったのでした。
とはいえ、ギブアップという保険あり笑
Youtubeでさまざまな方のお産動画を見たのですが、中でも印象的な動画があって、、、
その方は元々自然分娩を希望されていました。
陣痛が始まった頃は元気で、お産にとても前向きで陣痛の到来を喜ばれていたのに、
途中あまりの陣痛の痛さに20回前後吐いてしまい、震えが止まらなくなり、微弱陣痛になってしまったので一旦無痛の麻酔を入れたというお話でした。(そこで仮眠をとって体力を回復するため)
こればかりは実際に自分の身に起きてみないと想像できませんが、そこまでの痛みになってしまったら、いずれにしても分娩まで体力が持たないなと思い…
私の産院では、自然分娩を希望していたけど痛みに堪えられくなってしまった場合、無痛に切り替えることができます…
バースプランを相談した際には「当日のお産の状況などを鑑みて、状況や助産師の判断によってはギブアップで行きましょう!」と助産師さんに言っていただきました笑
ギブアップって呼んでるんだな…
果たして私はギブアップせずにお産に挑むことができるのでしょうか。
今この瞬間を楽しんで生きていたい
臨月を間近に控えた今の私は、お産を無事に終えて赤ちゃんと会えた方たちが羨ましくてたまりません。
この話を夫にしたら
「そう?でも、赤ちゃんがお腹にいる今の時間ってすごい貴重だよ。RURIちゃんにしか経験できないことだし、生まれてきたらうるさくて大変だよ。男なんてみんなアホやし」
(最後すごい暴言)
と言われてハッとしました。
妊娠初期の私は毎日、お腹の子が無事に育つか不安でたまらなくて、妊娠後期を迎えた妊婦さんたちが羨ましくてたまりませんでした。
お産を迎える妊婦さんたちのことは、なんだか別の次元の人たちに感じたほどです笑
でもそんな妊娠初期の私のことも、不妊治療していた頃の自分が知ったら羨ましいだろうな。
産後、赤ちゃんのお世話に24時間追われているママさんたちは、のんびりお腹の赤ちゃんと過ごしている妊婦さんや
仕事に復帰したママさんが羨ましいかもしれません。
だから、今この時間を大切に生きたいなと改めて思ったのでした。
今回はだいぶ長くなってしまいました汗
最後までお読みいただき、ありがとうございました。