蔵書目録 5/27~29入荷分 読まずに参考サイトだけ見てください
なんと、3日連続で搬入しました。えらい。
先に言います。記事は長めなので、別に読まなくていいです。今回の蔵書の参考URLにだけ、飛んでみてください。
お願いします。何卒です。
入荷17冊目「月光少年」の参考URLです。
以上で大丈夫です。見てください。
以下は、暇な人だけどうぞ。
「カネオヤサチコ 再録集『月光少年』」
著:カネオヤサチコ
入荷17冊目。
著者のカネオヤさんにお会いしてご快諾をいただいた翌日、即、置くことになりました。
神保町の皆さんはご存じですか?カネオヤサチコさんの作品。よいこ横丁、ご存知ですか?
わたくしは幼い頃に、小さい棚に入っていたカネオヤさんちのおにいさんに出会って一目惚れしました。あんな、東京に来たての、何も知らない子どもが、あんな出会いをしてしまったら、もうお終い、そして始まりだったのです(?)…
豆本の目録でお名前は挙げましたっけ、その棚のあるギャラリー 世田谷233さんには、トイカメラ活動で先輩方に連れられて行って、トイカメラ歴とカネオヤ作品ファン歴は≒となります。“ベニー”の名を賜ったのもだいたいこの頃だと思います。(屋号の話は今度しますね)
作品が凄まじすぎて、一緒に行った誰にもカネオヤ作品の話はしないまま、グッズを買ったりもしないまま、独りで心に抱えて逃げ帰り、先生のSNSを密やかにフォローし、時々、ギャラリーに通いました。
SNSにいいねも拡散もせず、密かに見つめているうち、いつの間にか学校を出て大人になり、銀座のビルで働きだしました。
不思議なことに、そのビルの地下にあるギャラリーでもカネオヤさんがたびたび個展をされていました。が、当時の職場があくのそしきで、24時間働けますか的なアレで、元々寝ない体がもっと寝なくなり、時には流血沙汰など見ながら、あくの諜報活動に勤しみ、色々と消耗し、個展を拝めないまま足を洗ってあのビルを出てしまいました。
銀座のビルなんて、あくのそしきの1000や2000は入ってますよね。
夏になると、あくの手下時代に最もあくに手を染めていた仕事の話題が耳に入ってきて、げんなりします。
もはや一緒に住んでるぐらい、おにいさんたちの近くに居たね、貴重な経験だったね…と考えることにしています。恥の多い生涯を送って来ました。
(何の話?東京って狭いよね、命があってよかったよね、という話?…)
≈≈≈
…まあ、なんか、命があって、色々あって、みんなのおかげで、この世にはカネオヤ作品のファンが他にもたくさんいるんだなと気づいて、今までもったいなかったよねって感じで、SNSなんてもう通知設定して、いいねも拡散も即するし、作品が手に入るなら手に入れようと思うようになりました。複製原画も、原画も、買いました。
同担っているんですね、この世に。ね、良いものですね。友達と一緒に個展に行けたりするなんて。カネオヤさんに出くわして話しかけてサインをもらったりするなんて。
先日、コミティア出展のお手伝いもさせていただきました。薄い本の売り子ができるなんて。乾杯できるなんて。
生きてるとほんとに色々ありますね。大人になってみるものですね。
ありがとうございます。
絵の上手い下手なんて全然わからないわたくしが、なぜカネオヤさんの絵を特別に”素敵”と思えるのかわかりません。わからないので真面目に見つめ続けたく、皆さんのご意見も聞きたく思います。
ここでしか買えない本じゃあないですが、ここで出会ったなら、ぜひここで買ってってください。
他所さまからお取り寄せいただく場合、諸々経費が合わさって、ここと同じお値段になると思います。ここの方がお高く見えるかもですが、そうでもありません。本当です。
(オンライン販売をご利用いただく場合は、送料が上乗せされて他所さまの通販より総額が高くなってしまうので、こちらの本だけは店頭販売のみと設定しております。)(売れて、次を仕入れたら、もうちょっと高いお値段絶対にしちゃう可能性もございます。)
棚主的には全くペイできておりません、むしろ、額面上はちょっと損してます。”布教させていただく代”””あなたの分の諸経費”を少々負担してでも、布教したいんです。
