自分らしく輝き歩んでいる、僕の身近な人をご紹介します。【Vol.01】
将来の進路に悩んでいる。
先行きがわからない世の中で、何となく時を過ごしてしまう。
そんな毎日を送っている高校生の方へ。
いつか自分と向き合う時が来たとき、この記事を思い起こしてくれたら嬉しいです。
8dori Brandingの大島です。僕が少しだけ動き始めたことで気づいたこと。それは、身近なところにたくさんの素敵な人がいること。出会いがあると、僕も刺激を受け、もっと動きたくなっていきます。そんな、僕自身が影響を受けた身近で、素敵な人たちをご紹介させていただきます。
きっと、みなさんの周りにも、気づいていない素敵な人がたくさんいると思います。今より少しだけ広く周りを見てみたら、新たな出会いと発見があるかと思っています。
ケアビューティストとして活動する新郷ひとみさん
今日ご紹介するのは、高齢者の方が何歳になってもおしゃれを楽しめるように、美容とリハビリの視点を提供し、よりキレイに、より元気になれるサポート活動をしている新郷ひとみさん。
僕が新郷さんと出会ったのは、約1年前。
さまざまな障がいや病気を持つ人たちと、『こころのバリアフリー』をめざすコミュニティ団体が発行しているフラッグシップメディア「Co-Co Life(ここライフ)☆女子部」の撮影会でした。
二人ともボランティアスタッフとして参加した撮影会。モデルさんたちやご家族の方々もみんな生き生きと素敵な表情をしていた印象が今でも強く残っています。
新郷さんは、作業療法士の国家資格を持っていて、そのスキルや経験を基に、モデルさんたちの着替えをサポートしていました。
Instagramでケアビューティ活動を知る
撮影会でした名刺交換をきっかけにInstagramで新郷さんとは繋がりました。
それをきっかけに彼女のケアビューティ活動を知ります。
埼玉県上尾市をはじめ、桶川市、北本市、さいたま市をアクティブに駆け回り、筋膜リリース、フットケア、ネイルケアなどの提供や講座を行っていました。
大きな荷物を担いで電車で移動したり、原付バイクで1日に数カ所を訪問したりしている様子がリアルに伝わってきます。
今日は施設を定期訪問、今日は街のコミュニティセンター、今日はショッピングモールなど、まさに地域に溶け込み、たくさんの高齢者の方に喜びを提供していました。
さらに、トータルケアを充実させるため、リラクゼーションスキル向上のためのアルバイトにも挑戦されていました。すごい行動力!
何歳になっても、おしゃれを楽しめるっていいな。
ケアビューティストを目指すきっかけとなったのは、大学の時の卒業研究。
「何歳になってもおしゃれを楽しむ気持ちって大事!」と思ったことが始まりだったそうです。
でも、どうしたらそんな道へ進めるかがわからず、卒業後は、地元の施設に入職し、作業療法士として忙しい毎日を送っていました。
そんなあるとき目にしたのが、「おしゃれを楽しむことを支える作業療法」という雑誌の記事。
「まさにやりたいこと!」
大学の時の想いが再び強くなった瞬間だったそうです。
それからは、いろいろ調べたり、イベントに行ったりしたそうですが、中々あと一歩が踏み出せず、どうしたものかと思う日々が続きました。
そこで再び運命を変える出会いが・・・。
のんびりしていたらあっという間に時間が過ぎるから、今のうちから将来を考えておこう!
日本初の「介護×美容」専門のプロフェッショナルスクール「介護美容研究所」に出会った新郷さん。
「勉強するだけじゃなくて、現場に出たり、コミュニティが作れたり、自分も色々行動に移せそう!」
そんな想いから早速入学したそうです。
「現場に出てたくさん経験したいし、イベントの企画もやりたい!研究もしたいな〜」
ケアビューティの勉強をしながら将来の夢が膨らんでいきます。
それまで何となくやっていたSNSも介護美容を広めるツールとして活用していくことを考えます。
コロナ禍でもオンラインの試行錯誤を繰り返し、ケアビューティサービスを提供してきたそうです。
ケアビューティまつりかを開業
2022年4月に「ケアビューティまつりか」を開業した新郷さん。「まつりか」はジャスミンの和名だそうです。さわやかな香りが好きなことから、この名前をつけたとか。
ジャスミンという名前はペルシャ語からきていて、「神様からの贈り物」という意味もあるそうです。
高齢者の方がいつまでもイキイキとする。そんな贈り物を提供するような感じも連想されてきます。
今後はもっと多くの高齢者の方にケアビューティを届けたいと言う新郷さん。
「もう、シワシワの手だからネイルなんていいよ」
そんな高齢者の方が、少しでもおしゃれを楽しむ気持ちになってくれることを願っているそうです。
動き出してみたら、数々の人や機会と出会った新郷さん。多くの人と関わることで、自分の進む先がどんどん明確になってくる。
そんな姿がとても印象的でした。