龍に出会うにはどうしたらいいか?
龍のお話し。
こんにちは、神主の誠徳です。
日本古代の
龍の、信仰。
龍は肉眼で、
はっきりと、見えるものというよりも、
心の眼で観るもの(こころのめでみる)
つまり、
感じるものなのです。
龍というのは、
自然のエネルギーとか、
天気を司る(つかさどる)神様や、
水を司る神様とかというふうに、
感じることが、一番大切なのです。
では、
古代の日本の人々は
龍をどうのように捉えてたのか?
もともと、
龍のような、
厳しくも温かい、
自然の
エネルギーそのものが、神様で
そして、
それが龍のようなものとして、
日本人には、概念として、
親しみはあったのですが、
それが、
いまの「龍」
というネーミングではなかったのです。
タカオカミノカミとか
クラオカミノカミとか
そうゆう名前がついていました。
名前があった。
そして、龍として
イメージが、確固たるものになったのが、
おそらく、
平安朝のころ。
であるから、
龍は、名前が大切でもなく、
お姿が、大切ということでもなく、
自然のエネルギーとして、
感じることが、
龍を身近に感じやす、
そして、
捉えやすくなるのです。
古代の、日本人は、
それをよく知っていたということです。
ネーミングと
姿の、イメージは、
中国から龍のイメージが、
入ってきて、ちょうど
マッチングしたということだけのはなし。
で
中国から龍が入る前より
龍の姿は捉えなくとも、
龍を感じていた古代日本人の
価値観、センス、感受性というのはすごいなと
思います。
どうやって、
その姿のイメージがひろがったかというと、
それは、
龍の、絵画なのです、
多くの日本画家が、
龍を描くことに挑戦してきました。
絵と龍については、
次回にしましょう。
ではまた。
参考図書
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