見出し画像

自分にとって新しい曲との出会い

音楽って聴いてた時の記憶と結びついてて、この曲は「大変だった仕事を思い出すな〜」「昔の恋人を思い出すな〜」なんてことがあると思います。
だけど意外とそのアーティストを知ったきっかけや聴きだしたきっかけを覚えてなかったりしない?と思って、私にとって特徴的なきっかけのある4つのアーティストにまつわるお話をしてみたいと思います。

「Yogee New Waves」を知ったきっかけ

2017年の11月、母が亡くなった。病気がわかってから半年だった。あっという間に過ぎていった時は、あっけなく、悲しいけれど、悲しいとも感じていられない日常が積み重なっていっていた。

そのときなんとなく見つけた映画、『おじいちゃん、死んじゃったって。』。別に私は映画好きってわけでもないけど、何か共感する気持ちがあればいいなと思って、岡山に住んでいたけどわざわざ東京に行って観た。

映画の内容は、正直言ってほぼ覚えていない。だけど、そこで流れていた音楽が心地よかった。何かを煽るわけでもなく、溺れさせるわけでもなく、ただなんとなく漂流していくことを許してくれるような、そんな感じがした。そこから「Yogee New Waves」を知っていった。今でも心がおさまらないときにゆるく聴いている。

「Special Favorite Music」を知ったきっかけ

2018年だったと思う。当時は和歌山に住んでおり、出張で宮崎に行ったときに、私は前入りして仕事の参考になる施設を視察しに行こうと思っていた。そうしたらあろうことか飛行機の時刻を間違えて乗り遅れたのである。関西空港から行こうと思っていたものの、なぜか焦って伊丹空港からの飛行機を取り直して行った。ただもう時間的に前入りして視察はできない。そこで次の日に行こうとしていた先輩に「私も明日一緒に行かせてください…」と頼んだら、駅から視察先までレンタカーを運転してくださった。そのときに流れていたのが「Special Favorite Music」だった。

その先輩のことは面識もあったものの、2人で過ごすのは初めてだったと思う。新たな始まりを緩やかに背中押してもらったような、そんな気分になれた。

「カネコアヤノ」を知ったきっかけ

2020年、新型コロナウイルスが蔓延しだした。だがそんな4月私は上京した。外出制限がかかり、リモートワークが続いた中で、人とのつながりが欲しいと思いだした。

恋愛をしよう。そう思ってベタなラブソングを聴きまくった(back numberや西野カナさんありがとうございます)。そして自分磨きが大事だろうと、YouTubeで「のがチャンネル」を見て毎日筋トレをした。そしてついにマッチングアプリをしようと思いたって、適当なプロフィールを入れて初めてみた(次の日にはまともなものにしてみたけど)。

マッチングアプリというのは26〜27歳が最も「いいね」が来やすいらしいが、私も例にもれず26歳だったから「いいね」がたくさんきた。私に?と思ってありがたかったからほぼ断らずに全部マッチングさせた。そしたら大変な量の連絡をすることになる。その中の誰かからカネコアヤノさんを教えてもらった。律儀にカネコアヤノさんのおすすめされた曲を聴いて返事した。

教えてくれた人の名前も職業も忘れてしまったけど元気にしているかな。

「藤井風」を聴きだしたきっかけ

「藤井風」は知ったきっかけは覚えていない。いつのまにか音楽番組で取り上げられていたのをみて知ったんだと思う。だけど音楽はあんまり聴いたことなかった。

2023年、私はうつ病の中、生きることが難しく感じていた。しんどいな、生きる意味ないな、もうどうなってもいいな、悲しいな、辛いな、誰か恨んでいるのかな、仕事もせず休職して家にいる期間は、何もできず、勇気がないから生き続けている感じがしていた。

そんなとき病院が渋谷だから、通院後にぶらっとしているときに、渋谷のセンター街で「花」が流れてるのを聴いて好きになった。ゴミゴミした街になんか私も存在していて生きてるんだなって感じた。希望のメロディーだった。

おわりに

みなさんの好きな音楽をぜひ教えてください。また新しい音楽との出会いがあるのを楽しみにしています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?