見出し画像

あぁ、行きたい!

6月から毎週ビデオ電話で話している友人がいる。

話している内容はというと

1週間の出来事、服やメイクのこと、おすすめの本、美味しかった食べ物、行ってみたいところ、マイブーム...

他の人が聞いたらつまらないことなのかもしれないけれど、とにかく落ち着いてあれこれしゃべれるお気に入りの時間だ。


会って話すのもいいが、お互い家にいてリラックスした雰囲気でおしゃべりするのもまた、すごく良い。

家が近いわけではないから、会おうとすると体力を使うし、せっかく会えるのだからと話題も選ぶ。

だが、ビデオ電話ならしょっちゅうできるし、どんなにつまらないことでもしゃべっていい気がする。

コロナが教えてくれた、新しい素敵な時間!


そんな友人におすすめされた本が、益田ミリ 著

美しいものを見に行くツアー ひとり参加』。


本の著者の名前が、私の特別な友人の名前と似ているという点も魅力のポイントだ。笑

私はファンタジー系の本も読まないことはないが、エッセイや旅記など実際に起きたことを筆者の自然なつぶやきと共に綴っている本の方が好きだ。

この本で紹介されていたのは、益田さんが実際に参加した6つのツアー。


1. 北欧のオーロラ

2. ドイツのクリスマスマーケット

3. フランスのモンサンミッシェル

4. リオのカーニバル

5. 台湾の天燈祭

6. カナダのプリンスエドワード島


本の中ではこの順に旅が紹介されていたが、私の中でこの順番は行きたいランキングと一致する。

まずは上位3位。

オーロラを見る旅、世の中がこのような状況でなければすぐに計画を立てていただろう。

ドイツのクリスマスマーケット、ドイツに留学していた友人から話を聞いていつか絶対に行こうと決めている場所だ。

フランスのモンサンミッシェル、パリもいいけれど郊外にそびえ立つお城や聖堂を見てみたい。


残りの3つは魅力的ではあるが、実際に行くまでに私の中でハードルがあるな、と思った。

まず、リオのカーニバル。ツアーの相場は100万円だとか...しかもカーニバルは夜通しあるだなんて驚きだ。お金も体力も必要!ブラジルは事前にブラジル人の友人を作ってから行きたい。

続いて、台湾の天燈祭。憧れのディズニー映画、ラプンツェルでも出てくる場面。幻想的で美しいように思えるが、飛ばした灯篭はゴミになってどこかに浮かんでいるのではないかと、夜景を見る時もそうだけど素直に楽しめずつい現実的なことを考えてしまいそう。

そして、カナダにある『赤毛のアン』の舞台を巡る旅。赤毛のアンは小学生の頃読んでいたが、空想の世界の情景はそのまま頭の中だけでとどめておきたい。ただ、カナダに行くとしたらナイアガラの滝は必ず見たい。


そんなこんなで、海外旅行は諦めモードに入って、また狭い世界に閉じ困りそうになっていた私の心を動かしてくれた本であった。

今の気持ち:日帰りでもなんでもいい、とにかく旅に出かけよう!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?