こちらに関しては、お布施を払ったうえで布教して恩返しをしたいんです。
(ゆくゆくは、自分もペイする方法に移行したいです。1冊売れたら次は複数冊ずつ仕入れます。)
この棚で出会ってピンときたなら、悩んで帰ってから取り寄せる、ではなく、すぐに、この棚から、お迎えください。
時間がもったいないです。
先生の腰が低すぎて、素晴らしい作品ですよ、需要がありますよって、なかなか伝わらないんですよ。
推しおにいさんの評価が芳しくないのを耳にして、つい熱弁を振るったりしてしまうんですよ。正午にギャラリーに入ったのに、先生に話しかける隙を探しながら絵を見ていたら「閉館時間です」って声かけられたりするんですよ。(だめだよ…)
どうしたらいいの…上手く伝えられない、絵が描けないし何も産み出せない俺はもう、どうしたらいいの…
困り果てて、なんだかおこがましいですが、本棚にこちらを置かせていただくしかありませんでした。
立ち読みしていただけるよう、ブックカバーに包んで別冊をくくりつけてお出ししております。
読みたいですよね?どうぞ、読んで、そのままお迎えください。
小さい棚で繋げていただいたご縁です。
うちの小さい棚も、誰かの新しいご縁を繋ぐ場になれば幸いです。
泣けてきたうえ、失血死しそうなのでひとまずここまでとします。
買ってください。
よろしくね。
「蝉かえる(創元推理文庫)」
著:櫻田智也
入荷18冊目。
搬入翌日に売れました。すごい。
またセミの本ですね。
日本推理作家協会賞とミステリ大賞をW受賞!
輝かしい賞歴が帯に書かれておりますが、なにしろ本に詳しくないので、そういうのにはピンと来ておらず、タイトルとイラストに惹かれてジャケ買いしました。
シリーズの2作目だそうですが、1作目を飛ばしていきなりこちらからでも楽しめました。1作目は今度読みます。
短編集というのもよいですね。わたくしなどは、本を読む集中力がそんなに長く続かない方でして。(本屋やってるのに?)(すみません)
色んな虫にまつわるお話が、それぞれに楽しめて、主人公の事件への絡み方も色々で。そこはかとなく悲しくて、良いです。
1つ目がセミの話で、けっこう頭の方でセミを食べることについて書かれていたりします。セミを食べてみたいな…って思ってるので、気になります、
味が。サクサク軽い食感ですかね。パスタスナックみたいにしたらよさそうですね。(虫嫌いな人、ごめんなさい)
表紙、素敵ですよね。
なんどきなんだろう、不思議な色の空と、色んな虫と、題字もイイ感じ。
こちらの書店員さんのイラスト書評も好きです。
さっそく新刊注文してますので、入ったらまた、よろしくね。
豆本 No.0005
入荷19冊目。
No.0002をお買い上げいただきましたので、夏祭り編をまた作りました。
3枚ほど入れ替えたフジロックの写真を10枚、スマホ写真も2枚含みます。
布はユザワヤのはぎれ、の、前回とイロチ。
見返し(表紙をめくったとこ)の紙はかわいいペガサス(?)柄、フライングタイガーで165円のラッピングペーパーです。薄めなのですが使いやすく、なにしろ大量で安い。これだけで当分、No.3桁まで余裕で見返しの紙が賄えます。
豆本陳列に使っている豆ショッピングカート、蔵書目録ノートを留めてるクリップ、他、今後登場するかもしれない小道具等もフライングタイガーで買いました。
リトルプレス・ZINE祭りのフェア台に2日間並べていただきました。
豆本もZINEと認められました。
窓、作りました
角部屋(?)だし窓が欲しいですよね。
DAISOに白い窓枠があったので、頑張ってステンドグラスと景色をハメて、気づけば夜なべしてました。
景色をたまに変えていく予定です。
開けて見ていいよ。よろしくね。
「子犬の絵画史 たのしい日本美術」
も新刊で再入荷しております。(入荷16冊目。)
またよろしくね。
#わたしの本棚 #神保町 #Passage #シェア型書店 #SOLIDA
(長いのに読んでくれたし 棚主も頑張ってえらいので 2ポイント付与)