【8x9通信】2021年1月号
こんにちは、ハックです!今年もよろしくお願いいたします。
今月から、【8x9通信】としてレッスン内容やお知らせなどをこちらのnoteにて配信していくことになりました。お子様の教室での様子や学んだ内容を保護者の皆様にも知っていただけるよう、毎月配信していく予定です。よろしくお願いいたします。
おしらせ
2021年1月13日に発令された緊急事態宣言発令に伴い、8x9での取り組みについて次の通り対策いたしております。
ご確認くださいますよう、よろしくお願いいたします。
https://sites.google.com/view/soe202101/
初級Ⅰコース
《レッスン内容》
今月は8x9Craft(ハッククラフト)のレッスンです。はっくんスプリントという教材でプログラミングを学びました(^^)
はっくんスプリントは、テーマにそった「建築(ビルディング)」を10個置くプログラミングを行うもの。プログラムができたらレース開始です!!いっせいに実行して誰のプログラムが一番速いかを競います。
今回の建築のテーマは「正月」と「節分」で、「かどまつ」や「恵方巻き」など計8種類の建築がありました。季節感あふれる建築で見た目も楽しみながらしっかり考えてプログラミングしていました。
《狙い・成果》
決められた「建築(ビルディング)」をプログラムで作り、それを10個続けて作るためには、効率の良いプログラムを考える必要があります。
「繰り返し(LOOP)」の命令をうまく使うことと、繰り返す際に無駄のない動きで建築を行うプログラムを考えるかがポイントになります!パズル的要素もあるんですね。
最初のレースでは無駄な動きの多いプログラムを作っていた子でも、ヒントを伝えると、次のレースではより良いプログラムを作ることができるようになってきます。
みんなでプログラミング競争を何度かやる中で、効率のよいプログラムを作る考えを身につけていました。
初級Ⅱコース
《レッスン内容》
初級Ⅱクラスは12月、1月の2ヶ月間で8x9Craftを使用し、はっくん王国という教材でプログラミングを学んでいます。はっくん王国は城壁だけが立派でですが建物は一切なく中身は空っぽです。この王国を発展させるため生徒達は自身で王国に必要な物を考え、設計し、プログラミングで建造物を作成していく課題解決型のワークになっています!
2ヶ月目となる今月は、カフェや水族館、図書館にジェットコースター、素敵なログハウス、コンビニなどなど、素敵な建造物がたくさん出来上がりました(^^)
《狙い・成果》
プログラミングで作品づくりをする場合、単にプログラミングだけをするのではなく、どういう機能を持たせるべきかを決める「要件」、どういう風に作るかを決める「設計」、どういう進度で進めていくかを決める「計画」も必要です。これらが習慣化して取り組めるよう、言われてするのではなく自ら意欲的に手を動かし「自分ならこういう建物を作る!早く作りたい!」とワクワクするようゲーミフィケーションをふんだんに取り入れました(^^)
またプログラミングにおいてもただ建物を作るのではなく、壁や床などを「関数」で部品化し、「繰り返し(LOOP)」で効率良く作るトレーニングも盛り込みました。
結果、ねらい通り生徒達は、好きな建物を作るために自ら自然と「要件」「設計」「計画」をこなし、プログラミングでは「関数」「繰り返し(LOOP)」を用いて部品化・自動化を上手く活用していました。
中級Ⅰコース
《レッスン内容》
中級Ⅰは、ブロックプログラミングからテキストプログラミングに移行するために8x9Craft(言語はJavascript)を用いてインプット中心に課題を進めています。基本的に個人進捗で課題を進めていますが、途中で習熟度の確認も含めてアウトプット主体のレッスンを実施します。今月は、初級Ⅱで使用しているはっくん王国とコラボし、中級Ⅰクラスの生徒はテキストプログラミングで建築物を作成しました。
《狙い・成果》
※中級Ⅰは初級とは違い、基本的に期間毎の内容の区切りはありませんので、以下は通年の中級Ⅰ自体の狙いと成果となります。
本格的なプログラムをつくるためには、やはりテキストでのプログラミングが必須になってきます。ゲーム・アプリ・業務システム・科学技術研究・ホームページ・その他のIT技術活用やコンピューティングなどのプログラムは、それぞれの用途目的に適した英語ベースのテキストプログラミング言語でプログラミングをします。
中級Ⅰでは、将来、どのようなテキストプログラミング言語を使うことになっても対応できるような、テキストプログラミングの基礎・本質を身につけることを目標にカリキュラムを定めています。
まずは、初級のブロックプログラミングで学習したプログラム3大要素「順次処理」「繰り返し」「条件分岐」を、改めてテキストプログラミングとして学びます。8x9craftならではの「同じ目的を、違うプログラミング言語で実現」を活かして、「あ!英語(テキスト)になったからと言っても、ブロックプログラミングとプログラムの流れは変わらないのか!」という感覚をしっかりと体験します。
その後、さらに本格的なプログラミングの文法や考え方を実践を通して身につけていきますが、淡々と教科書通り的にやっていくのではなく、1つ1つ本質を捉えて問題解決に取り組むカタチになっており、1つの課題に何時間もかかることもありますが「仮説と検証」「Try&Error」をたくさん経験し、根気よく粘り強くやれば必ず問題は解決できることを身につけ、チャレンジすることを恐れない心を育んでもらえるようにしています。また、プログラミングなどの制作作業はチームワークが大事になってくることなどを伝え、コミュニケーションの大事さをプログラミングを通して学びます。これはきっと将来プログラマー以外のお仕事にも活かされていくと考えます。
中級Ⅱコース
《レッスン内容》
【オブジェクト指向プログラミング基礎】
プログラミングの考え方として様々なものがありますが、現代のプログラミング言語のほとんどに取り入れられている「オブジェクト指向」と呼ばれる考え方に基づいたプログラミング手法を学んでいます。教科書をベースに、1つ1つ技術を学び、また、ゲームの要素で実践して身につけていきます。
《狙い・成果》
【オブジェクト指向プログラミング基礎】
生徒さんが作りたいものは千差万別で使用するプログラミング言語も全員が違うため、各人が個々に新しいプログラミング言語を学習し、制作を進めており、中級Ⅰで培った技術で一定レベルで「動くプログラム」は出来ています。
ですが、さらにプロ向けレベルの「オブジェクト指向」の考え方を理解することにより、個々に新しいプログラミング言語に取り掛かる際の「見よう見まね」「なぜか動いた」と少し理解が浅くなりがちなところを、明確に理解できる素地を作ることを目指しています。
また、もちろん「考え方」は他にも沢山ありますので、まず「オブジェクト指向」の考え方を1つ理解することで、他の考え方が必要になった時でも柔軟に受け入れられるような経験になれば、と考えております。
実際にこのレッスンが数回進んだあと、生徒さんご自身がこれまで作ってきたプログラムを振り返り、「理解が深まった」「よろしくないところが見えてきた」「そもそも考え方が間違っていた」など、自らが改善出来たと言う声も挙がってきております!
【この記事を書いた人】
大原 真希 / インストラクター及び事務スタッフ
大学卒業後、神戸の企業でシステムエンジニアとして働き、出産を機に退職。その後母親業に専念し、徐々に自宅でのプログラム請負やパートでの事務職を経験する。現在は大学で派遣スタッフとして働く傍ら、「キッズプログラミングスクール8x9(ハック)」でのインストラクター兼事務スタッフとして働く。プログラミング、データ加工、業務効率化が好き。Excel、SpreadSheetが得意分野。