「清濁併せ吞む」あえてグレーゾーンにいるという選択
しばらくの間、とても悩んでいたことがありました。
「これは、絶対にこうなんだ!!」
というガチガチの信念を抱えた人たちに大勢出会って、そのたびに挫けそうになっていたんです。
でも、世の中の人すべてに当てはまる「絶対」なんて、そうそうないと思うんですね。
そう――世の中って、じゃんけんみたいなものなんじゃないかな?
「じゃんけん」って、すごいなって思うんです。
グーも、チョキも、パーも、どれかが唯一最強なんてことはありません。
ちゃんと自分より強い相手も、弱い相手もある。
それぞれが輪になってエネルギーが廻っています。
誰かにとって最適のものが、別の人にとっては全然適さないことって、たくさんある。
誰かが・何かが 唯一絶対なのではなくて、
それぞれ相互に関わり合って影響し合っているし、生きているんだと思うのです。
でも、逆にもしそれを強く主張してしまえば、私も彼らと同じになってしまうしなあ……と、
堂々巡りのループにはまり込んで抜け出せなくなっていました。
今、それを拒否もしない代わりに受け取りもしないという選択をして、
やっと、何とか自分を取り戻せたような気がします。
白でも黒でもない、ゼロか百かでもない。
そんなグレーゾーンという在り方を、積極的に受け入れたというところかな(笑)
これは「清濁併せ吞む」という姿勢に通じるものがあると思います。
かつては「逃げ」のような気がして曖昧なことをとても嫌っていた自分だけれど、
それって決して逃げではなくて、意志表示のための選択としてはアリかもしれないな……。
そう考えるようになったのは、
果たして私がオトナになったからでしょうか、
はたまた、トシをとったということでしょうか……? (T?T)ダラダラ……
※2012年12月に別ブログに投稿した記事を、こちらに再掲しています。
「善悪にこだわるあまり、本質を見失わないように」
清濁併せ吞むという考え方について ▼こちらの記事もぜひどうぞ!